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趣味のお店を半分本気半分冗談で全力経営しているおはなし。


何が悲しくてむさ苦しいの相手にしなきゃならんのだ!


というこの商いの常識を切り捨てた経営方針だが不思議と客にならない男どもの支持は意外に高い。


遠方でしか手に入らない希少な素材であろうが、未踏破ダンジョンの深層域に探しに行けば有るかも的な素材も、火口から出てこないエレメンタルなドラゴン的存在の棲む領域の素材や、はたまた深海の素材までもが店主が欲しがってると噂が流れると冒険者(♂)や騎士団員(♂)の皆さんが東奔西走して探してきてくれる。

(ていうか剣と魔法のファンタジー世界で深海の素材どうやったんだろうね…)



しかもこの店主の恐ろしいところが戦闘職では圧倒的多数の男性を切り捨てるだけじゃなく、さらに客をオッパイで選ぶという(厳密に言うと巨腹の上にあるのはオッパイじゃなくてタダノムネデースという事らしい)大英断?を下した為に客が少ないにも関わらず複数の美少年従業員がいる。

……

どうやらそれは顧客サービスらしい。




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