118.SWITCH『籠庭のクックロビン』
ジャンル:ADV/長さ:短め/オススメ度:★★★★★
孤児院からメイドとして買われてきた少女・ロビンは古い城の中で目を覚ました。どうやら環境の変化と緊張のせいで、来て早々倒れてしまったらしい。
メイド長に説明を受け、ロビンは城での仕事を覚え始める。
恐ろしい噂が幾つもささやかれている城。その城主。どこか不思議な使用人達。彼らとの暮らしの中、ロビンはある夜、恐ろしい存在――「こまどり」と遭遇するのだった。
海外の童話を思わせる仄暗い雰囲気のゲームです。声はなく、シナリオは基本的に一本道。選択肢を選ぶごとに狂気の値が上下し、エンディングに影響するという珍しいシステムとなっています。
最初の印象は、声がないことに少しガッカリしたのと、ホラーゲームなのかもしれないという怖さでした。
ですが、最後までプレイした今となっては声がなくても全く問題ありませんでしたし、ホラーゲームでもないと断言できます。
ネタバレが致命傷になってしまうゲームなので「謎」については語りません。
でも、解けた瞬間に凄く納得されられましたし、久しぶりにゲームで泣きましたね……。最初にたどり着いた通常エンドを読み進めれば進めるほど、涙が止まらなくなりました。
キャラクターそれぞれにエピソードがあり、設定やシナリオがしっかりしていて、とても良いゲームだと思います。
非常におすすめです。




