表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第2話 安心してただのシスコンだから。

妹をイジメをする姉はシスコンです! 

2話を読んで頂きありがとうございます!


「新人のシギー・フィリアです。

よろしお願いします。」

今日からジュテーム家のメイドとして働く事になりました。

ジュテーム家はあまり良い噂を聞きません。

粗相の無いようにしなくては…



「ねぇ、エラ貴方(エラは可愛いから何でも似合うけど)何故そんな(ボロボロの)

ドレスを着ているのかしら?(大切にしてるの?もしもしよかったら今度一緒にドレスを選ばない?)」

「ごめんなさい。(私も一緒にドレスを選びたいです!)」 

アムール様は妹のエラ様をイジメています。

旦那様も助けもしない。

出来る事なら止めに入りたいのですが、

そんな事をすれば私どころか、家族まで危険にさらします。私にはどうする事も出来ません。

「あら、何このブローチは?(あら、これ私があげたブローチ!)」

「宝物なんです。」

「こんなのが?(ただ鉱石を掘って加工しただけの物が?)」

「『こんなの』って、、、(これはお姉様の気持ちがこもってるから。)」

「フフッ、ちゃんと見てなさい(マジック覚えたから見てて〜)」

アムール様はエラ様のブローチを床に投げて、火炎魔法を使った。

「そんな…(マジックじゃない?)」

ッ!こんなの、エラ様が可哀想すぎる!

「やめてください!エラ様のブローチを返してあげて下さい!」

今更遅いけどそれでも、エラ様の味方になりたい。

「あら、何この子?(見ない子ね新人の子?)面白い子。いいわ、たくさん可愛がってあげる。(偉い子!なんて良い子なの!?後でお茶会しましょう?!)」

「お姉様!彼女は何も関係ありません!(お茶会に誘うつもりですか?)」

「エラ、貴方は黙りなさい。(関係なくないわこんな良い子!ぜひお話したい!)」

厳重な扉の前に連れてこられた。

あぁ、私はなんて事を…どうか家族には、、、

厳重な扉が閉められた。

そうだ、エラ様は…っ!私のせいでエラ様まで

「あぁ、エラ様申し訳ありません……。」

「? 何の事でしょう?」

エラ様はキョトンとした顔で私の方を見る。

?どうゆうこと?

「ねぇ、貴方。質問いいかしら?」 

アムール様…覚悟はもう決めてます。

「紅茶は甘いのが好き?それとも甘さ控えめ?」

へっ?状況がよく分からなくなってきた、

アムール様はさっきとは違う可愛らしい笑みを浮かべて、エラ様の怯えた表情も無くなっていた。

「あ、甘さ控えめが好きです……」

何が何だか分からなくなってきた私はとりあえず質問に答える。

「そう!私達と好みが合って嬉しいわ。

早速入れてくるわね♡」

ただただ、呆然としていた私アムール様は

紅茶とお菓子を出して「どうぞ、食べて♡」

と言ってきた。

「どうゆうことですか?お二人は仲が悪いのでは?…」

「??? あぁ〜〜!そうだったわね!久しぶりの新人さんだったから、忘れてたわ!

これはね、カクカクシカジカで〜」 

アムール様の教えてくれた内容には驚きしかなかった。本当なのかな…

これは冗談で本当は仲が悪いのではないかと

思った。でも…

「あっ!お姉様ブローチ返してもらっていいですか?」

「まだ返してなかったわね。はい。ところで

どうだった?私のマジック!」

「あれは、マジックじゃなくて、ただ魔法が上手いだけだよ〜」

「褒めてくれて嬉しいわ♡今なら炎の中も突っ走れるわ!」

「突っ走らないで…」

仲睦まじい、これを見せられたら納得するしかない。

…でもよかったエラ様には味方がいて。

「ありがとうございます。私は仕事があるので、とっても美味しかったです。」

「えぇ、いつでも歓迎よ♡でもさっきの事は

お父様には言わないでね!」

「わかりました。失礼しました。」

まさか、アムー様のイジメがすべて演技だなんて、でもよかった。

そういえば、他のメイド知っているのかな?

「大丈夫だった?旦那様に何か言われてない?」

「大丈夫です。けど、その、皆さんから見たアムール様って怖いですか?」

「大丈夫。ただのシスコンだから。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