37.『テイルズ・オブ』詰め合わせ・DS編
今回はDSで発売された三作品をレビューします。
『テイルズ・オブ・ザ・テンペスト』
ジャンル:RPG/プレイ時間:短め/オススメ度:★★☆☆☆
DS初のテイルズ作品。
獣人に変身する能力を持つ「レイモーンの民」である主人公・カイウスが、義父を助ける旅に出るという物語。
ストーリーが進むにつれ、人間とレイモーンの民との間に起きた出来事が描かれていく。
コンパクト化をテーマに作られたようですが、テイルズの売りの一つであるOPの作りは良くなく、スキットにも絵がなく……うーん。
キャラクターもテーマもしっかりしていただけに、シナリオの短さが嘆かれます。リメイクを希望する声も多く、発売されれば私も買うと思います。
全体的に惜しい作品です。
『テイルズ・オブ・イノセンス』
ジャンル:RPG/プレイ時間:そこそこ/オススメ度:★★★★★
DS第二弾。
不思議な夢を良く見ていた気弱な少年・ルカは、ある日何者かに追われている女の子・イリアと出会い、強い力に目覚めて助け出す。
夢が大昔に本当にあった出来事で、自分達が「転生者」であることを知ったルカはイリアと共に故郷を後にする。
テンペストでの反省から作られた良策。
OPムービーもきちんと作られ、フリーランも使いやすく、キャラも面白いです。
私は断然、エルマーナ派です。いえ、みんな好きなんですけどねw
シナリオは携帯ゲーム機では程良い長さかと。
やりこみの部分もあり、2周目でないと見られないイベントなどクリア後のお楽しみも充実。
現在はPSVitaでリメイク版「イノセンスR」が出ています。(未プレイ・実況動画視聴済)
ただ、こちらはキャラ同士の呼び方が一部変更されているようです。リカルドの苗字呼びがかなり好きだったので、Vita版では廃止されていて軽くショックでした。
『テイルズ・オブ・ハーツ』
ジャンル:RPG/プレイ時間:かなり長め/オススメ度:★★★★☆
DS第三弾。
小さな漁村に祖父と暮らすシングは、浜辺に打ち上げられていた兄妹・ヒスイとコハクを見つける。
シングは二人のために動くも、コハクの心であるスピリアが砕け散って世界中に飛んで行ってしまい、感情が失われてしまう。
彼女のスピリアを取り戻すべく、村の外へと出て行くことになるのだった。
イノセンスより更にボリュームを大幅アップしています。シングやコハクをはじめ、キャラも魅力的。
意外にもフリーランではなく、かつての戦闘システムが好きな人にオススメです。それから、歴代のテイルズキャラが助けてくれる、という要素はファンなら嬉しい演出かと。
ソーマと呼ばれる武器を好きに成長させられるシステムは、やっていて楽しかったです。
個人的なマイナスポイントは少々ボリュームがあり過ぎること。正直ちょっと疲れました。特に最後の辺りはダンジョンばかりで大変です。
そのため、一周のみのプレイでした。
イベントの豊富さもあいまって、攻略本がないと見落としがちなのはアビスを彷彿とさせますね。
それから、このゲームに限っては「アニメムービーエディション」と「CGムービーエディション」が発売されています。オススメはやっぱりアニメです。
こちらもリメイク版の「ハーツR」が出ています(未プレイ)。シナリオ変更されているところもあるようです。
これからプレイされる方はそちらをどうぞ!




