表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力は神の愛の中に~白い螺旋階段、紫の回廊~  作者: 田宮 謙二


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/61

迷い、惑わされそうになった時は瞳を閉じなさい


神が貴方の前に現れます。


貴方の訴えに神が答えるでしょう。



「な、何で僕まで舞台の方へ行かなくちゃいけないんだよ…」。


「関係者以外立入禁止の場所でも何が起きるか分からないでしょ? 目的地までちゃんと誘導してよね? 」。


「ゆ、誘導って...。君が僕の手を引っ張りながら先を歩いてるじゃないか」。


「もうっ! 細かい事はいいのっ! 」。


「何だよ、それ...」。


ミュージーとブリッジがそんなやり取りをしながら舞台袖の方までやって来ると、ちょうど大柄な修道女のコブシと数人の修道女達が舞台からけているところであった。


「お疲れ~! みんな~! 」。


ブリッジは出番を終えた修道女達を笑顔で迎え入れた。


「ミュージー君もおったんか~」。


「あ、コブシさんもコンサートに参加していたんですか? 」。


「せやで~、ミュージー君にも見せたかったわ~。私の名演技~」。


「へぇ~、どんな役だったんですか? 」。


「立木」。


「...え? 」。


ミュージーは眉をひそめてコブシさんにそう聞き返した。


「立木やで~」。


「立木って...あの植物の? 」。


「せやで~」。


「...」。


「ブリッジさぁ~ん! スタンバイお願いしまぁ~す! 」。


ミュージーとコブシの間に妙な空気が流れていた時、スタッフがブリッジにそう声をかけていた。


「あっ! はぁ~い! 」。


ブリッジがスタッフのいる場所へ向かおうとした時...。


「あっ...! そうだっ! 」。


ブリッジは慌てた様子でミュージーとコブシの方へ引き返してきた。


「ミュージーっ! グローブ外してっ! 片手だけで良いからっ! 」。


「...え? グローブ? 」。


「早くっ! 早くっ! 」。


「わ、分かったって...」。


ブリッジに急かされたミュージーは防具であるチェーン式のグローブを外して右手を差し出した。


「...」。


そして、ブリッジは素手となったミュージーの右手を自身の両手で優しく包み込み、そのまま両目を閉じて一言も話さずその場に佇んだ。


「...? 」。


そんなブリッジに対し、ミュージーは不思議そうな様子で小首を傾げていた。


「よしっ! これで大丈夫っ! それじゃあみんなっ! 行ってくるねっ! 」。


ブリッジはそう言い残して栗色の長い髪をなびかせながら、眩しい照明の光が降り注ぐ舞台に向かって走り去っていった。


「...何だ? アイツ? 」。


「ミュージー君は、ホンマ乙女心が分かってへんなぁ~」。


頭上にクエスチョンマークを浮かべて呆気に取られているミュージーに対し、コブシは呆れた表情を浮かべながらそう言って肩をすくめた。





編集後記


挿絵(By みてみん)


毎度、御愛読ありがとうございます。


作者の田宮謙二です。


毎回は厳しいですが、この編集後記にもちょっと描いたイラストを貼ろうかなと考えております。


ただ、時間が限られている上にこうして執筆活動もしてる関係でイラストの方は頻繁に作れないですが、ペースとかを考えて描いていこうかなと思います。


今後ともよろしくお願い致します。



田宮 謙二



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