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ある日の出来事

「……」

「……」


沈黙の時間が続いていた。でも仕方がない。

ーーーーーーーーーーーー

出かける前…


「そういえば、ソラくんとラターシャ今日出かけるの?」

「はい、私はいらないと言ったのですがラターシャに卒業祝いを渡したいと言われまして…」


そう。俺はもうすぐ中学を卒業する。卒業後はラターシャと同じ高校に行くことになった。高校も無事合格してナタリアやカリーさん、ウラーも一緒でそんなに変わらない生活なので安心した。


「なるほどね、楽しんできてね」

「「はい」」


2人で微笑みながら食事をする。そして食事が終わろうとしていた頃、お義母さんが爆弾発言をした。


「《《子供》》が産まれたらデートも出来なくなるだろうし、2人とも忙しくなるから今のうちに楽しんでね」


小さなウインクをするお義母さん。お義父さんはごめん、という表情で俺等を見る。


「ひゃ、ひゃい…そうします…」

「お、お気遣いあ、ありがとうございます」


ラターシャは同様しすぎて噛みまくって俺もカタコトだ。そして俺達は顔が真っ赤のまま外に出た。

ーーーーーーーーーー

というお義母さんの発言のせいで沈黙が続いているのだ。そして俺はとうとう口を開いた。


「ラターシャ」

「ひゃ、ひゃい!」

「ふふっ」


ラターシャは緊張したり恥ずかしいと絶対に噛みまくる。まぁ、そこがいいんだけど。


「まぁ、あのお義母さんのあれは驚いたけど、その、いつかそういうことをすると思うんだ」

「そ、そうですね」

「でもさ、俺等には俺等のタイミングとかそういうのもちゃんとあると思うんだ。だからさ、俺も人のこと言えないけどそんなに考えないでいいと思うんだ」

「そうですね…ソラの言う通りです。私達には私達のタイミングがありますからね」


ふぅ、ラターシャ笑ってくれたわ。良かった。俺達は半ば義務でそういうことをしなければいけない。けどだ。お互いが好きになった今そんなに深く考えなくても早めにそういうタイミングが来ると思ったのだ、俺は。おそらくラターシャもそう思ったのだろう。俺達は笑い合い、手を繋ぎながら卒業祝いを探したのだった。


そしてその一ヶ月が過ぎたあと、俺たちの結婚式が始まった。




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