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猫勇者なのだニャン!  作者: Kana
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猫勇者

「にゃーにゃーにゃー」


クフフ。 私は猫だよ。 それもとてもかわいいねこだ。


名前はシャンプーで今年3歳になった。 ここで簡単に自慢することにしよう。


この柔らかくてきれいでオレンジ色に覆われた私の毛!


完璧にナイスを誇る短くて優雅な私の足!


触ると可愛らしくてほやほやしそうな私のこの足の裏!


そっとそっとそっと動いてすべてを魅了する私の尻尾!


くふふ。とても完璧な体つきを誇っている私です。 それに加えて、そのような私にとって非常に特別な能力もある。


人間の言葉を理解する能力を持っているということ。


どうだ, たいしたことじゃないか これは猫の神から授かった祝福だよ、アメンニャン!


ところがそんな堅物な猫であることは確かだが、ここで致命的な欠点もあるのだ。


人の言葉は理解できるが、それを口で表現することはできない。 言葉ではまともに真似できないという意味だ。


「にゃにゃにゃにゃにゃにゃん!」


話すことさえできれば、私は完璧な野良猫になって街を征服できたのに! 残念、残念!


それでも致命的なものがあるが、この祝福を受けたのは、それこそ幸運と言える。


野良猫である私は孤独な都市で暮らすにはもってこいの能力だった。 苦悩を絞り出して餌を探すのは本当に軽いことで、あちらこちらによく避けるため、他の猫とこれといった摩擦も起きなかった。


祝福を受ける前の私はただ平凡な猫に過ぎなかったのだから、この能力は完全無欠な一手なのだ。


「ニャン?」


そんな私が今日も相変わらず食べ物を求めて道をさ迷っていた。


さすがシャンプーはラッキーだぜに優れていて、ちょうどここに歩いてくる2人の女子学生を見つけることができた。


少し前に学校が終わって下校する女学生たちだった.


ニャハハハ! これはどういうお餅なんだ? 今日はごみ箱を漁る必要はなさそうだね。


人間なんかがこの愛猫を見ても邪険に過ぎることはあるまい。


よし, 私に食べ物を捧げる機会を与えるようにする!


よだれを垂らした私は急いでそっちの方へ走った.


タダダッ!


「きゃあああ!これ見て! この猫かわいくない? "


「うん、かわいいけど、近くで見るとちょっと汚いね。 汚いばい菌を移すようだ。 "


女子生徒たちは、私が駆けつけてくるのを見て、たちまち目を輝かせる。


彼らが何と言っているのかだいたいわかったが、それよりも餌が優先で、すぐに高潔な声で泣いた。


「ニャアン!ニャアアアン! "


これはえさをくれという合図だ。 早く私の可愛さに陥落して食べ物を出せ! という意味だ。


当然、女子生徒らが猫の話を聞き取れるはずがない。 そのためか、表情が暗い女子生徒の方は、ただ手招きするのに余念がなかった。


「なんでこんなにににゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃー "


「それよりも、ずっと泣いているんだけど、おなかがすいたみたい。 "


今になって言うことが分かるの? 本当にバカなやつだね!


この方法は使わないようにしたが, 仕方なく私の必殺技を見せてやる.


そのようにして私はこぢんまりとした髪で女子学生の足に向かってブーブーブラシをかけた.


" ヒイッ! 何してんだ! 汚い、あっち行って、シュンシュン! "


まぁ…何が!


真っ青になった女子学生は気持ち悪そうに後退した。


その動きを見てわたしはショックを受けた. かわいい猫が嫌いな人はいない。


断然そんなはずがないと思ったが、女子生徒の行動に無意識的に気後れした。


普段からよく洗っていたら、このような結果は出なかったはず」と、自分を無心に叱責した。


いや、違う。 あいつの頭がどうしたんだい


私は何もしていないんだ! そりゃあ、俺は偉大な猫だから、クフフ!


あ、そうだ! 今日食べようと買った缶詰があるんだけど、この猫にあげようか。 "


ああ, 正にそれだ 人間!


あなたが食べるのではなく、私が食べるのだ。 早く出せ。


女学生はかばんの中に何かを引っ掻き回しながらやがてぺちゃんこになった丸いものを取り出した.


さあ、これ食べて! "


それから缶詰のふたを開けて私にくれた.


缶詰の中身を見た途端,よだれを垂らした. ウヒョオオッ!真っ赤なのが本当においしそう!


お疲れ様、人間! もうあっちに行ってもいいよ。


おい、これ猫が食べてもいい食べ物なの? "


「いいんじゃないか。 どうせ同じマグロなのに。 "


「ああ、私はわからない。 勝手に対処するだろう。 "


女子生徒たちは、わけの分からない言葉を残してすぐに立ち去った。


「ニャンニャン!」


フフフ!バカたちは消えたからもう私だけの時間になったのだ! よし、よし。 順調だね~。


ちょうどお腹がすいてうなっていたところだったのに、それこそ完璧な横取りだね!


