異世界
それからこの世界のことなどを色々と教えてもらった。
助けてくれた女性の名前はアイシャといい魔術師らしく1人でこの森に住んでいるらしい。
この世界は魔法があり魔物がいるいわゆる剣と魔法の世界だという。それに能力という物があり普通の人にはできないことなどができるらしい。
この世界には人間以外にも亜人というエルフやドワーフなどと獣人という獣の部分が残っている者たちが住んでいるのだが共存しているとは言えない状態らしい。
昔、この大陸の大半を支配した大帝国を人間がつくりだし全ての種族をまとめていた。だが帝国は人間至上主義の国にだんだんなっていき他の種族を見下していたらしい。しかしそれに抵抗した様々な獣人と亜人たちが協力し反乱を起こした。その後、反乱軍によって大帝国が崩壊し反乱軍の国と人間による争い絶えなかったらしい。
しかしその状況を打開することが起こった。それが勇者召喚らしい、召喚された勇者の活躍により人間と反乱軍との和解を成し遂げた。
他にも様々な偉業を成し遂げ未だに英雄として語られているらしい。
そして現在では国々は分裂していった。
主な国は、現在俺たちがいる王国である『エーリア王国』という人間中心の国で未だに人間至上主義が残っているらしい。
「まぁこんな感じかな、ソラは何か質問はあるかい」
「なんで俺がこの異世界から来たとわかったんですか?」
と先程の言葉があったので聞いてみた。
するとアイシャは答えてくれた。
「憶測ではあるが、もともとこの国は今話した勇者の召喚を成功させた国なんだ。そして今この国は他の国と仲があまり良くなくてね。それを打開するためもう一度勇者召喚をするんじゃないかと噂になっていてね、それに巻き込まれて来たんじゃないかと思ったのさ」
(それじゃあ、俺は巻き込まれただけかよ)
あまりの理不尽さにショックを受け呆然としていた。そしてアイシャにおそるおそる聞いてみた。
「俺は…どうすればいいんでしょうか。」
アイシャは、ため息をついた後こう言ってくれた。
「まぁ、君はこの世界に身寄りはいないだろうし行く場所もない。王のところへ行っても信じてもらえるとは思わないからね。仕方ないが私が君の面倒を見よう」
「ほっ本当ですか」
良かった。あんな化物がいる世界で1人また放り出されてしまったら次こそは死んでしまうと思う。
「ただ君には魔法の才能がある。君には私の弟子として魔法の訓練や色々な雑用をやってもらうよ」
とアイシャは少し嬉しそうに言った。
俺はこれからどうなろうのだろうか、しかし前よりも楽しそうだとこれからのことに期待をし始めた。




