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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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12 王女様のキラキラクリスマスネイル

 月曜日なので今日はハーフムーン王国への出張ネイルの日。

 マジックバッグのおかげで荷物は少ない。

 忘れ物が無いかの確認も済ませ、万全の状態で転移されるのを待つ。

 そして時間丁度にフワッとした感覚が来てハーフムーン王国のいつもの部屋に到着。

 流石に10歳ほど見た目が若返ったので若干ざわついたが、頂いたポーションを塗った事を伝えると納得され、準備する事に。

 早速テーブルセッティングをし、今日の内容を聞く。

「本日は、これから第3王女様がいらっしゃるのでそのネイルをして頂いて、午後は魔力が30の者、50の者、80の者に同じネイルをして頂いてその変化を見たいと思います。その3人が終わった後第3王女様とのお茶会となります」

「…お茶会ですか?」

「はい。第3王女様がお土産のお返しにとの事です。こちらも仕事時間内になりますので報酬が変わることもありませんので是非ご参加下さい」

「お茶会に出られるような服装では無いかと思いますが大丈夫でしょうか…?」

「ええ問題ありません。お気になさらず」

 急遽お茶会と言われ戸惑うが、せっかくのご厚意を断るわけにはいかない。ましてや第3王女様なので断れる訳は無い。

 少し気が重いな…。

 そう思いつつ最初にネイルをする第3王女様を待つ。


 待つこと15分メイドさんと一緒に部屋に入ってきた。

「キララちゃん髪の毛どうなっているの? 私にもそれ出来る?」

 気になったのは髪の毛の様でまずそれを聞かれた。

「私の世界では美容師という髪の毛を切ったり、染める…色を付ける? そういう専門の人が居るんですよ」

「そうなのね! …キララちゃんの髪の毛をやった美容師は呼べる?」

「ど、どうなんでしょうか…?」

 チラッと毒使いさんを見ると、やってみないと分からないと言う事だった。

 この世界からはどの人がその美容師かは分からないらしく、出来るとしたら私を転移させる時に手を繋いでいれば一緒に転移をさせる事が出来るそう。

 その美容師の友達との波長が合えばその後は友達だけを呼ぶことも出来るそうだが、波長が合わない場合は私と手を繋いでいる状態なら転移させる事が出来るという事らしい。

 試すとしても今日の今日はスケジュール的に難しいので、後日ということになった。

 またその美容師が来れる時で良いとのことで、私が来る月曜日でタイミングが合う時に一度呼んでみるとの事だ。

 …多分友達は乗り気になるだろうし、予定を調整してでも来週一緒に来そうな気がする。それこそこの先ずっと月曜日を休みの日にしてこの世界に来る日にしそうだ。

 ひとまず髪の毛の事はそれで決まり、ネイルをしていく事に。

 前回やったポリッシュでのネイルはまだ付いていたのでそれのオフからだ。

 オフをしても浄化等は何も起きなかった。

 そして前回同様にウォーターケアをしてカラーリングだ。

 もちろんケアをしたら浄化されたよ。

 今回選ばれたカラーはラメが入っている赤との事。

 クリスマスの飾りも付けたいとの事でパーツを乗せる事に。

 そういえば、この王宮に来た時前回はなかったがクリスマスツリーの様な物が飾られていた。

 モミの木では無い少し黄緑色の葉の木にリボンを付けて飾られている。

 もしかしたら来年はもう少し広まるかも?

 王宮に立派なクリスマスツリーがあれば映えそうだしね。

 カラーリングが終わり、クリスマスのデコレーション。

 王女様のネイルなので気合いを入れてアクリルでエンボスのサンタさんとクリスマスツリーを作ろう。

 片手に1本ずつエンボスアートを入れ、他の指にはパーツやガラスストーンを置き、王女様のキラキラクリスマスネイルの完成だ。

 ニコニコの笑顔で大満足そうにしてくれてこちらも嬉しい。

 キッズネイルは心が浄化される気がするよ。

 お子様皆”すごーい!””キレイ!””可愛いー!”と全力で褒めてくれるしね。

 大人はそこまでのリアクションはしないからね。


 王女様のネイルが終わり、乾かし終わってお昼休憩だ。

 そうそう、前回の現物支給で貰ったお肉は何のお肉だったのか聞こう。

 牛肉っぽかったのでステーキにしたら凄く美味しかったが何のお肉だったんだろうと気になっていたのだ。

 友達は「なんのお肉か分からないのに食べたのー!?」と驚いていたが、そんなに気になる事なんだろうか? 一応しっかりと火は通したし大丈夫なのにね。

 そう思っていると配膳が終わり美味しそうなご飯が並ぶ。

 今日のメニューはローストビーフの様な塊のお肉と茹でたカラフルなじゃがいもが角切りになっている物、そしてパンと野菜スープだ。

 頂いてみると、このお肉は前回もらった物と同じお肉な気がして、ニーナさんに「このお肉は何の肉なんですか?」と聞いた。

「これはアンバーバイソンですよ。草原にいる魔物ですね」

 やっぱり牛肉系だった。美味しい牛肉って覚えておこう。

 ちなみにカラフルじゃがいもはジュエルいもというらしい。

 華やかな色味で良く料理に使われるそうだ。

 野菜スープに入っているニンジンやキャベツっぽい葉物野菜にもちゃんと名前があって、ニンジンはコーラルキャロと言い、葉物野菜はペリッジと言うらしい。

 …覚えられるかな?

 多分普通にニンジンとかじゃがいもって呼ぶだろうな。



◇用語集◇

エンボス:凹凸のある立体的な物を爪の上でアクリルパウダーとアクリルリキッドを用いて筆でモチーフなどを作る。

アクリルリキッド(液体)&アクリルパウダー(粉)を混ぜた物をミクスチュア(クリーム状)と言い筆を使い、形を作る。

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