第83話 バカンスとイベント報酬
「よいしょーっ!」
だぱーん! と水飛沫を上げ、海に飛び込む。
前にお兄とマングローブエリアで戦った時は、ローブが水を吸ったり体に纏わりついたりして、上手く動けなかったけど、今はれっきとした水着装備を付けてるから、《水泳補助》の追加効果で《水泳》スキルがなくてもある程度自由に泳げる。
まあ、それでも足が付かないこの辺りは若干怖いから、ライムを浮袋代わりに使わせて貰ってるんだけど。メタルスライムなのに、浮こうと思えば自由に浮かべるって凄い。どうなってるのこれ?
「ぷあっ、気持ちいいー。リアルと違ってしょっぱくないんだね、ここの海」
「まあ、リアルのあれは結構キツイですからね~、そこまで態々再現しても、誰得ってことじゃないですかね~?」
私の率直な疑問に、フウちゃんは意外にも泳ぎが上手なムーちゃんの上に寝転がりながら、現実的な意見でもってその理由を推察する。
私達は今、クラーケン討伐後に自分達で素材を集めて作った、ヨットみたいな小型船に乗って、《スプラッシュアイランド》の沖合で南国気分を味わっていた。
流石に大型船ほどじゃないにしろ、作るのにそこそこたくさんアイテムを持ってかれたけど、クラーケンを倒したことで特にこれと言ってしなきゃならないこともなかったから、のんびりと集めて数日前には完成してる。
そういうわけで、今日、イベント最終日ということもあって、みんなで遊びに来たっていうわけだ。
「そう? あれはあれで、海らしくて良いと思うんだけどね。海に来たって感じがして」
「あー、リッジ君、内陸の方に引っ越しちゃったもんね」
言葉の奥に秘められた理由を想像してそう言うと、リッジ君も特に否定したりはせず、こくりと頷きが返ってきた。
以前は海が近かったから、毎年一緒に行ってたんだけど、流石に引っ越した後はそういうこともなくなっちゃったんだよね。
「うん、夏に泳ぎに行くって行ったら大体川だし、海の塩辛さが偶に恋しくなるよ」
「リッジの場合、恋しいのは海の味じゃなくて、先輩の水着姿なんじゃないですか~?」
「ちょっ、フウ!?」
フウちゃんにからかわれて、顔を赤くするリッジ君。
いや、このゲームの中でならともかく、リアルの体で水着なんか着ても、大して見どころはないと思う。
……自分で言ってて悲しくなってきたけど、リッジ君の場合はそれ以前の問題でもあるし。
「フウちゃん、リッジ君が私の水着姿なんか興味あるわけないじゃん。小さい頃は一緒にお風呂入ってたりしてたんだから、水着どころか裸だって見知った仲なんだよ?」
「ぶふっ!? み、ミオ姉!?」
窘めるようにフウちゃんにそう言うと、なぜかリッジ君がフウちゃんの時以上に顔を真っ赤にして慌てだした。
あれ? 別に、そう隠すことでもなくない? 従兄弟なんだし、小さい時ならまだ普通でしょ。
「むう、リッジもやはり大きい方がいいのか……?」
「いや、違うから、別にそういうんじゃないから!」
ネスちゃんが少しだけ悲しげに自分の胸に手を当てるのを見て、私はなんとも複雑な気分になる。
いやうん、私のこれ、ゲームの中だけなんだ、だから心配しないで……なんて、とても言えない、絶対言えない……! けど、ネスちゃんの仕草見てると罪悪感が凄い……
「そうか? ならばリッジ、我の水着はどうだ?」
「どうって……」
悶々と悩む私とは裏腹に、ネスちゃんはさっさと切り替えたのか、リッジ君に水着の評価を尋ねてる。
ネスちゃんの水着は、意外(?)なことに、特に奇抜な見た目でもない、普通の水着だった。
ただ普通と言っても、無難とかそういうわけじゃない。
明るいオレンジ色のセパレートタイプのそれは、可愛らしいフリルに縁どられ、短いスカートみたいに広がっている。流石に、リン姉みたいな大人の魅力とは無縁なものの、子供らしい活発さと愛らしさが同居したその水着は、十分にネスちゃんの魅力を引き立てていた。
「うん、凄く似合ってる。可愛いよ、ネス」
「む、そ、そうか……可愛いか……!」
こんな時でも外さない眼帯に隠れて、隣に座るリッジ君からはよく見えてないみたいだけど、海に入って正面から見れる私には、ネスちゃんが嬉しそうに表情を緩めてるのが丸分かりだった。
うーん、ネスちゃん、青春してるねー。リッジ君は鈍いから大変だろうけど、私は応援してるよ!
