【エッセイ短編】看護師の叔母が言った『精神疾患患者の話が面白いよ』の件について
ですます調とか、そう言ったものは意識してないので語尾が乱雑で色々と混在してます。
気になる方がいらっしゃると思って予めのアナウンスです。
私は体調が悪くなって6年経ちました。(2025年12月現在)
30歳あたりで医師に言われた病名は精神疾患の病名でした。
精神疾患って、心の弱い人間が掛かると言う誰かの心無い、そしてハッキリ言うが知識もない人間が言った言葉が割と一般的に広まっていると私は考えてる。
だからこそ、私は今も隠して生きてます。
去年辺りに叔母から言われたタイトルの言葉。叔母は看護師だ。そんな叔母に憧れや、まぁなんか色々その辺は知らないが、叔母の娘。つまり私の従姉妹もここで看護師として働いている。
去年の段階では、まだ学生で、研修で病院にいたらしい。
「今、◯◯が病院に研修で行ってるんだけど、精神科医なんだって。精神疾患の人の話を聞くと面白いって言ってたよ」
どう言う意味だ?と思った。精神疾患って沢山あるし、しかも世間的には印象は良くない。と、私は思っている。なんたって、「言ってる事おかしい、頭おかしい」と言うワードを良く耳にして生きてきたからだ。
だから、ここで言う『面白い』は、話術が長けてて面白おかしく話をできる人ではなく
【頭のおかしい事を言っている人が沢山いる】
と、私は捉えてしまったのです。
なんたって、ずっと仕事してた私が体調不良からどんどん体を壊して、信じられないくらいの症状を経験、体験したんです。
自分でも、なぜそんな思考に陥るのか?なぜそんな事が怖いと感じるのか?なぜそんなことに腹を立てるのか?色々です。
私、有名企業、会社の重役の方や著名人の方もお相手する仕事してました。人が何を欲してるか、今どうすれば良いか、立地を考えて、時間を考えて、鉢合わせを回避して、週刊誌を警戒して。(警察や水商売ではありません)
それなりに仕事して、矢面に立ち、人の盾になり、怒鳴られ、寝てなくても、休めなくても、体を引きずってても、仕事してました。
慣れなのか、麻痺なのか、『恐怖』を感じる事が無くなりました。
それが、ふと体調を崩し、色んなことが出来なくなったり、感覚がわからなくなる。
当たり前に出来てた事が当然出来なくなると、人間ってわからなくて恐怖が出てくるんです。まぁ、出てこない人もいるでしょうけど。
それが、自分が仕事でしてて特別出来てた事が出来なくなるのではなく
【他の人も当たり前に出来る事が出来なくなる】だから怖いのです。
しかも、人には理解できない事なんです。
私は車の運転が出来なくなりました。今は少し出来ますが、遠出はもってのほか。しかし、高校生の時から免許を取り、遠出をよくしていた私を知っている親族からしたら、体調が悪いとはいえ、事故を起こしたわけでもない、見た目になんの変化もないのに『なんで、車が運転できないの?』になるわけです。
あんなに運転してたのに?あんなに大きい車乗ってたのに?たかだか50kmの距離が運転できないの?
今は祖母の独居の介護で我が家では車の運転が出来る人が家にいなくてとんでもなく肩身の狭い思いをしてます。
『車運転しないならもう売っちゃえば?』
うるせぇな、大きなお世話だって言うんだよ。練習してまた乗るんだよ。
そう、叔母もまさか私が精神疾患にかかってるとは思わないんです。私も隠してます。普通に考えて、要介護の人間の介護を精神疾患がやってるって結構酷い話らしいですから。今はそこに本当に最近体調を崩した祖母も同居してます。
ですが、看護師に勘づかれない私も大したもんだなぁと自分で少々感心してます。だって、精神疾患だって思ったり勘付いたら周囲の愚痴なんて絶対に私に言わないでしょう?
