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魔王軍四天王

本日2話目です。あんま長くないけど

「あ?」


雄偉が文字通り死にかけで、他の奴らもそれぞれさっきよりもか。彼奴等は無事、っぽいな。


【祝福の風】


魔力と闘気を送り、肉体を無理やり再生させる。これで死ぬことはないだろ。


「降りてこい!」


四天王の男が何やら叫んでる。から魔力の龍で貫く。がそれを一刀両断される


「つうかそれやめろ!落ちたら大陸が壊れるだろうが!!」


「はぁ、うざ」


パチンッ、と指を鳴らし、魔力の塊を消す。


「ハッハー!やっぱり今の魔力は見せかけだったか!オラ!」


獄炎玉ヘルフレア


(そんなことないのはわかりきってる。とりあえず今は、逃げる時間を...!)

「どこに行こうとしてるんだ?」

「ッ!?クソがぁ!!!来い!水流魅!!!」


四天王の男が誰かを呼ぶ。するとすぐにどこからか刀が飛んできて、それがだんだん人の形になる。


「はいはーい、なんですかってえ!?ちょ、これは無理っす。あの刀マジやばいんで真似できないっす!つうわけで逃げましょう!」

「無理だ。こいつからはもう逃れられん。殺すしかない」

「あ、やっぱりそっすか。なら仕方ないっすね。自分も覚悟決めるっす」

「おう、さんきゅな」


刀から、人へと変わった女と、四天王の男が覚悟を決めた様子でこちらを見る。


「おい、色々と聞きたいことはあるが、まぁ多分答えないんだろ?だから最後に、自己紹介でもしようぜ」

「いいぞ」

「さんきゅな」


そう言うと、四天王の男は女の手を握り、女はその手を握り返し、身体を歪ませる。というか変異させる。


「かつては神楽の武士として主に仕え、裏切りに会い、今の主である魔王様に救われ、人間だった肉体を捨て魔人へと至った身。現在()は魔王軍幹部にして、四天王序列第弐戒位。名を伊吹楓」

『そして楓様の刀として颯様の人間時代を生き、颯様が魔人に成るとともに付喪神に至った刀。水流魅』

「上代侑梨。」


『我、水流魅として、水流として、史上の刀へと至り、刀として、敵を滅せり』


【刀身化】


水流魅と名乗った少女は、どんどんと肉体を変異させ、一本の刀と化す。


【―閃―】

【―斬―】


【桜蓮華】

【我閃】


【居合・紅桜】

【居合・小乱れ】


【居合・流影】

【居合・雷斬】



「ッ、ハァ、ハァ、!!」

「なんだ、その程度か?」


最初に戦った時、こいつにやられたように、技には技で返した。その結果がこれか。俺のほうが遅く出したのにも関わらず、こいつは消耗し、多少のダメージも負っている。


「お、まえ、どうやって、そレほどの力を」

「別に、元々あったよ。ただ、もうめんどくさいしな。お前も、もうどうでもいいか。」


【領域・炎】


魔力で自分の周囲を覆い、領域を作り上げる。


「お前らはもう、俺には届かない」


【飛燕】


斬撃が飛んでくるが、領域に入った瞬間に溶かされる。


「おいおい、まじかよ。俺の攻撃は絶対に届かないのに、お前の攻撃は、炎の領域によって威力がまされた状態で俺に届くってわけかよ。」

「そういうことだ。だから、大人しく死ね」


【居合・炎魔】


“ガキィンッ”


【居合・純華】


高密度な炎の魔力を込めた一閃を、受け止められる。


「あ?」

「はぁ、はぁ。この程度で、終わると思うな。ゆうり」

「既に先程の攻防で相応のダメージを負っていて何を言う?」


「は、はは。俺は、なんでかかつての主に裏切られ、その後、今の魔王()に救われ、仕えている。かつての主がなんで俺を殺そうとしたのかはわからない。ただ、俺は、かつての主も、現在()魔王()とも、最後まで戦えなかった。水流魅。お前も付き合わせてすまんな」