じゃいただきます!


もぐもぐ、モグモグ···うん?


「ニャアアアアン!?」 "


トェトェトェ!これは何だろう? 実際に変な感じがした。


口と舌がとてもひりひりし,中はむかむかしてあまり気分がよくなかった.


いったい…えっ!


まさかこの中で毒を入れたのではないだろう? なんとなく、いつものマグロが真っ赤だと思った。


私は人間の言葉も理解するが, ハングルも読める天才猫だ.


それですぐ缶詰に書いてある字を見ると「唐辛子マグロ」と書いてあった。


オーマイガー! 唐辛子マグロって一体何?


初めて聞いたような言葉だったが、ふと思い出してとうがらしが何か思い出す。


そうしているうちに、私の脳裏を何かしら見た。


" !! "


街をさまよっていたところ、確かに人間たちの言うことを拾った。


唐辛子とは辛くて涙、鼻水をすする死の食べ物だという。


やっぱ!やっぱ毒だった!


こんなに可愛い私を毒殺しようとしたに違いない。


敢えて私に毒を与えるなんて、この恥辱はいつか返してくれるぞ!


「にゃんにゃんにゃん!にゃんにゃんにゃんにゃんにゃん!」 "


さっさっと!私怒ったぞ!


今隅にある路地で壁を打ちながら怒りをぶちまけているところだ。


にゃん、絶対容赦できない!


いつかその人間たちにまた会えばすぐ前でウンチを晴らす! 覚悟しろと言うのか!


唐辛子は毒、赤も毒!


頭の中でそう認識し、これから絶対にやられないと誓う。


" ...... "


ぐうぐう(と)


それより腹が減った。 余計な腹いせをしたらもっと腹がへった.


おのずと涙がにじむ.


ダメ、こうしたらダメなのに......このまま死にたくないのに.....


お腹がすいた状態で死にたくない。 どうせなら、おいしいものを思う存分食べて、お腹いっぱい死にたかった。


" !! "


ところが、その瞬間、意外にも私は走っていくネズミを見つけた。


ネズミは鈍感らしく、私が近くにいることも知らない。 さっさとどこかへ駆けて行く.


良かった、バカでよかった。 それならこれは……絶好のチャンスだ!


あれでも食べるのだ!


私はそう思って、走っていくネズミを追いかけながら、静かに機会をうかがっていた。


" ニャオン..... ウプ! "


え!ダメ!


危うくネズミに見つかるところだった。


興奮のあまり思わず声を出してしまった.


しんとしてるようにじっとしていなきゃ。。何言ってんだよ、私は猫なんだ!


それよりもついにネズミの方が、人里離れた道で立ち止まった。


どこかを探し回ってきょろきょろしているところだ。


クフフ、バカな奴、捕まえたな! 混んでる道に入るなんて!


素直にこの体の養分になれ……!


「にゃあん?」


いや、でも···。 なんで急に足が動かなくなるんだろう?


足だけでなく体も尻尾も全部動かない. 実に困った場合だ。


一体何だろう?


うーん、まるで麻酔されたようなこの感じは何だろうか。 マチが麻酔...ククク.....


「ニャン?」


危急な状況にもかかわらず、ギャグを言った自分自身が情けないと思い、ため息をついた。


この馬鹿、ギャグを言っている場合じゃないんだから! この状況を見ろ!


これ見よがしに食べ物があるのに、それを拾って食べることもできないんだから。


私はとてももどかしかった。 急に動かなくなって頭が狂いそうだった.


ニャアア.....


どうして体が動かせないんだ.....


不思議で首をかしげたかったのに、やっぱり思い通りにならない。


そこで一つ、見当をつけてみる。


そう、唐辛子マグロを食べてまひになったに違いない。 絶対だ!


唐辛子マグロのためだと判断した私は歯を食いしばった。


この惡い奴ら! まさか猫暗殺者だったんだな。 ニャンギラル!


「うわぁ!」


ふとおかしい感じがして下をちらっと見る.


そこにはチョークで描いたような幾何学的な絵が刻まれていた。


え、何だろう?何の絵だろう?


初めて見る絵だった。 しかし、絵というにはあまりにも曖昧だ。


文様と見るのがよさそうだった。


で、そんなものがどうして私の足元に描かれているの?


何が何だかわからないが、なんとなく腹が立つ。


おい, 死ぬつもりか. お前だよね?お前が僕を邪魔したんだよね?


おい!おい!


文様が答えるはずがない それでもストレス解消のためには何でも腹いせをしなければならないものだ。


そう考えていた時だった。


その瞬間、文様が急にまぶしく輝く。 私の目は自然に閉じた。


「ニャアアアン? "


あれ?あれ?


死にそうだと直感した私はすぐ涙ぐむ。


僕……本当に死ぬんですか? そういうことですか?


あ、ダメ!!!!!!!!!!!!!!!


そのように私は奇妙な模様と突然の光によってこの世から消えた.

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