6話
「まぁ、言わないですから安心してください」
てか先生にお仕置きされ隊の人に言ったら大喜びされそうだなw
「信じてるよ。ほんと。」
普段とは違った先生にドキッとしてしまう。
いつも乱暴な先生でも見た目は俺の好みドストライクなのだ。
そんな先生がこんな性格になったら惚れてまうわ。
先生と生徒の禁断の恋ってやつ?絶対ないけど。
素が乱暴なんだし無理だわ。選べる立場じゃないけど。
「それにしても先生いい装備付けてますね。」
「まぁそれなりに強いからね。私」
じとーっとした目で見ていると、「あ!あの子たちのお陰ではないわよ!」
となにかを察したのかそう言ってくる。
「今さっきこの街に来たばっかりなんですよね。俺。」
「え?そうなの?結構やり込んでるって聞いたし上位に食い込んでると思ったけど...」
まぁ俺に関しては第1の街でいろいろあったしな。
「まぁ、他の事しながらやってたので遅いですね」
「ふーん、そうなんだ。あっマスターコーヒーお代わり貰えますかー?」
そう言って追加のコーヒーを頼むとすぐに飲み干し
「ふぅ。じゃあ、私まだ仕事あるから落ちるけど、神楽坂くん...いやかぐや君って呼んだほうがいいか。かぐや君も徹夜しないように気をつけなさいよ」
そう言い残して先生は店を出ていった。
ちなみにこの店は先に料金を払うタイプだ。
しっかり俺に払わされました。
「さて、最初の予定通り街見るかー」
俺もカフェオレを飲み干して店から出る。
「このカフェ...結構雰囲気良かったしまた来よ」
それから街のいろいろなところを周る。
フェルマ図書館だったり、路地裏に入って見たり、そこの鍛冶屋に入って見たり、街から出て少し歩いたところにある花畑に行ったり。
大体回れたと思う。
「一旦アンジュさんのところ行くかー」
転移門に向かい、第1の街を選択して転移して、いつもの道を歩いてアンジュさんの店に行く。
「アンジュさんいるー?」
「いらっしゃい!かぐや!」
エルミナは早速店員をやっているようだ。
それもアンジュが来たことのないようなフリフリのフリル付きのメイド服の様なものを着ている。
「エルミナ頑張ってるね〜」
「でも私が店番初めてから誰も来てないから楽〜」
それで経営回るのか?素直にそう思ってしまうが、アンジュさん的にはちゃんと稼ぐスポットはあるのだろう。
「そっか〜。アンジュさんいるー?」
「アンジュさんは何処か出掛けてったよー」
「そっかそっか。ならアンジュさんが帰ってくるまで待ってようかな」
アンジュさんが外出か...今までいつ来ても大体いたからな。
「じゃあ私とはなそー?」
「そうしよっかー」
エルミナとお話しかー。
さっき出会ったばっかりだからいろいろ聞きたいなぁ。
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