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TS吸血鬼リーシャちゃん!  作者: 1234
カガリ·ユーナ編
4/39

Ⅳ. 迷宮があったから潜りたい

名前    未設定

性別    ♀

年齢    9

種族    吸血鬼清楚

職業    無職

レベル   21

生命力   100/100

魔力    100/100

攻撃力   100

魔法    波動拳モドキ

魔法適正  基本全属性

      +α

固有スキル 日本安心楽々パック!これであなたも日光浴ができる!

      超再生Lv1

スキル   鑑定Lv5

      生活Lv1

      成長促進《超》Lv1

      精神耐性Lv10

      苦痛耐性Lv10

      空腹耐性Lv10

      スキル取得Lv1


 これが俺の今のところのステータスだ。

 熊さんは強かった。あれ一体だけでレベルが20も上がるくらいには。


 さて、ステータスで名前が未設定とあるが、その通りこの世界の俺にはまだ名前がないらしい。

 なんと名付けたものだろうか。俺は一つの名前を思い浮かべた。


 「リーシャにしよう」


 パッパパパー、名前がリーシャになった!


 何故リーシャなのか、特に理由はない。前にネトゲで使っていたキャラの名前だっただけだ。


♦♦♦


 森を抜けようと歩みを進めていると、不思議なものを見つけた。

 大きな穴だった。

 ぽっかりと空いた中はがらんどうで、一見ただの洞窟に見えるかもしれない。

 しかし俺は気づいた、その洞窟の表面が妙に滑らかだということに。


 「ああ、あれか、ダンジョンってやつか」


 何故そう思ったのか、根拠などはどこにもない。リーシャの脳みそは前世のころから、理解しやすいテンプレなものを好む傾向があったから、それの影響かもしれない。


 「じゃあ、入ってみるか」


 リーシャは軽率な人間であった。行動に付きまとうリスクという物が全く理解できない、想像できない人種なのである。


 「暗いなあ、腹が減った」


 暗闇を歩くリーシャは非常に暢気なことを考えていた。正真の間抜けである。


 「きしゃああああああ!」

 「うわっ、なんだ!?」

 ぶちゅ

 「手になんか変なもんがついた」


 しかしそんなリーシャにはそんな間抜けで救えない一面を覆すだけのチートじみた能力があった。

 リーシャは馬鹿なので、今手のひらで潰してしまった生き物がレベル10のガーゴイルであったことも理解していなかった。


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