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(2)大会(フェス)に向けて

「皆、今日は月野以外特典会無いから、各自ピクチャっとで特典会してね。特に、早苗は二か月やってないだろ!レーベル番組のスポンサーになってくれてるんだから、必ずやっとけよ!」


運転してくれてるマネージャーの進藤麻衣さんは、私たちに指示を出した。


ピクチャっととは、ファンとオンライン上で三分間のテレビ電話の後私たちが写真にメッセージを書いてファンに送れるオンライン特典会のことなの。


早苗は、軽いため息をつくと小声で「了解です」と返した。


「唯ちゃんは、グラビアクイーンフェスにも出るんだよね」


私は、車内の通路を挟んだ反対側に座る月野唯ちゃんに話しかけた。


唯ちゃんは、入念にバックの中を確認しては、スマホの操作を神妙な面持ちで繰り返している。


「唯、私たちのグループの代表とは昨日言ったけど全部背負い込まないようにね。私たち全員で、ブレイブアンヘルなんだから。」


リーダーの雪菜の優しい言葉に、唯は、手を止めて小さくうなずいた。目には、若干涙が浮かんでる。


「ありがとう。でも、アイドルにとってグラビアの力が大きいのは事実だから。アンヘルがこの大会クイーンズアイドルフェスで、優勝する為にも、多くの人にアンヘルを知ってもらう必要があるから!」


「月野気負いすぎだって!」


そういうと、唯の隣に座る葉月瑠璃が思いっきり唯をくすぐった。


「やめて、ねぇ、るり!」


唯は、身をかがめながら嬉しそうに笑い私たちはその二人を微笑ましく見た。


「唯は、グラビアだけを考えて大丈夫だから。大会のことは、私たちに任せて!」


私が、唯の手を握り唯が安心して集中できるように決意を込め力強く言うと。


瑠璃は、くすぐりをやめたので唯は、満面の笑みで私を見た。


「そうだよね!私、グラビア頑張るから、皆お願いね!」





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