「先輩~、ブーメランって言葉知ってます~?」
「いや、何の話?」
こっそりとネスちゃんに向け親指を立てていた私に、フウちゃんは露骨に「やれやれ」と肩を竦めて見せる。
むー、フウちゃん、最近意味深なことばっかり言って、答えを聞いてもはぐらかしてばっかり。この悪戯好きなのは誰に似たんだか。
そんなフウちゃんのことは放っておいて、私はライムを浮き輪代わりに、ばちゃばちゃと泳ぎながら船をぐるっと回って、反対側の隅っこで座ってるユリアちゃんのところで船へと上がった。
「ユリアちゃん何してるの?」
「あ、ミオ」
ぽよんぽよんと、私が召喚したミニスライムを突いて遊んでいたユリアちゃんは、私を見るなり少しだけバツが悪そうな表情を浮かべ、慌てて手を引っ込めた。
どうやら、私のモンスターで勝手に遊んでたのを、見咎められたと思ったみたい。
「別に、気にしなくていいよ? ムギも喜んでるみたいだし」
「そう。……ムギ?」
「そう、ムギ」
ユリアちゃんが、この子のこと? と今突いていたミニスライムを指差せば、私はその通りと頷きを返す。
召喚モンスター達は、ただ出してるだけでMPを消費し続けるから、消費が無くなるホームの中ならともかく、フィールドで出しっぱなしにして触れ合うってことはそうそうない。私だって、こんな風にバカンスとかでない限り、普段はホームの中でしか出しっぱなしにしないし。それでもちょくちょく《MPポーション》を消費しないといけないのは面倒だけど、それはライムがやってくれるから、私の手間にはならないのが救いかな?
ともかくそういった理由もあって、サモナーの多くは特によく使うモンスターを除き、名前を付けたりはしないらしいんだけど、私の場合はそれじゃ味気ないってことで、きっちり10体全員、個別に名前を付けておいた。
「その子がムギで、順番にイネ、モチ、プルル、ポヨン、バク、コロン、トロロ、ラムネ、ライス」
「…………分からない」
ぽよんぽよんと、好き勝手に跳ねたり転がったりしてるミニスライム達を、1体1体指差しながら名前を言っていったんだけど、流石に一発じゃ覚えようがないみたい。
まあ、私も正直、同じやり方で教えられたら覚えられる自信はないから、それは仕方ない。
「名前が覚えられないんじゃなくて、違いが分からない」
そう思って気にしなくていいと伝えたんだけど、どうやらそれ以前の問題だってことらしい。
まあうん、お兄とかにも散々言われてるから、普通の人に違いが分からないっていうのは理解してるよ、うん。
……もしかしたら、分かる人いないかなー、と思って聞いてみたりしてるだけで。
「まあうん、ムギは喜んでるから、突いても大丈夫だよ。けど、どうせならその子達と一緒に泳がない? せっかくユリアちゃんも水着装備買って来たんだしさ」
「あ、う、それは……ほ、ほら、海に入れない子がいるから、相手しないといけない」
私が本題を切り出すと、ユリアちゃんは露骨に逃げるように、フララとビートのことを話題に出した。
けど、残念。そっちは対策済みなんだよね。
「ビートなら《トロピカルジュース》で酔いつぶれてるし、フララも私が新しく作った《ミックスジュース》に夢中だから、しばらくはそのままだよ?」
ユリアちゃんが逃げ道として指差したそこには、長い前足2本だけじゃ飽き足らず、尻尾まで使って樽を掴み、ぐびぐびと飲み比べをするおっさんみたいに中のジュースを飲みまくるビートと、テーブルの上に置いてあるコップにストローのような口を入れ、ちゅうちゅうと美味しそうに吸い上げるフララの姿があった。
ただ、ビートの方はただの《ヤシの実》から作ったジュースなはずなのに、酔っ払いみたいに若干足元がフラ付いてるし、フララはフララでテーブルの上には空になったコップが何本も置かれてる。
2人とも、そんなに飲んでたらお腹壊しちゃうよ? あとビート、それ別にアルコールとか入ってないから、酔っ払うとかないから。それとも、雰囲気で酔ってるの?
