15.PSVita『ひぐらしのなく頃に粋』
ジャンル:ミステリーADV/長さ:非常に長め/おすすめ度:★★★★☆
都会から田舎の雛見沢村に引っ越してきた前原圭一は、戸惑いながらも新しい友人達に迎えられて馴染んでいく。年上の女の子・魅音が考案した「ゲーム部」に入れて貰い、毎日楽しく過ごしていた。
その日常が、「綿流し」と呼ばれるお祭りを境に一変してしまう。村では恐ろしい事件が起こり、けれども村人達はそれを圭一に隠そうとする。何がなんだか分からないまま、彼自身も狙われ始めて……!?
事件の犯人は、人か、神か。
こちらはPS2からリメイクされたバージョンで、タイトルの「粋」は19ものシナリオが詰まっているという意味です。
DS版に収録されていた追加ストーリーに、更に新規シナリオを加えてボリュームアップされています。
というか、長すぎて途中で挫折してしまうかも; 200時間は覚悟してください。
ご存知の方も多いかもしれませんが、なかなかにエグイ表現があります。文章なのでアニメよりは緩和されているでしょうか。
でも、キャラクターの魅力や伏線の張り方が素晴らしく、本当にのめりこみます。個人的には「ゲーム部」のシーンが面白かったです。自分も部活に加えて欲し……いや、あの猛者たちには敵いませんね^^;
萌えっぽいアニメの絵よりもスッキリしていて、そこも好みでした。あと、シナリオを終えるたびに「お疲れ様会」があり、キャラクター達がメタ的に推理を繰り広げるのも興味深かったです。
出来ればじっくり取り組める時にプレイして、メインシナリオのエンディングまでは一気に駆け抜けて欲しいです。途中でやめてしまうとこの作品の面白味が半減してしまいますし、トリックが複雑なので混乱すること必至です。
携帯ゲームで好きな時に遊べる点が、このゲームにはマッチしていると思います。
が、もう更に追加シナリオ有のスイッチ版が出ているので、どちらを買うかはお好みでどうぞ!
※PS2をお持ちの方は、そちらでプレイされても十分楽しめるかと思います。
その際はぜひ追加要素ありの「ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び」をお探し下さい。