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『宇宙警察L戦士』  作者: ミタラリアット


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六話『女装は男だけが出来る唯一男らしい行動なんだよ。じゃあコスプレは…?顔整いだけが出来る趣味じゃねえ。やりたい時にやればいいさ。』

 クロウサギアジトの指令室。ダークマスターがモニターに向かう。「まさかお前がここまで馬鹿だとは思いもしなかった。私まで巻き込んでヒーローごっこだなんて。私の仕事の邪魔をしないでくれないか。あの人もあの人だ。お前の暴走に素直に付き合うなんて。それになぜ私が監視させられなきゃならない。あいつでいいだろ。」同じく黒いマントを深く被り、仮面は被っていないがどこか安心感のある淡々とした口調でダークマスターに語りかける謎の女。ダークマスターはボイスチェンジャー越しに、『黙れ。ゴミ女。勝手に私だけの世界に入り込みやがって。気が狂う』と返事する。謎の女は、「慣れないな、その口調。相変わらず適応能力だけはある男だ。ダークマスター様」とダークマスターを煽る。ダークマスターは指令室の机を拳で殴った。『クロウサギの奴らがこんなにも使えないやつだなんて思わなかった』冷酷に吐き捨てるダークマスターに、謎の女は「お前はいつもそうだ。自分が気に入らないと他者のせいにしようとするくせに結局は自責思考で首を締める。これだから同じ過ちを繰り返すんだ。もう何度目になる?いい加減学んだらどうだ。付き合わされるこっちも迷惑だ」と呆れたように言う。ダークマスターは『私を否定するやつは全員敵だ、死ね!!!』と強い力で謎の女の首を締める。謎の女は首を絞められながらも何も気にする素振りすらせず、「無意味だ」と切り捨てた。『ッチ』と舌打ちして謎の女を突き飛ばすダークマスター。『お前はもう何もするな』と言うダークマスターに、謎の女は「生命体がいる惑星を地球以外滅ぼした事にして、それでも満足行かないか。お前の目的はなんだ。まさか…全宇宙から崇められる事か?」と半笑いで問い詰める。ダークマスターは立ち上がり、杖を謎の女に向けながら壁まで追い詰める。『スーパーレッドだ!!スーパーレッドを殺す……!!私の手でスーパーレッドを殺す事だ!』ダークマスターがそう叫ぶと、謎の女は口角を上げた。「敵を見誤るな。お前はダークマスター様になれるほど、大層な人間じゃない、それに全てはお前がはじめた物語だろ。そろそろ反省したらどうだ。いつまで経っても終わらないぞ」謎の女は冷たくダークマスターに言い放った。ダークマスターは『クソ……』と両手で頭を抱えた後、ガシャン!と強い音を鳴らしながら、マグカップを床に投げ捨てた。


 時を同じくして、喫茶キュアミラージュの二階では、江藤が「相変わらず客来ませんね。どうやって今まで生計立ててたんですか」と問いかける。「不思議だよなぁ、これでも生計立てられるぐらいは入ってくるんだよ」と光太郎はテキトーに答える。江藤は、「家賃収入ですか」と問いを続けた。「ピンポン」と答える光太郎。「上にオカマバーがあるからな」と光太郎が言うと、江藤は、「オカマバー!?あの怪しい看板オカマバーだったの!?」と驚く。「ひょっとして、ここの喫茶に客が来ない原因ってファミレスじゃなくて……」と江藤が言いかけると、チャイムも鳴らさず玄関を突き破り、「うっふぅぅん~♡♡」とオカマが入ってくる。「噂をすれば」と玄関に目をやる光太郎と、この世の顔では無いような表情を浮かべてドン引きする江藤。「光太郎くぅぅぅん、いつ結婚決めてくれるのぉぉぉ」と自分の腕に纏わりつくオカマに、「離れろ、出禁だって言ったろ」と冷たい言葉をかけ突き放す光太郎。「誰ですか、この人」江藤は警戒しながら光太郎に問いかける。光太郎は、「ただのオカマだ。それ以上でも、それ以下でも無い」と答える。江藤は「オカマと交友関係があるってどういうことですか」と呆れる。「うっふぅぅん、可愛い坊やがいるじゃなぁぁい???」オカマは江藤に近寄る。江藤は「やめてください!僕にそんな趣味は無いです!」とはっきり言いながら後ずさる。オカマは、「なぁに光太郎ぉ、私じゃなくてこの坊やに鞍替えしたの~~~?」と光太郎を見るが、光太郎は「鞍替えだァ?そもそもお前を選んだことはねぇ。帰れ」とオカマを否定する。「いい加減お前呼び辞めて名前呼びにしなさいよ!私はサチコ!」とサチコは再度光太郎に名乗った。「それに家賃払いに来たのよ、やーちーん!」と言って茶封筒を光太郎に手渡す。光太郎は、「どーも」と茶封筒を受け取った。「うっふぅぅん、光太郎ぉ、頼みがあるんだけどさぁ、良かったらその坊やも」とサチコは光太郎に近づきながら、江藤のほうも見る。「お店手伝ってくれなぁい??」サチコの言葉に江藤は青ざめる。「無理ですよ!無理無理無理無理無理!僕にオカマなんて出来ませんしやりたくありません!!」焦る江藤に、サチコは、「でもあなた可愛いじゃなぁ~い♡」と鼻息を荒くして興奮する。江藤が、「やめてください、!僕まだ中卒じゃなかったら高校生です!」と叫ぶと、光太郎が「…」と真剣な表情をした後、大きめの赤い布一枚をどこから出現させ、バサッと音を鳴らしながら着替える。「うっふぅぅん、コウちゃんでーす♡」と、言いながら布を飛ばすと、小さなツインテールに地雷系の女装までして乗り気な光太郎の姿がそこにあった。光太郎はなぜか胸まで持っている。


 江藤は途端に、「…」と真顔になる。「オイイイイ!!なんで乗り気なんだよ!」とツッコミを入れるが、光太郎は、「誰が女装したっていいじゃねーか。女装は男にしか出来ねぇもっとも男らしい行為だぞ」と江藤に言い返す。「だからって光太郎さん!少しは僕を助けてくださいよ、それにどっから用意したんですかその着物!」と江藤はツッコミを繰り返す。サチコは、「ほーら少年行くわよ~ん、未知なる世界へ~!!」と江藤の手を引っ張る。江藤は「イヤです!!無理ですって!!僕には似合いませんよ!」と焦るが、地雷系女装姿でノリノリの光太郎は、「シンコ~?ちゃんと可愛くおめかししなさぁい♡」と江藤を急かす。江藤は、「よりによってそんなわいせつ物みたいな名前やめてください。」と冷静に光太郎に言った。光太郎は「服ならクローゼットだ。江藤もさっさと着替えろ」と答える。江藤は、「なんでそんなもの持ってるんですか」と光太郎に問うが、光太郎は、「前に女装する必要があった時にマナから借りてきた」と答える。江藤は、「ぇ」と真顔になる。「サイズとか平気なんですか」と問う江藤に、光太郎が「平気だから着てんだろぎゃあぎゃあうるせぇよ着替えてこい」と命令した。江藤は、面倒事に巻き込まれたな。なんて思いつつ着替えに向かうのだった。

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