「で、でも、恥ずかしい……それに、私にあんな水着似合わないし……」
「大丈夫だよ、私がばっちりユリアちゃんに似合うのをチョイスしたから! 何なら、私が着替えさせてあげようか?」
「い、いい。自分でやる」
システム的に、人に服を着せるのはともかく、脱がせるのは出来ないんだけど、私がそれらしく手をわきわきさせる演技が効いたのか、ユリアちゃんは慌てて自分でメニューを操作し、着替え始めた。
とは言っても、ゲームの着替えなんて一瞬だ。操作が終わるとユリアちゃんの体が光に包まれ、一瞬後には着替えが完了した状態でそこに現れる。
「……私、変じゃない? ミオ……」
不安そうに、そう呟くユリアちゃんの水着は、黒を基調としたワンピースタイプの水着なんだけど、フウちゃんのと違って下がフレアスカートみたいに広がっていて、胸元にはワンポイントのリボンがあしらってある。
恥ずかしがり屋のユリアちゃんでも着れるように、露出が少なめの水着にしたんだけど、それが却って黒い布地から伸びる白い手足や、後ろに流れる長く綺麗な白銀の髪をよく映えさせていて、まるで絵本から飛び出してきた妖精さんみたいに可愛らしい。
「ううん、変じゃないよ、むしろすっごく可愛い!」
だからこそ、私は思ったままを伝えながら、むぎゅっと抱き締める。
「あふっ」と息が詰まるような声が聞こえたけど、そんなのはお構いなしだ。可愛い物は愛でないと!
「ミオ苦しい……」
「やだ、ユリアちゃんがうちの子になってくれるまで離さないー!」
「そ、それはちょっと無理じゃないかと……」
「じゃあユリアちゃん私と結婚しよ! そしたら万事解決!」
「ふあああ!?」
初めて聞くような大声を出して、驚き叫ぶユリアちゃん。
いやでもほんと、こんな可愛い子とずっと一緒に居られるなら、同性結婚も悪くないよね、うん!
「おお、先輩、ついにそっちの域に足を踏み入れましたか~。これは、将来私を養って貰う計画に一歩近づきましたかね~……?」
「いや、フウちゃん、もしそうなっても働いて貰うからね?」
「え~……」
ぶーぶーと文句を言うフウちゃんだけど、それくらいは当然だよ。シェアハウスは助け合いなんだからね! やるかも分からないけど。
「こら、ユリア! 何一人で抜け駆けしてるんだ!?」
「はっ」
なんてことをフウちゃんと話してたら、それまでネスちゃんと話してたリッジ君がやってきて、ユリアちゃんを私から引きはがそうとする。
けど、それを察知するなり、直前まであわあわと虚しく空を切っていた手ががっちりと私の腰を掴み、てこでも動かないとばかりに張り付いた。
「今はミオから抱き着いてきたから抜け駆けじゃない。そしてミオは私と結婚する。だから問題ない」
「大有りだ! そもそもお前女子でしょうが!」
「愛の前では些細な問題」
「ついこの前まで友達って言うことすら躊躇ってたのがいきなり大胆なこと言うようになったな!?」
わーわーぎゃーぎゃーと、私の前で騒ぐリッジ君とユリアちゃん。
うーん、これはあれかな? ユリアちゃんを見て、リッジ君も私に甘えたくなったのかな?
それなら……
「むぐっ!?」
「はい、2人とも喧嘩しないの、みんな仲良くね?」
騒ぐリッジ君もユリアちゃんと一緒に抱きしめて、私はそう諭すように言う。
うん、こうしてあげればどこからも不満は出ない。完璧。
と思ったら、今度はライムが甘えるように、私の頬に体を擦り寄せて来た。
「ああライム、今ちょっと両手が塞がってて……って、フララも? って、あっ、ちょっ、ムギ達まで!? みんな、足元にそんなに集まってきたらダメだって、転んじゃうし踏んづけちゃうよ!」
しかも、そこから流れるように、他の子達も混じってきた。
ちょっ、これはダメ、流石に捌き切れない!
「むぅ~」
「ネスは混ざらないんですか~?」
「我があれに混ざってどうする! 意味ないではないか!」
「確かに、あそこに混ざっても先輩のハーレムに加わるだけで、リッジは独占できませんもんね~」
「ななな、なぜそうなる!? 別に我はそういう意味で言ったわけではないわ!」
「じゃあどういう意味なんですか~?」
「そ、それは……」
少し離れたところでは、私達を見て頬を膨らませたネスちゃんに、フウちゃんが何やら話しかけて、からかってるみたい。
うん、楽しそうなところ悪いけど、出来れば助けて欲しいかな!
