灼熱の炎陽
お久しぶりです。何故か年々楽しいことより辛いことが増え、昔、特に中学の頃の夢を見ることが増えました。ガチ辛いのでそろそろ夢日記でも書いて本格的に病んでいこうかと悩んでいます。
先日原付の免許取ったんですよ。でも別に原付持ってるわけでもないし二段階右折はよくわからなくて怖いしまだまともに運転できないから練習したいけど、その練習するための原付を持ってないという...。ぶっちゃけ取る必要あんまなかったなって後悔中...。
駆ける、空を駆ける。魔力を使い、空を走り、国から一番近い砦へ赴く。そこには確かに人とは違う見た目をした、魔物と呼ばれる姿をした存在がいる。
「まずは1つ目」
【灼熱の炎陽】
膨大な魔力を操り、砦の上空に数千度にも達しそうなほどの熱を放つ特大の火の玉を作り、落とす。
魔力の気配に気づいた者たちが他の者達に呼びかけ、避難しようとしてるのが見える。
「まぁ無駄なんだけどね」
既に炎陽を出した時点で砦の周囲数十mを魔力で囲ってある。あとはこれをどんどん縮めていって囲いの直径を炎陽と同じ長さにして、強度を増せば二次被害も出ない。デメリットは消費魔力がでかいことだけどそれも吸収すれば大丈夫だし。
とか考えてたら砦の天井に既に炎陽が届いている。あとはちょっとすれば地面に届くだろうからその瞬間に解除して、ほいっと。
「これでここは終わりか。次はここから北西に、ん?」
微弱だけど俺とは違う魔力を感じて砦があった方を見る。するとその中心に一人、全身鎧の存在が剣を構えてこちらを見据える。
「貴様、我が同胞に、いや、貴様は何者だ!?」
質問をされたので危険だけど答えやすいように近くへと降りる。
「何者と聞かれて簡単に答えれるものはそういうないと思うけど、強いて言うなら、召喚された勇者に巻き込まれたイレギュラー的な存在ってところかね」
「貴様、ふざけてるのか!」
俺の応えの何かが不満だったのか激昂しながら剣を振りかぶってる。
が、魔力で剣を囲いその場に留めさせる
「おいおい、流石にいきなりそれは酷いんじゃないか?」
「な!?」
「別に俺はふざけてなんかねえよ。俺がイレギュラー的存在なのは神共も認めなさったことだ。神の加護とやらも貰えなかったみたいだしな。で、お前は何者だ?」
「貴様、まさか...!?」
どうやら何かに気づいたらしい。何に気づいたかはしらんけど
「なんだよ」
「貴様は、異世界から召喚された勇者たち。その中のひとりの、イレギュラーな存在だな」
「だからそう言ってるだろ。ん?お前らもしかして俺たちのこと知ってたのか?」
「ああ。神からの啓示は、我々のところにも来ることがある。そこで貴様のことだけは聞いた。」
話しながらでもすぐに落ち着きを取り戻して俺に全意識を集中させてるのがわかる。意識の切り替えが早いな
「俺のことだけか。どの程度聞いたのかは気になるけど、まぁ監視されてるかもと思うと早めに潰しとくか」
“パリンッ”
「うおっ!?」
まじかよ。俺の魔力障壁破りやがった。しかも、
「おいおい、俺の魔力破るとかバケモンかよ。」
結構はええ、一閃一閃どんどん早くなってやがる
「貴様が、それを言うか。あの膨大な魔力をいともたやすく操る貴様が、は...!」
突然全身鎧の動きが鈍くなったので腹を殴る
「馬鹿が。格上相手に大きい構えは負け確だろ。」
「き、さま、なにを、した...!?」
「何って、お前周囲の生気やら魔力やらを吸い取って動く存在、アンデットのリビングアーマーとかだろ?なら簡単だ。周囲の魔力その他を吸い取れないようにして残りの魔力を全部使い切ればお前は動けなくなる。最初の魔法で既に体内のやつは使い切られてるだろうから結構楽だったよ。さて、」
【―斬―】
刀を抜き、鎧の四肢を切断する。
「お前の階級的なの教えろ。少しは指標になる」
「が、アアッ!きさま、きさまぁ!!!」
「いくら藻掻こうとしても既にお前の手足は切ったから意味ねえよ。さっさと答えろ」
「我は、魔王軍幹部第26戒位、リビングアーマーのドラン!我らが王より賜りしこの身体、失うのは悲しいが仕方ない、か。」
そう言うとドランはピタリ、と動かなくなる。
にしても26戒位、まじか。炎陽打ちまくってれば少しは楽できると思ったのに。こいつ以上があと25人と、魔王。いや、あと補佐官とかもいるんだったな。めんどくさ
「我が、同胞達よ。共に、逝こう...!」
突然ドランが何かをつぶやくと、ドランの魔力が増大する。
「今更そんな魔力を増やしたってもう手足はねえから意味ねえぞ」
既に最初に観たときより魔力が数百倍に膨れ上がってる。なのにまだ止まる気配がねえ。このままだと数秒後には暴発するだけだろ...。
【獄炎】
「ッ!?」
突然音もなく黒い炎が後ろから飛んでくる。
「舐めんなっつうの!」
黒炎を水の魔力を纏った左手で掴む、が
「うわっ!?」
消えない!?なんで!?
