婚約を破棄した為に破滅する皇子2
婚約を破棄した為に破滅する皇子の話の続編です。
「何で私が別宅で暮らさなければならないんだ」
フロイ子爵家に到着したスピアは別宅に案内されて、其処で暮らすように指示された。
「元皇子のスピア様に相応しい部屋は別宅にしかありません」
ファトラとは離れて暮らす事になった。
見習い執事が一人だけで、侍女が一人も居ない。
完全に冷遇されていた。
「何で私がこんな目に遭わなければならないんだ」
自業自得なのに、スピアにはその自覚が無かった。
「お引き取り下さい」
「ファトラに会いに来ただけだ」
「旦那様からスピア様を本宅には入れるなと指示されています」
「‥‥‥」
ファトラに会いに本宅を訪れたのだが、執事に門前払いされてしまった。
冷遇どころか厄介者扱いだった。
「酒でも飲むか」
居酒屋で自棄酒を飲んだ。
しかし悔しさのせいで、少しも酔えなかった。
飲み過ぎて、意識が朦朧としてしまった。
道端で眠ってしまい、目覚めたのは朝だった。
別宅に戻ったら、見習い執事から蔑むような視線を向けられた。
「カジノでも行くか」
憂さ晴らしをしようとカジノに行った。
しかしポーカーで負け続け、ルーレットでもハズレ続けた。
最後には所持金を使い果たしてしまった。
不貞腐れながら、別宅に戻った。
「カジノで負けて、所持金を使い果たしましたね。カジノへの出入りを禁止します」
カジノで負けた事が見習い執事にバレてしまい、カジノへの出入りを禁止された。
何をしても上手くいかない。
ストレスが溜まり、胃が痛くなってきた。
胃潰瘍かもしれないので、治療院で検査をしてもらった。
「胃潰瘍です。長期の治療が必要です」
やはり胃潰瘍で、長期の治療が必要だと告げられた。
当然その間は禁酒禁煙しなければならない。
絶望的な気分になってしまった。
「娼館でも行くか」
娼館で馴染みの娼婦を抱いた。
「娼館に行きましたね。夜間の外出を禁止します。もし外出したら、カジノで負けた事と娼館に行った事をフレアお嬢様と旦那様に報告します」
娼婦を抱きに娼婦に行った事も見習い執事にバレてしまい、夜間の外出を禁止されてしまった。
もし破ったら、カジノで負けた事と娼館に行った事をファトラと義父に報告すると言われた。
酒も博打も女も禁止されて、全ての楽しみを奪われてしまった。
もしかしたら第三弾があるかもしれません。




