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第2話ー有能ピロンさん

 とりあえずアイテムボックスから剣を取り出して見た結果…なんというか、やばかった。何がというと、存在感? っていうの? そんなのが、とにかくやばかったね。何気なくあるっていたら、核爆弾が落ちてるぐらい、存在感がやばい。


 光輝は、本当もうめっちゃ綺麗な銀色の剣で、闇影は、本当もう禍々しい真っ黒な剣だったよ。でも気に入った。てか、説明で見たんだけどこの2本の剣、2本持って使うのをお勧めしまます、って書いてあった。仕方なくスキルの二刀流術をとったよ。うん。刀と剣って別物なんだと思ってたけど、二刀流術取ってから、今まで長年使ってたみたいに、しっくりきてるから、大丈夫みたい。


 「よし、とりあえずレベル上げでもするか」


 俺は周りを見渡しながら、適当に歩く。今の俺はスキルとかはチートと言っても良いとは思うんだけど、能力的には、一般人より少し高い程度らしいから気をつけていかないといけない。レベルだって1だしな…。


 せっかく、神が俺だけ別の場所に飛ばしてくれたわけで、さらにこんなチートスキルもつけてもらったわけだし、俺はもっと強くなりたいわけよ。それに、ここは俺以外にも教室にいたクラスの奴らがいるし、もしそいつらに会ったら、絶対に何かされる自信がある。あいつらも何か貰っているだろうし、とりあえず、あいつらよりも強くならないとな。


 そんなことを考えながら歩き始めて数分、ついに魔物と思われる存在を見つけた。


 …あー、おかしいな。俺、一応初心者だぜ? 普通こういうのって、青くてまるっこい奴とかじゃないの? 


 「…グルゥゥゥゥ」


 …なんだ? 鼻をスンスンさせて…っ!! まさか、匂いか!?



 「グルゥゥゥ!!」


 気づかれた!? しかも、あれはクマ…か? おいおい冗談だろ。異世界のクマは、4本も腕があるのか!?


 「グアアアアアアアア!!」


 「な…んだ……からだが…うごかな……い!?」


 やばいやばいやばい。まじでやばい。なんだ。なんで動かない。確かに見た目は怖いが、別に恐怖を抱いてる訳じゃないのに。くそ、考えられるとしたら、レベル差か、スキルのどっちかか。大きく吠えてから動けなくなったところをみると、たぶんスキルかなにかだと思うが。


 ピロン♪


 <固有スキルの神の力を使用してください>


 また、ピロンと音が聞こえたかと思ったら、今度は、妙に女の機械的な声が聞こえた。


 …神の力? …あぁ、あれか! といっても、どうやって使えば良いんだ!?


 ピロン♪


 <ステータスを思い浮かべて、表示させるのと同じく、スキルや魔法も同じ方法で使用できます>


 なるほどな。さんきゅ。神じゃないんだろう? とりあえず名前はピロンさんな。


 ピロン♪


 <魔物の名はフォースベアー。腕が4本なのが特徴です。攻撃方法は、するどい爪でひっかきと、あの太い腕の打撃です>


 OK。ということで、そこに警戒しつついくとするか。


 スキル【神の力】発動。


 「…お、お、おぉぉぉ。これはすげぇ。体も動くし、しかも軽い。それに、あのクマをみても勝てる気しかしない」


 これが神の力か。今の俺はレベル1だから5分しか持続できないから、さっさと倒すか。


 ピロン♪


 <なお、神の力発動中は生物にたいして、なんのためらいもなく殺すことが出来るよう頭が改変されりますのでご安心ください>


 「それは人によっちゃぁ、嬉しくない人がいそうだな!」


 閉まっていた剣、光輝を取り出しクマに目を向ける。そしてそのまま、クマに近づき、上段から一発。


 「…あ?」


 …切った…のか? なんの抵抗も感じなかったぞ。


 ピロン♪


 <それは、ただでさえ神の領域に達しているのに、さらに神特製の剣を使用すればそう感じてしまいます>


 そういうものか。まぁ、無事に倒せたということで良いとしよう。


 ピロン♪


 <ちなみに、レベルは上がりませんでした>


 ……はぁ? うっそだろ!? 俺レベル1だぞ! どうかんがえても…って、経験値落ちてるんだったぁ!!