「ッ!?」
―ドオォォンッ!!!!!―
ドランを中心に魔力障壁の中が爆発の衝撃で満たされ、一つの人影を除いて全てが跡形もなく消え去る。
「あぶねえあぶねえ。まさか仲間の命の残滓を使った獄炎と自分の命使っての自爆の二段構えとか、まともに食らってたらやばかったかもな」
そう言い、獄炎のダメージを抑えるために切断して消し飛んだ左腕を再生する。
「次は北西に20キロ。行くか」
空中に魔力の床を作り、その上を駆ける、いや。しばらくはダメージ考えないで行くか。
魔力を、呪力を、気力を、霊力を、操れる全ての力を用いて、肉体が壊れないように限界まで強化し、足元には魔力を圧縮させ常に爆発の衝撃を推進力に変換できるようにし、全身を常に再生できるように魔力を張り巡らせ、暴発して別のところに行かないように壁を作り、足元がぶっ壊れないように限界まで地面に魔力を流し、魔力が暴発するタイミングに合わせ、
「翔ぶ!!!グッ、ヴッ、ガアああ!!」
想定以上に身体にダメージが入る。抉れたところから再生して、解けた魔力から再度組み合わせ、飛ぶ、ぶっ飛ぶ。
〜???〜
「ドランが死んだ、か。」
静寂な空間。そこに、一つの言葉が発せられるとまたたく間に衝撃が走り騒然とする。
「ドラン様が!?」
「嘘だろ!?」
「そう言えば王国への最先端の砦から定時連絡がないぞ!?」
「幹部が死ぬなんてこれまでなかったのに!?」
一気に騒がしくなった空間。その奥に鎮座する存在が片手を上げると、一気に静寂が訪れ、そのものに注目が行く
「ドランは今日、つい数分前にグラディア砦で死んだ。その時に膨大な魔力が暴発したのを感じたからおそらく自爆の可能性が高い。」
その言葉にまたもや場は騒然とするが、すぐに静かになる。
「余が感じた魔力の流れから、おそらく最初に不意打ちで砦が壊されたんだろう。そしてその時にドラン以外の同胞もな。生き残ったドランは砦を壊した者と戦い、破れたのだろう。だからこそ自爆という手段を選んだのであろうな...。」
その存在は悲しそうに話す。聞き入ってた者たちの中には啜り泣く声も聞こえる。その中で一人の者が一つ問う。
「で、では、そのドラン様と戦った者は自爆に巻き込まれて死んだのでしょうか?」
その問いに対し、応える
「いや、おそらくは生きているであろう。暴発した魔力の後、ソレよりは小さいが膨大な魔力の流れを感じた。おそらく次の目的地に向かったんだろう。北西に向かったようだ。」
その言葉を聞き、またもや場は騒然としそうになるが、その存在の横に静かに佇んでいた者が片手を挙げると、再度静寂が訪れる。
「グラディア砦の北西と言うとアンドラ砦でしょう。感じられる魔力のスピードからしてもうすぐには付きそうですが、どうされますか?」
「ふむ、考えてる暇はないな。すぐに帰還命令を出せ。向こうの転移魔法陣とこちらの転移魔法陣両方組み合わせろ。転移魔法が使えるものは直ちにアンドラ砦に向かい、避難指示とできる限りの人数を連れて戻って来い。余は身代わりで魔力をッ!?チィッ!!」
言葉を発しきる前に突然その存在が腕を振りかざし、その場の魔力の流れを全て止める
「何を!?」
数名の者が突然魔力を操れないことに驚く
「すまない。アンドラ砦は、既になくなった。」
その言葉に、その場が今までで一番騒がしくなる。
〜〜〜
数分し、落ち着きを取り戻したのか静になり、その存在に注目していた
「先程、余が言葉を発しきる寸前にグラディア砦と同質の魔力がアンドラ砦の周辺と上空に現れ、瞬く間にアンドラ砦は消えた。おそらく魔力の感じからして周辺の魔力は逃さないため、上空に表れた魔力は炎系の魔力の塊だろう。それが上空から砦に落ち、地面に到達する寸前に吸収したのだろう。」
「そしてそれを放った存在はまた直ぐに移動を始めた。とりあえずアンドラ砦から100km圏内の砦、訓練場、要塞、城、全てにこのことを伝令、避難指示を始めろ。身代わりの魔力は余が避難が始まった所から置いておく。急げ!」
投稿時間的に書き終わってすぐに投稿してます。次の話はどうするかは未定です。こういうのはメンタルに作用されるんでね。仕方ないね。
あ、【】このかっこの中は実際喋ってるわけじゃなくて、頭の中で言ってるとかそんな感じだと思ってください。ぶっちゃけ技名言うのってメリットあんまなくね?てかデメリットのほうがでかくね?でも技名とかは普通にかっこいいから出したいっていう精神からこうなりました。まぁ言う言わないは別としてあったほうが便利ってのはあるけど