第一話(4)変化の兆し
私は、個人配信を終えたあと、すぐにピクチャっとでオンラインの個別トークの特典会を行った。
唯の撮影会が気になった私は雪夏と、海沿いに開設されたグラビアクイーンフェスの撮影会会場に向かった。
主催してるテレビ局は、海沿いに建設されてる為海が見えるきれいなロケーションで撮影会が出来る。
会場につくと、会場の男性のスタッフが不思議なことを言い出した。
「あの、さ、雨降ってるのか?」
私は、ふと空を見上げるけど快晴で風も心地よい。
なのに、何かが空から当たってる気がする?
まるで、
「雨の感覚だけが空から降ってるみたいな・・」
私がふと言葉を落すように言うと、一緒に来た雪夏が返した。
「何?それ?・・でも、分かる気がする。」
私のスマホの電話が鳴り出ると、電話の相手はアメリカに旅行中の私の親友からだった。
「今、ニュースで見たんだけど日本が変な光に包まれてるって、そっちは大丈夫!!!」
「え?なんの事?」
「え!?消えた??今、消えたって!!!」
その瞬間いきなり快晴から一瞬に曇り空になり小雨が降っている。
振り始めたではなくて、すでに降っていたとしか思えない状態。
「え?何が消えたの?」
「日本が消えたの!あ、ちょっと待って!!」
「え?何今度は何??」
「友達がエゼキエルってゲームに日本があるって!!!」
「訳分からないよ!!まず、日本が消えたの!?」
「あの、嫌な予感するから、私友達と‥。」
その時通話中なのに、音声が聞こえなくなってしまった。
私は、急激に不安になり空を見つめた。