表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Peach Garden 桃園物語  作者: Herniatedkun
10/24

桃園物語 第10話 童学草舎 関羽先生の授業

The peach garden

第10話 童学草舎 関羽先生の授業


街から少し離れた郊外に、どことなく隠者の住み家とも受け取れそうな、古めかしい建物が一軒ある。その門の入り口には、童学草舎、と書かれている看板がある。草舎とは、昔で言うところの寺子屋を意味している。この童学草舎は、地元ではいささか有名な進学塾として知られていた。



そして今日も数人の童子たちが、関羽先生の講義を熱心に聞いていた、、、。


関羽先生の授業が始まる。


関羽先生、

では童子たち、早速始めるといたす。

今日の授業のテーマは、受け見、じゃ。

みんな、しっかりと聞かれよ。


テーマ: 受け身


まず、受け身とは、受動態とも言いわれ、これは、〜される、という意味を現すものなり。それに対して、〜する、というのは能動態と言う。


ノート

受け身→受動態→〜される

能動態→〜する



関羽先生、

ところで、私は今、少々のエンドウ豆を手にしている。今から私はそれをこうするとしよう。


と言うと、関羽先生は手の内のエンドウ豆をポリポリと食べてしまった。


今私がした行為、これは、"私はエンドウ豆を食べました。"と言うことができる。

つまり、I ate some pea.である。これは即ち能動態である。


一方、同じことが、こうも言えよう。


"エンドウ豆は私に食べられた。"


つまり、

Some pea were eaten by me .


これが受動態という表現でござる。


ノート

I ate some pea .能動

Some pea were eaten by me . 受動態


関羽先生、

ここで were eaten の部分をご覧あれ。

wereはBe動詞areの過去形であり、eatenは一般動詞eatの過去分詞である。

Be動詞と過去分詞、これで一つと成し、受動態となりえる、ということなのである。


ノート

Be動詞+過去分詞→受動態

Were + eaten →食べられた



関羽先生、

まさしくこれが受動態の正体!


では次に、この過去分詞とは一体何ぞや?を説明するとしよう。


まず、過去分詞とは、動詞の活用の一つである。


すべての動詞は活用する。


順に言うと、

原形、現在形、過去形、そして過去分詞形じゃ。


これから私がいくつかの動詞の例を出すので、ノートに書いてしっかり覚えなさい。


ノート

動詞の活用例


原形→現在形→過去形→過去分詞形


be→am are is →was were →been

do→do does→did→done

have→have has→had→had

get→get→got→got(gotten)



関羽先生、

なお、みんなも知ってるように、動詞の活用には、規則動詞と不規則動詞がある。


規則動詞の活用は、過去形、過去分詞ともに語尾に〜edを付ければそれでよい。

play ならplayed 、studyならyをiに変えてstudiedじゃ。


不規則動詞の活用は、文字通り不規則に変化するので、一つ一つ覚える必要がある。



ノート

規則動詞の活用→語尾にedをつける。studied , played, listened など他多数。


不規則動詞の活用→それぞれに変化→これは覚える!


特によく出る動詞、

Be, Do , Eat, Have,Know, Write , Get , Take, Tell, Teach, Hear ,Read など。


関羽先生、

これらの動詞は試験によーく出るからノートに何度も書いて、意味とスペルしっかり覚えてくれよ!


それでは、教科書の例文を読んで、おさらいしていこう、、、。


するとその時、扉の向こうから、


アニキ!アニキ!開けてくれい!話がある!


と言う野人の声が聞こえてきた。


むむっ、聞き覚えのある声、さては張飛か?


扉を開けると、思った通り、そこには鼻息を荒くし、ドングリ目をカッと見開いた張飛が一人立っていた、、、。



それにしても場違いな張飛の存在感。授業中にまさかの野人乱入!?童子たちの運命はいかに?次回へ続く。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