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第1話 王道系異世界ファンタジーに期待を寄せるのは間違っているだろうか

投稿遅くなりました……


いや、あの……忘れてた訳では無いんです…ないんですよ!?



さてさてそーゆーわけで大草原の真っ只中。


「いやまてまてまてぇぇええ!!!!」



は?

いやっ!

ちょっ!

まてよっ!



普通異世界転移って言ったらどっかの王宮の超美人な王女様とのウハウハラブコメ展開が王道だるぉぉぉお!!!?!?




はっ!

いかん、俺としたことが取り乱した。




「ぐすっ、家に帰りたいよォ」

「こ、ここどこだよ…」

「ここどこだ!」

「草、草、草……」

「あはははぁ!見てみてママ~お花畑だよぉ」


エット、取り乱してるのは俺だけじゃないみたいだな。

特に最後に聞こえたやつはやべぇな。


しかしそんな中、


「み、みんないる?」



少し戸惑いながらも凛とした声が響く。


まるでその声が波紋のように広がり俺たちは少し落ち着きを取り戻した。


姫ちゃんだった。



涙目になりながらも、みんなをまとめようとする姿に心打たれたのは俺だけではないようだ。



するとクラスの男共が、


「先生、俺達が支えます」



え、なんかかっこいい、、、

ずるいぞ!なんでそんないいセリフ言えるんだよ!



いかん、雑念が入った。


姫ちゃんを少しでも助けようと姫ちゃんに群がる男どもの数は増えていく。



それに鼓舞されるように女子達も


「う、うんだいじょぶだよ」

「怖いけどがんばる!」

「泣いてばっかじゃダメだよねっ!」




こーゆー時の女子ってホント頼りになるよな。

それに比べて男どもといえば、


「ハァハァせ、先生な、ナニをどうしますかぁ?」




うおおいまてまてぇ!!

いきなり犯罪者一歩手前な奴出てきてんじゃねぇかよ!!!!

異世界に来たからってはしゃぎすぎだろ!!



「……………………。」



……ほらみろ言わんこっちゃない、女子達の槍のような視線が突き刺さっているではないか。




いやいやまてよ、こんなことをしている場合ではないであろう。

こういう時こそラノベやゲームに浸ったニートたちの活躍の場ではないか!


さあ行くぞ!

ニート代表俺!!



すぅ……


「なあみん「みんなきいてくれ!!」くれないか?」



あ?

おい、誰じゃ今の俺の言葉に声を被せた野郎は?



「ここにいても何も始まらない!とにかくここを移動しよう!」



はぁ、あいつ(・・・)か。



「う、うん!私もそう思うよ!」

「そ、そうだね」

「聖刻くんが言うなら。」



容姿端麗スポーツ万能成績優秀絵に書いたような主人公、(かがやき) 聖刻(きよと)



姫ちゃんファンクラブ№0001にして、生徒会長を務める学園きっての天才である。


まあそれなりに女子に人気はある。



………うん。ごめんね嘘ついた。

学園内でダントツにモテる。



べ、別に悔しい訳では無い。ないったら無い。



はい。

とまあそんな感じで好み渡す限りの大草原から移動することになったわけですが、


「んで?どっち行くの?」

「まさか考えがねぇわけじゃねぇよな?」


こういう輩が出てくるわけであります。


俗に言うアンチですね。


イケメンにはつきものだよなぁ!

クソっっ!!



悔しくはない。ないったら無い。


でもさすがそこはイケメン(爆死すればいい)慣れた対応でいなしていく。


「僕一人では決められないことだからみんなで話し合って決めたいとおもってるんだ!」




はぁ、みんなで決めるっつったって右も左も大草原なのにどう決めるんだっての。



「ん?あれなんだ?」

「え、なんかこっち来てない?」

「え、ちょっやばいよね?」


なんかポツポツと聞こえだした声に従い彼、彼女らのむく方へ顔を向けるとそこには……



「「「え?」」」



巨大な()が引く馬車ならぬ豚車が数台すごい速度で迫ってきた。




「いや!えええええええええ?!??」




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