表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『俺ラブ外伝!宇宙警察L戦士~ほぼ全員が一部記憶喪失の戦隊ヒーロー~』  作者: ミタラリアット


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/12

九話『お前ら少年誌最近電子書籍で買ってるだろ。知ってるからな。本って読み終えたあと並べんのが楽しいとこあんのによ、いまじゃ電子電子だ。てか雑誌ってどれもちょっと薄くなったよな???ステルス値上げ??』

 「あージャ〇プ。ジャ〇プ買いに行かなきゃ。」あちらも不調なのか、連日クロウサギが現れず、平和な日が続いていたある日。喫茶キュアミラージュでは、光太郎が思い出したかのように呟いた。「光太郎さん。商標用語を普通に出さないでください。迷惑です。」真顔で江藤が壁をはたきで掃除しながら言うと、光太郎は、「この頃記憶が変なんだよ、引退する前の記憶がほとんどねえって言うか、そもそも俺なんでロイヤルブラックなんてやってんのって言うか!」と訴える。江藤は、「そんな年寄りみたいな事言わないでくださいよ。僕は言えますよ。過去に何をしてきたとか。全部。だから光太郎さんがおかしいんですよ」と笑った。光太郎は、「マジで!?!?」と驚く。「はい、僕は中学を卒業してからずっとバイトで食いつないできました。」と言う江藤に、「それ以外の昔話は?」と光太郎が問いかけると、江藤は、「えっと…」と戸惑った。「まさかお前も」と光太郎が言う。江藤は、「そんなはずないですよ!以前テレビで見たガ〇ダムSEE〇のあらすじなら言えますから!」と言い返した。「どういう事だオイ、」と頭を抱える光太郎。「やっぱり記憶を取り戻すにはクロウサギと戦わなきゃなんねえな。」光太郎はそう言うと掃除している江藤に、「江藤、茶だせ。冷蔵庫」と指示する。「自分で行ってくださいよ」と呆れたように江藤に言われてしまえば、「はぁーめんどくせえ。住まい貸してやってんだから気ィきかせろよ駄眼鏡」と言いながら立ち上がり、光太郎は自ら冷蔵庫に向かう。「全く、掃除してあげてるんですからお互い様でしょ」という江藤に光太郎は、「知らねえ」と答える。「はぁ…」とため息をつく江藤。光太郎は茶を取り出すとコップに入れる。「なーんか最近、妙な夢を見るんだよな」テーブルの椅子に座り呟く光太郎。江藤ははたきを片付けに行きながら、「夢?」と光太郎に問いかける。「引退する前、誰かに負けているのは確かなんだ。でも連敗って言われるほど戦った覚えは無くて。なのになぜか何度も何度も誰かに負ける夢を見るんだ」光太郎はそう言うと、「難しいですね、なんですかそれ」と答える。光太郎は茶を一口飲む。「誰かに負けて…見下ろされる…真っ赤な目…」と呟く光太郎に、「やめてくださいよ、昼間っから怪談話ですか」と江藤は怯える。「真っ赤な目。と言ったら一人いますよね。該当者が」江藤に言われると光太郎は「誰だ?」と首を傾げる。「ダークフレイムさんですよ。」江藤はそう言うと、微笑む。「いや、あんなやつに俺が負けるはず…それに本当に負けたのか夢なのかもわからないんだ」と光太郎は答えた。江藤は、「真面目に考えた僕がバカでした」と吐き捨てる。光太郎は、「なんで俺たちの記憶が狂ってるんだろうな」と思い出そうとするように目を細める。江藤は、「知りません。僕はいまのところ何の違和感も無く過ごせてます。光太郎さんはその夢に引っ張られて現実に生きていないんじゃないですか。僕は今を生きるので精一杯ですから」と答える。光太郎は、「…おかしいのは俺か」と呟く。「なんで急にクロウサギの奴ら来なくなったんでしょうね」江藤が問いかけると光太郎は、「平和なだけいいじゃねえか」と答える。江藤は、「それじゃあ今日が最終回になっちゃいますて」と光太郎にツッコんだ。光太郎は、「じゃッ。宇宙警察L戦士。これにて完結!で」と江藤にウィンクしながら言う。「いやよくねえよ。これで終わったら僕も光太郎さんも一部記憶喪失で理由も回収されずに終わっちゃいますて」江藤はそう言うと掃除用具を片付ける。「僕らの人生が物語だと仮定したら、あっちで作者が嘆いているかもしれませんよ。スランプだ、書けない、何も浮かばない、数日更新できない。世間が大谷さん大谷さんしつこいって」江藤が言うと、光太郎が「最後のは関係ねーだろオイ」とツッコミを入れる。同時に、ガラガラ、と下の喫茶の扉が開いた。光太郎は、「何だ???客???」と喫茶の様子を見に行く。江藤も後ろに続く。