あら、愚痴みたいなのが出てましたね。さて、何を言いたいかというと
健康な人も突然、世間一般が言っている【おかしい人】になる可能性があるという事です。
そして、健康な人には【不健康の人の気持ちがわからない】という事です。
会社にいた時、社員から電話が入った様です。
「◯◯さん、途中でお腹痛くて休んでからくるみたいです」
お局が言いました。
「はぁ?だったら休めば?」
電話を受けた人が言いました。
「少し休めば良くなるそうです」
「少し休んだくらいで良くなるなら、そんなの体調不良でもなんでもないから」
当時、私ももう体調を崩し始めており、当日突然休む事が少しずつ増えていたので、この言葉は爆弾の様に私の胸に衝撃を与えました。
自分が言われている気がしたのと同時に、
【過去、私も人に対して同じ様に思った事があったからです】
でも、それは体調が悪い本人にしかわからないんです。午前中具合悪くて出掛けられない、何も出来ないと言っていた人が、午後になって嘘の様に元気になる。
仮病か?と疑われても仕方ないと思います。実際仮病の人も居ると思います。しかし、何かしらのプレッシャーで、本当にその時間帯に具合が悪くなる人も居るんです。で、用事が案件が過ぎ去った時間になると、責任やプレッシャーなどもなくなるので本当に体調不良から本当に元気になるんです。
もう一度言います。仮病のひともいますけど、本当に体調不良になってその後本当に体調が良くなる人も居るんです。
《面白い》に関しての例え話ですけど、「かぼちゃは大好きなんですけど、ジャガイモは見るのも怖くて気持ち悪くて」と言った人がいたとしましょう。
は?え?なに?www
多分周囲はこう言ったり思いますよね。
そう、ちゃんと理由があってトラウマだかなんだかの人もいれば【本人ですら説明が出来ないけど何故か変な感覚がする、恐怖に感じる】という事があるのです。
でも、本人は真剣です。でも一般的には【ジャガイモっつったって、勝手に動くわけでも喋るわけでもないし!何が怖いの?!】とバカにされるわけです。そして、頭のおかしい認定をされるんです。
面白いんです。
そう、面白いんです。
少し人よりそれが強く出てしまっているだけなんです。周囲にいませんか?『なんでコレが嫌いなの?』って言う人。
その感覚が少数であればあるほど、聞いた事がないほど、おかしい認定をするわけです。
高所恐怖症の人からしたら、飛行機や絶叫マシーンが好きな人は頭がおかしいと思うでしょう。
ですが、乗れる人から見て、高所恐怖症の人や絶叫マシーンに乗れない人って結構いるわけです。だから、『あぁ、苦手な人なんだな』って括りに入るだけです。
正直絶叫マシーン好きな人は危機管理能力が無いと思われても仕方ないと思います。やっぱりたまに事故は起こりますからね。
あ、申し上げておきますが、私は昔は絶叫マシーンが大好きでした。体調不良で三半規管が少し鈍ってきてからはもう乗れません。
話を戻しますが、ジャガイモが怖いって人いますか?多分かなりの少数派なんですよ。だからそう言った人を見るとおかしい認定をするんです。
あぁ、健康な人だからこそこうやって色んな病気の人を相手に出来るんだろうけど、でも健康だからこそ、【面白い】って感覚になるんだなと思いました。
最初に戻りますが、叔母の言った【精神疾患の人の話が面白い】の真意はわかりません。その後あえて突っ込んで話をする時間もなかったので。
なので、伝えたかった事とは少し違ったニュアンスかもしれません。しかし、私は自分がそう言った状態になってしまったため、また、健康だった時の感覚もあるのでそう思いました。
結局、人の気持ちや感覚なんて、他人には絶対にわからないのです。
ただ、サイボーグ並みに働いていた私と、今は全然外も自由に出掛けられない私の両方を経験している私は、ある程度、多方面から物事を見れる様になったのではないかとプラスの面があります。
だから、拙いながらもこうやって文章を書けるのかなとも、感じます。
この文章を読んでくださってるあなた様は、どう思い、どこに当てはまるでしょうか。




