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【プロットタイプ】貴方に興味がないんですよ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

お兄さんの仄暗いお話。ちょっと性格悪い。

同じ目線で話してくれない。

という意味がこれです。

人に興味を持たない人は、当たり前だが人と関わろうとしない。そもそも顔も合わせない。声も覚えない。面倒事を回避する為に非常に従順である。

けれどもその全肯定に甘んじて歩み寄ると、必ず地雷を踏む。そしてその後は大抵何処かへ消えてしまう。何より、其れが兄さんである。


人間が大好きで仕方がない同僚に、今日、声を掛けられた。

「君、なんでエレベーターすぐ乗らないの? 朝、見掛けたのに」

答えることさえ面倒臭くなる様な下らない問い掛けだった。其れでも此処で『言いたくない』や『秘密』なんて返すとますます突っかかられそうだから、適当に誤魔化す事にした。

「スマホ弄ってたからね。気が付かなかったんだ」

本当は狭い室内で人と会いたくないから。同僚であろうが、見知らぬ人でろうが、共に居ることが事態が面倒臭い。一緒にいること事態、精神的にあまり良い傾向とは言えない。

だから個室の中は何時も一人で居たかった。誰にも干渉されたくなかった。それ故に何時も周りに人が居ないことを見計らって乗り込むし、閉のボタン誰よりも早く押す。

「君って結構、不思議ちゃんだよな。またぼーっとしてると、乗り遅れるぞ」

彼は軽快に笑って去っていった。

何も分かって居ないんだな。ある意味平和で、幸せな事だ。そしてその思考回路は何時でも見知らぬうちに誰かの心を掻き乱す。でも此処で苛立ったら、後の自分が面倒事臭い。

そんなこんなで、今日を終えた。どうも本日は『当たる』事が多く、気疲れしてしまった。人の拘りに合わせたり、他愛のない雑談をしたり、兎に角疲れる一日だった。

そう、薄ぼんやりとしたまま家に帰ると、妹が出迎えてくれた。

「お帰り」

「あぁ……ただいま」

家に着く頃には全て淡雪のように消えてしまった。必要のない同僚との雑談も、先輩の強い拘りも、何もかもよく覚えてない。

其れは果たして興味の無さから来るものなのか、自分の心の防御反応なのか、全く分からない。

「これ……聞いていいか分からないけど、元気ないね。残業したから?」

ただ一つ言えるのは、例えこの場を離れても、妹の顔は認識出来る事だろうか?

「そう言う訳ではないけれど、荷物、部屋まで持っていってくれない?」

何、気心知れた人間は、本気になる相手はとうの昔に決めた。其れで良いじゃないか。

同じ目線で話してくれない。

という意味がこれです。


言っても分からないでしょ?

何か突っかかって来るでしょ?

『なんでそんな事言うんだよ』って。

だから君に合わせてあげるよ。

これが君の正解なんでしょ?


これが兄さんの本音。

面倒事避けに人に従順ではあるけれど、その実、しっかり相手を見下してる。

自分のことを理解してくれる人じゃないと、本音を晒して話すことさえしないんです。

精神的に疲れてしまうから、病んでしまうから。


だから最後の『誰かに甘える』という事は、『貴方に気を許してますよ』という意味の現れ。

無関心に人に自分の物を触って欲しくないタイプだと思うので。


だから創作部のガチ勢は懐に入り込んだ猛者ですね。


え、皆様、おにーたま好き……?

※作者は性格が悪いので、嫌がる顔見たさで『おにーたま』呼びします。からかってるんですよ。

あのゴミを見る目が楽しくて仕方がないんだわ。

『本気で嫌がってんなー』って。

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