14話 木刀ユグド・フォンセ
VRの日間で1位になりました!!ありがとうございます!
「......それにしてもさっきのロリエルフ凄かったなぁ」
エルフが苦手としている火魔法でも炎が青くなるまで高温に出来るとは...
エルフが凄いのか、それともあのロリエルフが凄いのかよくわからんが、
「魔法の存在すっかり忘れてたな。」
さっきの炎を見るまで魔法のことなんて綺麗さっぱり忘れていた。
俺が将来的になりたい職業は魔法剣士だ。剣に魔法を纏わせたり、魔法で牽制しながら剣で戦う。そう言う感じになりたかったから魔法も出来るようにしておかなくてはならない。
今度は《ウサギンの草原》とは逆の方向にある《ストンの岩場》に行く。
掲示板で見た情報によると魔法を使う魔法使い達はこのストンの岩場でスポーンするストンという岩の魔物を狩るらしい。
ストンは物理耐性は高いが魔法耐性が低く一発当てただけで死ぬそう。
「この木刀、杖の代わりにもなるらしいし、この装備でいいかな...?」
いつも...と言っても昨日からだが、いつもの装備で向かう。
門番さんと挨拶をしてストンの岩場に行く。
ちなみに俺が使う闇魔法は、シャドウアローという攻撃魔法が最初から使えるらしい。
要するに闇の矢だ。
英語を日本語に直しただけだが......
歩くこと10分、少しずつ周りに岩が増えてきて歩きにくくなってくる。
そこからまた15分歩くとようやく《ストンの岩場》に着いた。
「やっと着いた......まずはストン探しからだな。」
掲示板では結構いるって書いてあったけど......
グラッ!!ゴゴゴ!!
俺が歩いている真下が揺れ出す。何事か!と俺はその場から飛びのく。
「なんだ!?」
俺は飛び退いた先でさっき歩いていた場所を見てみるとそこに居たのは地面に擬態していたストンだった。
「お前かよ!シャドウアロー!」
木刀で狙いを定めてシャドウアローと言う。それだけで木刀の先からシャドウアローが飛び出して行き、ストンに直撃する。
ストンはシャドウアローが当たったところからひび割れ、崩れていってしまった。
「ストンのカケラ......何に使うんだ?」
ストンから手に入れたのは石だ。まぁ、ストンは岩みたいな魔物だからそれのカケラなら石だけど......
「そういえばまだ、木刀の名前決めてなかったな。」
どうしようかな......この木刀はもともと世界樹だったよな...この世界の世界樹の名前は知らんけど神話とかにあった世界樹はユグドラシル.........
そして、俺の使う闇魔法........
「おし!決めた!お前の名前はユグド・フォンセだ!」
どうやって決めたのかと言うとユグドはそのまんまユグドラシルの最初3つを抜き出して、闇はフランス語でフォンセって言うらしいからそれの前3つを取って、ユグド・フォンセだ!
結局、リアルの友達から案を出していただきこう言う名前になりました。
案を出してくださった皆様ありがとうございます!!
次、黒塗りの刀出したいなぁ。
ロマンだよねぇ