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秘術の話。

今回は、設定というか説明の話となっております。

後書きにざっくりした説明を付け加えておきますので、最悪読み飛ばしていただいても大丈夫です。

よろしくお願いいたします。

 ハナとの修行は、早速今日から始まることになった。


「とりあえず、ある程度秘術が使えるようになるまでは、冒険者活動は無しで修行に集中ね。」

「はい。」

「じゃあまずは、簡単に魔法と秘術の違いを説明するわ。」

「はい。」

「まず、魔法も秘術も自分の体の中にある魔力を使う点では同じだわ。それで、違いと言ってもイメージでしか伝えられないんだけど、まず魔法も秘術も属性と言われるようなものがあると思うんだけど、それを色で考えてほしいの。例えば、火を使う属性なら赤色とか、水属性なら青とかね。そう考えると、人間が生まれた時の魔力は、だいたいみんな無色なの。そこから、魔法を使うことで、その魔力が使った属性の色に染まっていく。そうして、同じ属性の魔法を使い続けると、その属性の色が濃くなり、威力や操作性が上がっていく。その一方で、あまり使ってこなかった属性は、上達しずらくなってしまったり、使えなくなってしまったりするの。だから、魔法を使い始めるのは、10歳を超えたあたりの、自分の将来性を少しは考えられるようになってからがいいというのが、常識になってるわ。まあ中には、もともと苦手な属性がある人や、逆にあんまり練習しなくても使い続けられるから、最終的にたくさんの属性を使いこなせる人とか、個人差はあるんだけどね。それでも、メイみたく最初からどの属性も使えないっていうのは珍しいんだけどね。…これまでの魔法の説明は大丈夫?」

「…はい。だいじょぶ、です。」

「よろしい。じゃあ秘術の説明をするわね。魔法とは違って、私たちが使っている秘術というのは、魔力を一回一回練り直して使う感じね。さっきの色のイメージで言うと、秘術の場合、普段は無色の状態の魔力を、術を使うたびに使いたい色に染めて、術を発動する。そして、使い終わったらその魔力をまた無色の状態に戻しておく、って感じかしら。…どう?なんとなくわかった?」

「…なんとなく、でも、それなら、みんな秘術を、使えばいいんじゃ?」

「んー、まあ秘術って言うくらいだから、あんまり広まってないってのもあるんだけど、魔法は扱い慣れてくると自分の思った通りに操ることもできるし、魔力がある限り連続で使うこともできるんだけど、秘術の場合、型というかこの技はこういう形で発動するっていうのがある程度決まってるから自由度が少ないのと、秘術を使った後に魔力を無色に戻さないといけないっていう時間が必要だから、使い勝手が少し悪いんだよね。」

「…なるほど。…でも、私にできるの、ですか?」

「シンゾーからの話だと、大丈夫って聞いてるわ!それと初めに言っておくけど、私たちの秘術には、決定力がないから、結局は自分の剣術とかで、物理的にモンスターを倒す必要があるっていうことと、秘術であるから許可なく他人に教えてはダメよ。もし、教えてるのを見つけたら、うちの国の秘密部隊に殺されると思っておいてね。それでも良いっていうならこれから修行に入るけど、心の準備は大丈夫?」

「はい。よろしくお願いします。」 


 そんなわけで、ハナとメイの修行が始まるのであった。

魔法と秘術の違い


魔法 得意な属性を極めていく(たいてい1.2属性)

   極まっていくと他が何故か使えなくなっていく。

   自由度が高い


秘術 全属性をいつまでも使える

   型が決まっていて、自由度はほとんど無い

   クールタイムのようなものが必要


というような感じでしょうか?

正直、メイは全属性を使えるようになるよってことだけ覚えておいていただければと思います!

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