 光太郎が喫茶まで階段を降りると、「なんだこの古くせぇ陳腐な喫茶は。今時流行らねえだろ…」ミドハラがキセルを吹かしながら来店した。「お客さぁん?冷やかしはお断りですが??文句があるならファミレス行けよファミレス」光太郎は相手を見た途端、機嫌を悪くする。ミドハラは、「タバコ吸える場所がねえんだよ。金落とす客だぞ、飯出せ」と光太郎に命令する。「お客様は神様じゃねえんだよてめぇはどっちか言うとマヨネーズの妖精さんだろ」光太郎がそう言うと、「勝手に印象決めつけんなテメェ!どこの誰に似てんのか知らねぇけどマヨネーズもケチャップも好きじゃねえよ、ほら。早く飯出せ。腹減ってんだよ」とミドハラは光太郎を急かす。「パチモンのベ〇ータくんみてぇなやつに命令されたかねぇんだけど???なに、寝返り?"鞍替え"??」光太郎はそう愚痴を吐きながらもピンク色のエプロンに着替える。「ダークリーフさん。なんで最近クロウサギの奴らが来ないんですか」江藤が問いかけると、ミドハラは、「今はミドハラだ!」と訂正しつつ、「いや、うちの大将が地上でアイドルにハマってよォ…」とキセルを口から外して頭を抱える。「アイドル??」江藤は首を傾げる。「そのストーカーしてたらテメェらじゃねえ地球のお巡りさんに捕まっちまって…」ミドハラに言われては、光太郎が「へぇ、あのサルいま"推し活"やってんの。」と目を丸くする。「んで。注文は。」光太郎に問われては、「カラスミ風パスタ」とだけミドハラが答える。「はいよ。オオカミさんにはドッグフードがお似合いだと思うけどな」と悪態をつきながら光太郎は準備する。「誰かの手を借りながら脱獄してきたんだけど」ミドハラがそう言うと、江藤が「脱獄!?」と驚く。「おい江藤、皿とってこい」光太郎は江藤に指示を出す。江藤は、「はい、ただいま!!」と答えキッチンの中に入る。「だから俺たちもなんやかんや来れなかったんだよ。」ミドハラはそう言うと、「でも…相変わらず来れてない間の記憶がねぇんだ。大将(あのサル)もストーカーして気づいたら捕まって捕まってから何されたか分かんねえって。」と呟く。


 光太郎は料理に取り掛かりながら、「クロウサギさんも愉快だなぁ。お前さんも混じってもう一生みんなで推し活していればいいんじゃねーの。そっちのほうがテメェら全員幸せだ。」とめんどくさそうに言う。ミドハラは、「ダメだダメだダメだ。」と連呼する。「ダークマスター様がご立腹なんだ」ミドハラはそう言うと、「だからとりあえずレッドの生首の模型だけ作って生け捕りにしたことにしようと思ったんだが…」と頭を悩ませる。江藤は、「アンタ小学生みたいな事考えるな」とツッコむ。「ダークマスター様のお怒りを鎮めるには何をやればいいか…」ミドハラの言葉を聞いた光太郎が、「んで。ダークマスター様って誰よ。お友達のお友達の名前出されても光太郎くん的には全く縁が無いから困るんですけど。」と言いながら料理をミドハラに差し出す。「まぁ食えやオオカミ。真心込めて俺が作ったカラスミパスタを」光太郎は不自然にニヤリと笑った。ミドハラは、「どーも。あ~、普通だな思ってたより」と言いつつもカラスミパスタを食べはじめる。江藤は、「まあ僕的には来なくてもいいんですけど、悪いこと以外に楽しめることが見つかったなら良かった良かった」と笑みを浮かべる。ミドハラは、「いや良くねぇよ!?一番怒られてんのは俺なんだよマジで。あのサルはアイドルのストーカー、ソードは一つの野球チームに熱狂的になっている。クロウサギの内部崩壊も近い。元々協調性がねえ奴らとは思っていたが…」と疲れたような表情を見せる。「まあそのまま滅んでくださいクズウサギ」江藤がさりげなく暴言を吐いては、「誰がクズウサギだ!クロウサギだ!」とミドハラはツッコミを入れる。


 光太郎は「はいはい、飯食い終わったら下げますよォ…」とミドハラが食べている途中の皿を下げようとする。「ざっけんなヒーローもどき野郎共!」ミドハラはツッコミを入れる。「じゃあ食べてくださいな」光太郎はそう言うと、「俺の特製下剤入りカラスミパスタ」と笑う。ミドハラはみるみる顔が青くなる。「こんなもん食ってられるかぁぁぁぁ!!!!!!」ミドハラはそう言うとお代を皿に置き飛び出していく。光太郎は千円札を手に、「あいつバカだな、釣り銭貰うの忘れてったぞ」とニンマリする。江藤も、「これでジャンプ買えますね!!」と笑みを浮かべる。『えへへへへへへ』二人はオー〇リーのような笑い方をした後、「では行きますか」とエプロンを脱ぐ。光太郎も、「嗚呼」とエプロンを脱ぎ、札をポケットに入れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