 まじかよ。神の力恐るべし


 ピロン♪


 <そうですね。あと、フォースベアーを2体というとこでしょうか。ちなみにですが、神の力を取っていなければ、20ほどまで上がっていました>


 …おぉぅ。それは聞きたくなかった。ちっ仕方ない。ピロンさんこれ終了まであと何分ある?


 ピロン♪


 <残り時間約3分です>


 「了解。…それじゃ、30秒前になったら、教えてくれない?」


 ピロン♪


 <かしこまりました。…ところでなにを?>


 「ん? そりゃもちろん。ここら辺にいるやつら狩りまくる。今ならどこに何がいるのか気配で分かるし。効果切れたら、一休みしたのち、向こうに人の気配が大量にあるから、そこに向かう。たぶん町かなにかだろうから」


 ピロン♪


 <そうですか。頑張ってください>


 「おう」


さて、それじゃ、ピロンさんにも、応援されたし、殺るとするかな!


 ピロン♪


 <あ、そういえば忘れてたんですが、新たに称号で【下克上】を入手しました。後で確認してください>


 タイミング!!



☆ ★ ☆ ★



 ピロン♪


 <残り時間30秒前になりました>


 「ふぅ、結構殺ったかな」


 あれから狩って狩りまくった結果、レベルが5になった。…いや、低すぎやろ! 一体どれだけ殺ったとおもってんだくそっ!


 ピロン♪


 <今日はもう終わりにしたほうがいいかと。それと、効果切れる前に、結界を張らせていただきますので、私に魔力を渡してください>


 「そんなことできるのか? 便利なもんだな」


 そう言いつつ、俺の魔力をピロンさんに渡す。これも本来なら、やり方とかわからないんだろうけど、神の力発動中だからか、普通にどうやって渡せば良いのかわかってしまう。神の力様々だな。


 「場所はここらへんでいいか」


 24時間使用不可だから、比較的、町の方に近い場所にした。このまま町に行っても良いんだが、絶対になにか言われる自信がある。なので、少休憩した後に、普通の状態で行こうと思う。


 ピロン♪


 <それでは張ります>


 その言葉とともに、俺を囲むように半透明な壁が現れた。叩いてみると、コンコンと音がする。


 「これが結界か」


 それにしても、薄い。なんか簡単に壊れそう。


 ピロン♪


 <言っておきますが、先ほど貰った魔力量でしたら、核爆弾2発は耐えられますので>


 「まじかよ」


 核爆弾とか、言葉でしか聞いたことないけど、威力はやばいことだけはわかる。こんな薄いのにそんなに強度があるのか。


 ピロン♪


 <それではここで休憩したのち、町に入りましょう。なお、町に入るのに、身分証が必要になりますが、レイコウ様はお持ちではないので、通行税として、お金…セルを渡すようになります>


 「了解。ふぁぁ。ちょっと寝るわ」


 <かしこまりました。それではおやすみなさい>


 いくらスキルで神の力を得ていたとしても、やっぱり疲れているらしく目を瞑ったあと、すぐに眠気がやって来てそのまま眠ってしまった。

 ピロンさんかわいいよ(。>д<)


 ピロンピロンうるさいけど(。>д<)


 名前:レイコウ・カミヤ LV.5

 種族:人族

 性別:男

 年齢:15


 体力:50000

 魔力:50000

 筋力:50000

 敏捷:50000

 耐性:50000


 称号:【異世界人】【下克上】NEW


 固有スキル:【スキル一覧】【全属性適正】【神の力】


 スキル:【剣術LV.MAX】【火魔法LV.MAX】【水魔法LV.MAX】【風魔法LV.MAX】【土魔法LV.MAX】【氷魔法LV.MAX】【雷魔法LV.MAX】【光魔法LV.MAX】【闇魔法LV.MAX】

【アイテムボックス】



 適正属性:【全属性】



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