01-プロローグ
どうしても思い付いてしまったので書きました。
更新はリアルが多忙な為遅いと思いますが頑張ります。
気がつくと僕の目の前は真っ暗になっていた。
いや、いつからこうだったのかそれすらも分からないのだけど。
ただ、不思議と悪い気分じゃなかった。
そう、まるで、母親のすぐ側にいるような、そんな安心感があった。
そして僕の意識はそのまま、また、消え去っていった。
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「おめでとうございます奥様、元気な男の子ですよ!」
家政婦のような女性がそう母らしき人に告げる。
「ありがとう、あの人を呼んでもらえるかしら?」
女性に祝いの言葉をもらった彼女はお礼を言い、夫を呼ぶように告げた。
この人が僕の母なのだろう。
「もうお呼びしていますよ。」
この女性は優秀なのか既に父を呼んでいた。
「あら、早いのね。」
「産まれたか!二人ともどうだ?元気そうか?」
急いで駆けつけた父は母と僕の二人を気にかけていた。
「すぐに泣くくらい元気な男の子ですよ、旦那様。」
彼女がそう告げる。
「そうかそうか、まだ流石に誰が親かまでは理解出来ないだろうが、俺が父親だぞ!」
テンションが上がりすぎたのか本来理解出来ないであろう子供に向かってそう話かける。
でも、僕は理解出来ている。
視界はぼやけているけれど・・・。
「ふふふ、あなた、気が早いわよ?」
案の定、というべきか母に突っ込まれてしまう。
「そ、そうか?ははは、参ったな。」
幸せそうな雰囲気の中母が父に問いかける。
「あなた、この子の名前ちゃんと考えてくれたのよね?」
「あぁ!勿論だとも!シンク!シンク=アクセル!どうだ?」
「あら、とてもいい名前、見直したわ。」
「俺のことをなんだと思ってるんだよ・・・」
こうして僕こと、シンク=アクセルはこの世に誕生した。
名前が決められた直後再び僕の意識は消えていった。
そして、僕が生まれて、半年が過ぎたころ、僕に自我と呼ぶべき物が再び芽生えた。
早いのか遅いのかわからないけれど、確かに僕が僕だと言うことを、今しっかり感じている。
ただ、問題があるとするなら。
なんでここまで意識がはっきりしているんだろう?
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意識がはっきりしてきた僕は周りをよく見るようになった。
ここは家なのだろう、周りはほのかに暖かくとても過ごしやすい。
意識はあるけど僕自身まだ知識が無いはずなのに何故か少し知識がある。
何故だろうか
そんな事を考えていたら両親が何か話し始めた。
「あなた、この子ももう産まれて半年、そろそろ把握してもいいと思うのだけど?」
母らしき人物が父らしき人物にそう尋ねている
把握とはなんだろうか?
というよりも何故僕は言語を理解出来ているのだろうか?
疑問は色々出てくるが、解決法なんて存在しない。
「そうだな、そろそろ使ってもいい頃合いか、今持って来るとしよう。」
「この子の将来に関わる事だから不安でもあるけど楽しみね。」
父親が巻物を持ってきて僕にそれを近づけ、
巻物のようなものが一瞬光った。
すぐさま父たちはその中身を見ているようだ。
「思考・・・?職業スキルも無いのか?」
「嘘よね?あなた?」
両親はとても暗い雰囲気になっている
どうやら大変な事が起こっているようだ。
「それでも、シンクは私たちの子供だ、私達だけは味方でいよう。」
「えぇ、そう、ね。」
「気に病むな、もしかすると強いスキルなのかもしれないしな、まだシンクの人生始まったばかりだからな、どうとでもなるさ。」
思考スキル?とりあえず脳内で思考と考えてみると世界がゆっくり動いているように感じる。
けれど脳内の速さは今まで通りということを考えると何かを考える際に普通よりも早く物事を考えられるようになる、という事なんだろうか。
今のところ特に役に立つ気はしないな。
そんな事を考えていたら眠くなってしまった僕はまた再び眠りについた。
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