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261.本部へ

いつもご愛読、ありがとうございます!

本日も告知がありますので、是非後書きまで読んでいただけますと嬉しいです!


「あ、しーちゃん!」


「おう、ようやく来たか」


 あれから俺たちは無事本部までたどり着くことが出来た。

 本部に着くと、門の前にリーフとユーグがいた。


「悪い。遅くなった……」


「大丈夫! リベルカさんにはもう伝わっているから。それよりも怪我無い?」


「大丈夫だ。その様子を見ると状況を伝わっているみたいだな」


「軍の人間が何人か派遣されていったから。大まかにはね」


「んで、襲われたってのは聞いたが誰にやられたんだ?」


 ユーグが聞いてきたので、俺は道中あったことを簡潔に話した。

 すると二人の顔が急に険しく変わった。


「黒ローブの集団か……連中、暴れまくっているみたいだな」


「連中? 何か知っているのか?」


「ああ……話したいの山々なんだが、今は会議が優先だ。とりあえず団長室へ行こう」


 それはごもっともである。

 気にはなるが、とりあえず俺はユーグたちと共に団長室へと向かうことに。

 すると、


「あ、シオンさん。こんばんは!」


 見覚えのある少女が団長室の前にいた。


「リラちゃん、こんばんは」


 返答すると、リラちゃんはすかさずユーグとリーフにも敬礼をして挨拶を交わした。

 こういうところを見ると、彼女が本当に勇者なのだと改めて感じた。


「リラちゃんも会議に召集されたんだね」


「はい。こう見えても上級士官ですので!」


「ということは、Sランク勇者なのか……」


「彼女はその中でも指折りの実力者だよ。特務工作連隊所属という肩書も持っているからね」


 ユーグが説明を加えた。

 特務部隊というと軍内でも指折りのエリート集団が集う部隊だ。


 その中の工作部は、所謂諜報活動や暗殺といった暗部の仕事をやっている部隊である。

 年齢に比例しないとんでも経歴ではあるが、彼女の実力と潜在能力からすると妥当だろう。


 故にあまり驚きはなかった。


「なるほど。どうりで強かったわけだ」


「強いだなんて、滅相もないです! それよりもシオンさんがあの伝説の勇者として名高いシオン・ハルバートさんご本人だったことに驚きました! 初めてお名前をお聞きした時にまさかとは思っていましたが……」


 リラちゃんが目を輝かせながら俺を見てくる。


「大袈裟だよ。昔の話だし……」


 今の俺の本業は勇者ですらないしな……


「それほど、お前が特別な存在だってことだ。実際お前は異次元だったしな」


「そう……だろうか」


 確かに功績に関しては、群を抜いていたのだと思う。

 俺もそれは感じていたし、自分の力がこれほど貢献できるとも思ってなかった。


 ただ、勇者時代は最後があんな感じで終わってしまったからな。

 もちろんいい思い出もあったが、締めくくりが悪いと良い思い出として残らないのが人の心というものだ。


 終わり良ければ総て良しという言葉があるが、それはつまり逆も然りということなのである。


「でも驚いたよ。二人って知り合いだったんだね」


「ああ、前にちょっと――」


「はい! 私はシオンさんに身も心も捧げると誓ったので、知り合い以上の関係ですね!」


「……え」「……っっ!?」「oh……!」


 リーフの質問に答えようとした時に、隙間を縫うようにリラちゃんが答えた。

 いや、答えてしまったということが正しいか。


 そして何故かユーグがニヤニヤと笑っている。


「しーちゃん……?」


 だがそれどころではない。

 リーフの表情は段々と険しくなっていき、笑っていない目は既に俺を捉えていたのだから。


「いや、これには深いワケが……!」


 この後、俺は軽蔑な眼差しを向けてくる幼馴染に烈火のごとく弁解をするのだった。

本話も読んでいただき、ありがとうございました!!


お馴染みの更新報告になります!

現在comicブースト様にて連載中の『俺の冴えない幼馴染がSランク勇者になっていた件』の第29話が本日更新されました!


今回は2章のなかでもアクションシーンに重きを置いた内容になっております!

コミカライズ版ならではの迫力あるシーンが多く描かれた1話になっておりますので、是非読んでみてください!

今回は特にカッコいい仕上がりになっていますので、必見です!!


また、本作のコミックス1、2巻、3巻そして最新刊の4巻が現在発売中ですのでこちらも是非、宜しくお願い致します!


下記に作品ページに直接行けるリンクを張っておきますので、まだ未読の方は是非読んでみてください!!


今後とも本作品を何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m


コミカライズURL:https://comic-boost.com/series/322

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