初めての魔法
特訓で魔力を送られても魔力酔いの症状もでなくなった頃、特訓後にアイシャが話しかけてきた。
「お疲れ様、ソラもだいぶ魔力の感じを掴んできるようになったな。そろそろ魔法について教えていこうか」
「本当ですか!」
やっと魔法を覚えられるということで喜びを抑えきれなくなっている俺をアイシャは微笑みながら少し注意した後に早速魔法について学ぶことになった。
まず魔法とは自分のイメージと魔力のコントロールが大事でありそれが上手くできるほど魔術師として優秀な者とされているらしい。
魔法には色々と種類があるらしいが基本は発生魔法と操作魔法があり。
発生魔法は炎などを何もない所から発生させる魔法で消費する魔力が普通の物より多くなってしまい。
操作は水などのもともとあった物を操りそれを使うことで発生魔法より魔力の消費が少なくなるらしい。
そこまで聞き終わった後、実際にアイシャが魔法を見せてくれるといってくれた。
家の外へ出た後にアイシャの掛け声をした瞬間に手のひらから突然ボウッという音とともに燃え盛る炎が現れた。
この世界で初めてしっかりと見る魔法に驚きながらも見入っている俺にアイシャが話を続けた。
「普通の魔術師が魔法を教える時は集中のために詠唱を覚えさせて魔法を使えるようにするんだけど、ソラは一度無詠唱で魔法を使えたから最初から無詠唱で魔法を使えるように訓練しようと思う」
と言い終わると炎を消し魔法を覚えるための訓練へ入っていった。
魔法の訓練は最初に魔力を手のひらへ集めれる様にするというのが基本でそれができた後に魔法をイメージしながら魔力を集めれるようにすることが基本だという。
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次の日から訓練が始まった。
座りながら手のひらに魔力を集めるように目を瞑り手に集めようとすると中々魔力が手に集めることが難しくそれだけではなく全く違う所に魔力が寄ってしまったりしてしまった。
しかし休憩しながら数時間も手に魔力を集中させていくとなんとなくだがコツを掴み始めてきた。
コツを掴んだ後は意外と楽だった魔力を少しずつ手に集めていく感じにすると上手くいくことがわかった。
「こんな感じでいいかな?」
やり方があっているのかを確かめてもらうためアイシャの前でやってみると
「そんな...一日で出来るなんて...」
アイシャはひどく驚きながら言った。
どうやらこの訓練は普通ならば詠唱をして数週間はかかるらしいがそれを一日で出来てしまったらしい。
アイシャは一度魔法を使ったから普通よりも早くは出来るだろうとは思っていたがまさかこんなにも早く終わるとは思っていなかったんだそうだ。
その後、アイシャが落ち着くと次は私がやったように火をイメージしてやってみてくれと言われた。
あの時の炎を思い出しながら手に魔力を集めてみることを何回か繰り返してみるといきなり手に集めていた魔力がどんどんなくなっていくような感覚に襲われた。
次の瞬間、手のひらの上に炎がでてきた。しかしその炎はアイシャが出した物よりもずっと激しくなっていた。
その光景に俺もアイシャも一瞬、呆然としていた後。
「ソラ!急いで魔力を手からなくせ!」
アイシャが焦ったような声で言ったので俺は慌てて魔力を手に集中させるのを止めようとしていくと炎は段々と小さくなりながら消えていった。




