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02-スキルについて

今日は2本目の更新ですがこれからのペースはわからないです。

両親が僕のスキルとやらを見てショックを受けてから僕はずっと疑問に感じていた、“思考”というスキル。


念じるだけで使えるのだろうか?


頭の中で“思考”と念じてみると、何故か周りがゆっくりになったような感覚を覚えた。


もしかしてこのスキルというのは何かを考える際、時間の進みを遅くしてくれるという事なのだろうか。


今はまだ自由に動かない体だけど、絵本などの文字をスキルを利用すれば早く覚えられるかもしれない。


それからは絵本を読んでくれる度にこのスキルを利用していく事にした。


それから3カ月もすると物に掴まりながらではあるけれど立つ事が出来るようになった。


それから半年もすると僕はおぼつかない足取りではあるけど動き回る事が出来るようになった。


これまでの期間で絵本から文字を覚えた僕は本を読み漁る事にした。


難しいけど、家政婦のミリーナに教えて貰いつつ、1冊1冊読破していく事にした。


それにしても、魔法というものがあるらしいけど話を聞く限りはとても面白そうだから、いつか僕も使ってみたいと思ったのだった。


ちなみに僕の生まれた家は位は高くないらしいけど一応貴族なのだとか、毎日父と母は忙しそうにしているので家政婦のミリーナが僕の面倒を見てくれている。


家政婦ではなくメイドだとミリーナは言っていたけど違いは僕にはよくわからない。

---------

あれから時間が経ち僕は2歳になった。


あの後色々な本を読み、この世界について少し理解が出来た。


この国の名前はブレンステム王国と言うらしい。


人口は500万人程度で周囲にいくつかの国があるそう。


まだこの国以外の知識は無いからまだよくわかってないけど、少ないというわけではなさそう。


そして次に一番重要な事だと思うのがスキルというものだ。


スキルには職業スキルとその他のスキルと大まかに2種類あるらしく、その他のスキルを持たない人は多いらしいけれど基本的に職業スキルは皆持っているらしい。


そして皆が持っている職業スキルを僕は持っていないらしいんだけど今は置いておこうと思う。


職業スキルは剣士や魔術師といった役割を担うスキルらしい。


才能がある人というのはその上位にあたる職業を持って生まれるらしく、剣士で言うなら剣聖が最上位にあたり、絵本などに描かれるような存在になる事が多いのだとか、魔術師の場合は賢者と呼ばれるのが最上位らしく、剣聖や勇者といった最上位のパーティで魔王と呼ばれる存在を打ち倒すという。


勿論僕もそんな存在に憧れている。


ただ、職業スキルが無いということは

その望みが叶うことが無いということ。


生まれて2年で現実を突きつけられるなんて運がない、そう思ってしまう。

それでも諦めたく無い僕は一層読書に励む事になる。


知識があればいつか役に立つ時が来るかもしれないから。

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