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魔力は神の愛の中に~白い螺旋階段、紫の回廊~  作者: 田宮 謙二


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31/61

魔力では人を生き返らせる事はできない


人類の命は一つだけ、その命はやがて神の下に戻る。


コメズ市内にあるメトロポリタン=コメズホテルの三十三階にあるレストラン”ウィナーズ”。


そのレストランの個室でカノーとミュージーはお見合いに関する打ち合わせをしていた。


「ふむ...マイン=クッキン御令嬢は王立ポンズ大学の学生で二十歳か。若いし清楚で御淑やか、それでいて可愛らしい今時の女の子って感じだね~」。


カノー団長はシアターの掌の上に浮かぶ四角いディスプレイに映し出されたマインの肖像画を眺めながら小さく頷いた。


「そうそう、ここに到着する前にも確認したとは思うが、マイン=クッキン御令嬢は真面目で大人しい性格みたいだから会話の流れで羽目を外し過ぎないように...って言っても、君も真面目な性格だし大丈夫だろうな。まぁ、僕が上手くサポートをするから安心したまえ~」。


「は、はぁ...」。


「パルス長官も後日改めてお見合いをすると双方の御両親に説明して無理矢理納得させたようだが、その場しのぎにしかならないだろうね~。まぁ、今日だけは長官のワガママに付き合ってくれたまえ~」。


「は、はい...」。


「それに、私もパルス長官に御願いされた身ではあるが、トミー=クッキン議長には私や父も御世話になっているからね~。しかし、パルス長官には本当に困った...ん? 」。


個室の扉を通り抜けてきた数人の兵士達が現れた。


「トミー=クッキン議長の御令嬢マイン様と御学友が到着されましたッ! 」。


「御通ししたまえ」。


「はッ! 」。


カノー団長が指示すると、兵士はそう返事して退室していった。


「さて、ミュージー少尉。今日は宜しく頼むよ~」。


「はッ! こちらこそ宜しくお願いしますッ! 」。


ミュージーとカノー団長は自身の席にスタンバイし、トミー=クッキンの御令嬢マインとその御学友がやって来るのを待つ事にした。






編集後記


挿絵(By みてみん)


毎度、御愛読ありがとうございます。


作者の田宮謙二です。


過去に名札入れを掲載しましたが、そのデザインが出てきたんで貼っときます。


挿絵(By みてみん)


こんな感じ。


田宮 謙二


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