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ジャッジメント ー天秤ー  作者: マリモ
南の国パスティック編
2/6

2話 フルスロットル


 「とりあえず、逃げるぞ」



 真っ先に逃げを選んだ、しかし



 「マジかよ…」



 地面から、いきなり巨大な岩が飛び出し道をふさいだ。 恐らく、奴らの【スキル】ってのだろう。



 「よし、戦うか!」



 俺たちは戦うことを選んだ。選ばざるを得なかった。



 「そうだな、さっきの本(説明書)を信じてみるか」


 

 「ステイルメイト【相星】!!」



 俺は【アビリティ】を使った、しかし、何も起きなかった…



 「ふざけんなよーー!!」



 やっぱり、いたずらだったんだ 凄い恥ずかしい



 「フルスロットル【身体強化Χ】」



 トウヤの目が橙色に輝く



 「えっ?!」(困惑)



 「すぅーーー」



 左手に橙色のオーラを纏った



 「ファントムジャブ!!」



 オーラを纏った無数の拳がゴブリンたちを襲った



 「な、何んだ今の!」



 まさに、一瞬の出来事だった ピカッと光った瞬間、既にゴブリンたちは倒れていたのだ。



 「えっオレ強くね」



 さっきの本(説明書)は本当の事が書かれている トウヤの能力がそれを証明した


 じゃあ何で、俺は能力使えなかったんだ? もう一度、説明書を確認してみるか

 

 トウヤが一人、ゴブリンたちと戦う中、俺は説明書をじっくり読んだ。

 


 そういうことか! コピーできるのは【アビリティ】で、奴らが使ったのは【スキル】だった、だから何も起きなかったか!



 「ってことは、今回俺、戦えなくね」



 俺はトウヤを影で見守る事にした。決してサボっているわけではない。

 能力が使えないから仕方なく… 仕方なくだ!



       ー数分後ー

 

 「ふぅ、大分減ったな」



 「頑張れー! あと少しだぞ!」 



 「おう!ってお前いつまでサボってんだよ! 少しは手伝えよ!」 



 少し、怒るトウヤ



 「手伝いたいのは、山々なんだけど ほら、こいつらに俺の【アビリティ】使えないからさ」



 「そっか、ならしゃーない!」



 軽いなっ!



 「んっ なんだあれ」



 黒いケープを羽織った男の人が、こちらに歩いてくる。


 

 「お前らがユウキと、トウヤか」※異世界語です 二人には良くわからない言葉で聴こえてます。


 写真を出し照らし合わせる



 「私は、魔人シャルル お前たちを始末しに来た」※異世界語



 「あいつ、何て言ってんだ」



 「わからん」



 だが、何かヤバい雰囲気を感じる 野生の勘が近づくなと言っている



 「ソウルハンター【魂の狩人】」



 何処からか、大きな鎌を出し、禍々しいオーラを纏う その姿は、まるで死神のようだ。



 「まずい!」


 気が付くと既に背後にいた。


 とっさに俺は避けることが出来たが、疲れていたトウヤは逃げ遅れ、鎌の餌食となった…


 「トウヤーー!!」

 

 


 

 

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