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第2話 豚と女王と聞いて想像出来るのは一つだけ



「そこでとまれ!!」


ブヒィィィ!



やってきた馬車ならぬ豚車には美しい純白のドレスを着た王女ならぬ、|漆黒のボンテージに身を包む女王(・・・・・・・・・・・・・・・)が乗っていた。




___あ、これまずいやつだ。


*******************


今俺たちは城の王の間にて跪きながら話を聞いている。




「私がこの国の王アッツェル・ベルモンテである」


「私が妃のニーラ・ベルモンテよ」



と、真っ青なマントと純白の上下の服に身を包んだいかにもと言った感じの王と、先程のボーンテージとは打って変わって薄い青色のドレスに身を包んだ美しい女性が言い放った。



「君たちは私がこの国『アッツェル王国』に招待した。あのような草原の真っ只中に放り込んでしまい申し訳ないと思っている」


とかなりうるさいボリュームでさけびながら王がを(こうべ)を垂れる。


一国の王がこんな簡単に頭を下げていいものなのだろうか。



「あんたが頭下げてどぉする!」


「アヒンッ!」



あっと、女王から(本当は王女らしい)叱責とともにどこから取り出したのか太い鞭が王を襲う。



それを受けた王はまぁ、一国の王が絶対に人前ではあげてはいけない声を上げていた。


____いや、そんなまさかな。



「大体いつもあんたはそうじゃない!民の前で平気で頭を下げて!王として示しがつかないじゃない!」



激しい叱責とともに激しく鞭がしなる。


ビシンッ!「アヒンッ!」バシンッ!「ハフゥ!」バシィッ!「ブヒィィィ!」



そのまさかであった。

女王と客である。



いかんいかん、悪魔でも一国の王と王女だ。

何を思っても口に出してはならない。何があってもだ。万が一聞こえたりしたらもう……。

あっ、ねぇ待ってこれってフラグじy…。


「あれってSM嬢と客だよな」



ぬおおおぉぉぉぉボケええぇぇえええ!!



ガッツリ完璧なフラグ回収してんじゃねぇよ!

この超高性能フラグ回収車がぁぁぁぁあ!!



「あ"ぁ"?」




「「「ひいいぃぃ!!」」」



まぁ案の定聞こえたようで呟いたやつの元へ鞭の先が飛んでいく。



ベチンッ!



「てめぇいまなんっつた?あぁん?」




「お美しいお方だと申し上げましたっ!!」



鞭自体は彼に当たらず目の前の床に打ち付けられていた。


___いやしかし今の彼のフォローは素晴らしいもんだな。




「そ、そうか?//めったに言われることなどないものでな///」



いや照れてるぅ!

えっ可愛い。

__まぁ、姫ちゃんの方が上だ。




「ふぅ」



一息つくとじょうお……ゴホン王女様は玉座に戻り頬ずえを着いて


………あれ、王様いつの間にか玉座についてる。




「ゴホン、君たちにはこれから魔王と戦ってほしい。」




あっ、さっきのは咳払いひとつですましてしまうものか。


触れないでおこう。


と、まぁこんな感じで王様との謁見は終了した。



そこでの話の内容をまとめるとこんなかんじだ。



この世界はネグリジュという。

人族、妖精族、魔族、獣人族、竜族、妖精種というものがあるらしい。

妖精族と妖精種の違いは族が主にエルフ。種がフェアリーをイメージしてもらえるとわかりやすいと思う。

そしてこの世界で俺たちはそれぞれユニークスキル、要するに個人の専用スキル。

それもかなり強力なものが貰えているらしい。

ステータスの確認は各自部屋に着いてからだそうだ。

俺達が呼ばれた理由としてはまぁ、あれだ。

例のラノベのあるあるってやつ。

魔王の撃破だ。

ただここで俺はなにか違和感を感じたのだがそれが何かはわからなかった。

しかし、謎なことが1つ。

なんと俺たちをこの世界に読んだジジイが何者か分からないということだった。

しかも、1番驚いたのはあの王様と王女には娘が3人いて、3人ともがなんとまぁとんでもなく美少女で、うちのクラスの6割は目がハートになっていた(男女両方とも含む)。

特に三女。

性格も優しそうでどストライク。

姫ちゃんを裏切る訳では無いぞ?

姫ちゃんはいつでも俺の中では1番だ。



うーん、まぁなんにせよ異世界に来れたのは素直にむちゃくちゃ嬉しい。



よし!決めた!!

俺はこの世界でウハウハハーレムを築く!

そのためにまずこの国の王女の三女を落とす!



ん?唐突すぎやしないかって?

気にするな、まぁ決して一目惚れしたから早く付き合いたいとかそんな理由じゃない。


…………信じてよ…ね?



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