表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力は神の愛の中に~白い螺旋階段、紫の回廊~  作者: 田宮 謙二


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/61

慎重になりなさい


謙虚さと慎重さが貴方の心を助ける手段となる。


「ごちそうさまでした」。


ミュージーはそう言いながら両手を合わせ、テーブルナプキンで自身の口を拭った。


「あ、あの骨付き肉の後に出てきた特大ステーキと特大ハンバーガーも難なく平らげ、デザートのケーキもホールなのに完食してしまうとは...。ミュージー君、君は本当に恐ろしいな...」。


顔を引きつらせるカノー団長は、困惑した様子でミュージーにそう声をかけた。


「ありがとうございます、すっかりお腹いっぱいになりました」。


「そ、それは良かった...ははは」。


「...」。


マインとその付添人達はミュージーの食べっぷりに圧倒されている様子で目を丸くしていた。


「は、ははは...。レディ達もすっかり驚かれて...」。


「きゃ~!! 何てたくましい召し上がり方なんでしょう~! 」。


「本当~!! 」。


「素敵だわ~!! 」。


「男らしいわ~!! 」。


付添人達はそう声を弾ませながら顔色一つ変えないミュージーの顔を惚れ惚れと眺めていた。


「は、ははは...。見ているこっちもお腹いっぱいになってしまったよ...。本当に大食漢だね...」。


カノー団長は苦笑しながらカップに入った食後のコーヒーを口に含んだ。


「いえいえ、量的には普段からこのくらいは食べますね」。


ミュージーもコーヒーを口に含みながら淡々とした口調でカノー団長に答えた。


「は、ははは...。たまげたな...」。


(よし、食事も済んだし...もうそろそろ御開きに近い段階だろう。このまま何事も無く終わりそうで良かった)。


ミュージーはそう思いながら安堵の溜息をついた。


「...」。


ここまで、ミュージーと上手く会話ができていないマインは、依然として押し黙ったままうつむいていた。


「ちょっとっ! マインっ! ミュージーさんの御相手をしっかりなさいっ! 」。


「そうよっ! 貴方さっきから何も話をしていないじゃないっ! 」。


「貴方のお見合いなのよっ!? 」。


そんなマインの様子に痺れを切らした付添人達はそう言って急かしていた。


「えと、あの...」。


マインは恥ずかしそうに上目遣いでミュージーを見上げながら話を切り出した。


「す、好きな食べ物とかは何ですか? 」。


「僕はカレーとか丼物とかが好きですね~。結構、ボリューム感のある食べ物が好きです」。


「そ、そうなんですか...」。


「はい、マイン様はいかがですか? 」。


「えと、私は...シュークリームとか甘い物が...」。


「へぇ~、そうなんですか~」。


「え、ええ...」。


「なるほど~」。


「...」。


「...」。


ミュージーとマインのぎこちない会話は、特にそこから盛り上がる事も広がる事も無く途切れてしまった。





編集後記


挿絵(By みてみん)


毎度、御愛読ありがとうございます。


作者の田宮謙二です。


作中に挟む挿絵を制作しました。


挿絵(By みてみん)


前回の骨付き肉がミュージーに提供された時のシーンです。


結構粗めに仕上がってしまって申し訳ない。


これからも精進していきたいと思います。


この挿絵は前回の話に挿入したいと思います。


ちなみに、カノー団長の方はしっかりと描く気がもともとありませんでした。



田宮 謙二



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