なんて、その状況をどう打破しようか考えていると、不意にシステムメッセージが鳴り響いた。
「あ、みんな、何かあるみたいだよ、一旦ストップストップ!」
「何か、というか、イベント終了のアナウンスみたいですね~。このエリアは今日いっぱい出入りできるみたいですけど、取り敢えずクエストは全て破棄されて、クエストチップの報酬とのトレードが可能になったみたいですよ~?」
「ほらみんな、アイテムだってアイテム! まずはそっちを終わらせよう、ね!」
そう言って、私に集っていたみんなを一旦落ち着かせ、ようやく船の上に腰を下ろす。
ふう、やれやれ、ペットが増えると楽しいけど、中々大変だなぁ。リッジ君とユリアちゃんはペットじゃないけど。
「それで、みんなはクエストチップ何枚あるの? 何と交換する?」
とりあえず、みんなにそう水を向けると、1人ずつそれぞれの戦果を教えてくれた。
「私は23枚です~。どうせなので、3枚で交換できる《快眠ベッド》というやつを……」
「いやフウちゃん、それどこに設置するの?」
「もちろん先輩の家ですよ~? 私が使いますけど~」
「完全に住み着くつもりだ!?」
「残ったのは~……まあ、10枚で交換できる《スキルポイントの書》にでもしておきましょうか~、あって困るものでもないですし~」
私のツッコミをしれっと無視して、そう締めくくるフウちゃん。
いやいや、あれぇ? ホームの家具、私もまだ1つも用意してないのに、フウちゃんの方が先に設置するの? なんかおかしくない?
「僕は67枚。50枚で交換できる《俊足の靴》にしようかな。余った分は……僕も《スキルポイントの書》でいいかな。更に余った分はお金で」
「なんだお前達、随分少ないな……我は132枚溜まったから、100枚で《海王の杖》を、それから5枚で《南国バナナの苗》、《熱帯キウイの苗》、《海塩パイナップルの苗》にするぞ!」
「リッジ君はいいとして、ネスちゃん、その苗どこに植えるつもりなの?」
「うん? もちろんミオのホームだぞ! ミオが食材を持てば、また美味い物を作ってくれるだろうからな!」
「ネスちゃんまで!?」
みんな私のホームを何だと思ってるの!? おかしくない!?
いや、別に私は困らないんだけどね? 苗があれば食材アイテムが採れるのは確かなんだし……
「えっと、ユリアちゃんはどうするの?」
「112枚あるから、50枚ずつで《怪力の腕輪》と《俊足の靴》にする予定」
「なるほど、リッジ君もだけど、2人の普通の選択がなんだかすごい癒されるよ」
もうこれ、いっそみんなでギルドでも立ち上げた方がいいのかなぁ……うーん、今度お兄と相談しよう。
「そういうミオはどうするのだ?」
「ああ、私? 37枚あるから、予定通り《モンスターの卵》だよ」
《海竜の卵》とか気になってたけど、イベントの半分……もとい、クラーケン討伐時点で必要枚数の半分にも届いてなかったから早々に諦めて、30枚で交換できる《モンスターの卵》さえ取れればそれでいいって方向転換していたから、枚数はフウちゃんに次いで少ない。
それで余った分は……ビートお気に入りの《トロピカルジュース》の材料を入手できる、《ヤシの苗》でいいでしょ。うん、結局フウちゃんやネスちゃんの選択とあまり変わらないなぁ、ギルドの前に畑の整備が急務かも……
「ん、アイテム選びも終わったことだし……ミオ、さっきの続きしよう」
そんな風に悩んでいると、仕切り直すかのように、ユリアちゃんが私の腕に抱き着いてきた。
それを見て、リッジ君がまたも顔を真っ赤にする。
「いや待て、続きって何!?」
「続きは続き。愛の営み」
「こんなところで何口走ってるの!? ネスだっているんだよ!?」
「待てリッジ、我もいるのにとはどういう意味だ、我を何だと思っているのだ!?」
「何って、相思相愛なら抱き合うのは当然。リッジは何を言ってるの?」
「え? あ、ああ、なんだ、抱き合うだけか……」
「何を想像したのか知らないけど、ミオは私の」
「いや、少なくともユリアのではないから!!」