“いえ、私は颯様の刀でいられて幸せです”


「はは、そうか。ありがとよ。はぁ、はぁ。上代侑梨。次で決めさせてもらう。俺の、俺たちの、全身全霊を持って、貴様を殺す!」


【居合・】


その技は、ふっ、いいだろう


「俺も、全身全霊を持って、貴様らを殺そう」


【居合・】


(あぁ、いつの日か、主様と、共に)


【無我】

【我閃】


〜〜〜


「あぁ、水流魅、いつかは...」


お互いの全力の技がぶつかり、周囲は砂塵と化す。最後まで立っていたのは、俺だった。


「笑いながら逝くんじゃねえよ。クソが。めんどくせえ」


おっと、ヤバいな。想定以上に消耗してる。幸いもう目に見える距離に、ソフィアがいるな。


「ソフィア、魔力切れだ。一旦、寝る」


「え、ちょっと!?大丈夫なの!?ゆうり!ゆうり!!」


騒がしいソフィアの声を聞きながら、体重を全て委ね、眠りに入る。


〜〜〜


「颯...」


その存在は、玉座に座ったまま、静かに涙を流していた。


「貴様は優秀な家臣だった。貴様の想いは忘れない...!」


俯いていた顔を上げ、その部屋に集まってる者たちを見やる。


「貴様ら、作戦は失敗だ。幹部も相当数死に、四天王である伊吹颯も死んだ。余の失態だ。作戦行動は中止にし、生きているものの救出に専念せよ。その後、すぐに部隊を再編する。」


「「ハッ!」」」


その存在の言葉に、部屋内にいるもの全てが応える。四天王が失われたことによる被害は相当高く、下手をすれば魔王軍が半壊するからであった。


「ウィレム。貴様はアエリとガイアを呼んでこい。あの者たちにもそろろ働かせなきゃなのでな。セレスディナ。貴様はすぽっちとオギュラノスを起こせ。彼奴等を暴れさせればしばらくは持つだろう。マルクス。貴様は、エクス・マキナを呼び起こしてもらう。すまんな」


「了解です陛下。行ってまいります」


ウィレムと呼ばれた軍服を纏った青年は、一度その存在に敬礼し、その部屋から出る。


「わかったよ。んじゃ行ってくる。彼奴等起こすとうるせえんだよな」


セレスディナと呼ばれたヤサグレ気味の少女は、ぶつくさ言いながら部屋を出る


「了解です、陛下。では、」


マルクスと呼ばれた少年は、少し動揺しながら部屋を出る


「命令する立場も、辛いものだな。さて」


その存在は玉座から立ち、転移の魔法を発動させ、城の最上階に移動する。


“此度の戦いは、莫大な損害がでた。幹部はほとんどが破れ、四天王もひとり死んだ。これにより、数日後に部隊の再編と、新たな四天王、幹部を決めるため、幹部会を開催する”


その存在は、魔法で魔王軍全ての存在の頭に、それだけを流し、また玉座に戻る。

しばらく燃え尽き症候群に成ると思われ。一応この後のストーリーも考えているから多分なんとかなると思うけど。区切りをつけるときに気絶落ちにしたら続きを書きやすいと思った。

あ、そうだ。その存在こと魔王だけど性別どっちがいい?俺まだ決めてないんだよね。好みでは女なんだけどただそんな無闇矢鱈に女を出す作品って俺あんま好きじゃないし。

男の場合は イメージは普通にマント着た覇気のある老兵って感じ

女の場合は 俺ロリコンだから黒髪か銀髪のロリになると思う。

誰も何も言わなかったら今後出て来るときに俺が悩んで、多分女になると思う。まぁ最終極論俺が納得すれば女にも男にも成るっていうね。


所で最近の悩みなんだけどなるって打つと予測変換が成るになってちょっと困り気味。

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