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魔力は神の愛の中に~白い螺旋階段、紫の回廊~  作者: 田宮 謙二


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楽を履き違えるな


楽とは貴方のためにある言葉ではあるが、無難に利益を得る事ではない。


だからといって苦難を経て手に入れると単純にそう解釈する事でもない。


楽は貴方の人生のためにある言葉だ。


楽という言葉は貴方だけのものだ。



「ただいま~! 」。


ブリッジが足取り軽く修道院内に入ってきた。


「あら~! ブリッジさんおかえりなさ~い! 今日は早かったのね~! 」。


修道院にいたセブンスは笑顔でブリッジを向かい入れた。


「はい! 今日は番組の収録が早く終わったのでこの時間に帰れましたぁ~! ラッキ~! 」


満面の笑みを浮かべながら飛び跳ねるブリッジを見て、セブンスもクスクスと微笑んだ。


「ふふふっ! ブリッジさんはずっと平日は聖堂外の仕事を夜遅くまでしてましたからね~! 今日は御自分のお部屋でゆっくりしてくださいな~! 」。


「はぁ~い!そうしまぁ~す! 」。


「あっ! そうそうっ! 今、ミュージーさんがいらしてるのよ~! 」。


「え? ミュージーが? 」。


「ええ、今回も施設に物資を運んでくださったのよ~! 今も施設の方にいらっしゃるんじゃないかしら~? 」。


「へぇ~、じゃあ私も施設に行ってみよ~」。


「あ、私もそろそろ施設の方に戻らないと...」。


「...? そうなんですか? 」。


ブリッジがそう問いかけると、セブンスは笑みを浮かべながら小さく頷いた。


「今日は施設の手伝いにポンズ大学の学生様がいらっしゃっているのよ~! ちょっと用事があって修道院に戻ってたけど、そろそろ施設の方に向かわないと...。せっかくですから、ブリッジさんも一緒に向かいましょうか~! 」。


「はぁ~い! 」。


ブリッジはそう返事して、セブンスと共に修道院を出ていった。





編集後記


挿絵(By みてみん)


毎度、御愛読ありがとうございます。


作者の田宮謙二です。


休日を使ってイラストを描きました。


ちょうど七夕だったので、そんなに凝ったものは制作できなかったのですが、自分の心境を込めて描きました。


挿絵(By みてみん)


現実に打ちひしがれている真っ只中ですからね。


もう、どうにでもなれと。


何が七夕だ、と。



田宮 二郎


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