「おいリッジ、人の話を聞け!!」
わーわーぎゃーぎゃーと、再び騒ぎ始めるリッジ君、ユリアちゃんと、なぜかそれに巻き込まれてるネスちゃん。
うん、なんというか、みんな元気だなぁ。
「さて、私はムーちゃんと、もうひと泳ぎしてきますかね~、先輩はどうしますか~?」
「私? 私は……」
そんな状況にも拘らず、相変わらずマイペースなフウちゃんに苦笑しつつ、私は3人の方をチラリと見て。
「ここで様子見ておくよ」
「はい、それじゃあまた後で~」
ムーちゃんが海の中へと入り、その上で日光浴するフウちゃんを見送りつつ、あれは果たして泳いでると言えるんだろうか? なんて野暮なツッコミが思い浮かぶけど、言っても無駄かとすぐに諦める。
代わりに、私はライムとフララを胸に抱き、ミニスライム達に群がられながら、酔っ払ったビートを軽く撫でつつ、3人が口喧嘩する様子を見て、一言。
「平和だなぁ……」
いつしか口論が決闘騒ぎに発展して、それでもなお、何だかんだで楽しそうな3人を眺めつつ、ふと思い立った私は、静かに、今回の景品として選んで、インベントリに送られてきた卵を取り出し、語り掛ける。
「みんな騒がしいけど、良い子達ばっかりだよ。だから、早く元気で産まれてきて、一緒に遊ぼうね」
そう言って、ライム達と一緒に抱きしめれば、小さく、トクン、と中で何かが動いたような気がした。
それを感じ、笑顔を浮かべながら、私はもう一度、みんなと一緒に3人の決闘騒ぎに目を向ける。
こうして、私の初めてのイベントは、騒がしい声をBGMに、ゆったりとした時間の中、終わりを迎えるのだった。
名前:ミオ
職業:魔物使い Lv35
サブ職業:召喚術師 Lv28
HP:320/320
MP:405/405
ATK:115
DEF:157
AGI:158
INT:160
MIND:220
DEX:247
SP:21
スキル:《調教Lv38》《使役Lv39》《召喚魔法Lv27》《料理Lv39》《感知Lv34》《採取Lv40》《調合Lv40》《釣りLv15》
控えスキル:《鍛冶Lv33》《採掘Lv27》《合成Lv33》《投擲Lv32》《隠蔽Lv29》《魔封鞭Lv10》《敏捷強化Lv30》《鞭Lv36》
名前:ライム
種族:メタルスライム Lv37
HP:374/374
MP:182/182
ATK:79
DEF:304
AGI:123
INT:138
MIND:205
DEX:94
スキル:《強酸Lv1》《収納Lv34》《悪食Lv40》《麻痺耐性Lv25》《鉄壁Lv28》《触手Lv36》《硬化Lv29》《MP自然回復量上昇Lv20》
名前:フララ
種族:フェアリーバタフライ Lv35(LVMax)
HP:176/176
MP:318/318
ATK:69
DEF:54
AGI:145
INT:194
MIND:132
DEX:78
スキル:《毒鱗粉Lv38》《麻痺鱗粉Lv37》《睡眠鱗粉Lv33》《風属性魔法Lv40》《回避行動Lv30》
名前:ビート
種族:キメラビートル
召喚コスト:278
HP:187/187
MP:89/89
ATK:256
DEF:129
AGI:163
INT:72
MIND:62
DEX:111
スキル:《突進Lv25》《飛翔Lv22》《筋力強化Lv18》《敏捷強化Lv16》《手先強化Lv19》《闇属性攻撃Lv10》《槍Lv9》
・フララのレベルが上限に達しました。
・ライムの《酸液》スキルが《強酸》スキルに変化しました。
これにて第四章完! 次話から第五章に入ります。
と言ったところでご報告、次章からは毎日更新できません、いい加減ストックが尽きてきまして(´;ω;`)
本当に全てなくなるまで続けようかとも思ったんですが、出来れば執筆と投稿前の見直しまではある程度期間を開けたいと思っているので、キリの良いところでペースダウンをと考えた次第です。
楽しみにしてくださっている方々は申し訳ありません、最低でも週2回は更新したいと思いますので、ごゆっくりお待ちをば……m(_ _)m




