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俺たち結婚します

「うーん、急遽カラータ家に呼ばれるとは思ってなかったな」


そう。今日は日曜日でもないのに何故かお義母さんに呼ばれたのだ。魔法のことかな…、俺がラターシャに教えたし…なんか言われるとか?え、行きたくなくなってきたんだけど…


「ソラ様着きました」

「あ、ありがとう」


相変わらずデカいな…慣れてきたけど。


「あ、ソラ!」

「ラターシャ!」


ラターシャとは2日ぶりだ。魔法訓練があって会う機会が増えたのだ。


「ソラくん来てくれたのね、ありがとう」

「いえ、今回はどのような件で?」

「実はね…とっても早いんだけど、国が行う婚約パーティーが終わったらすぐにでも結婚式を挙げたいの」

『え?』


ラターシャと俺は揃って口を開けてしまった。結婚式、ラターシャが学院卒業してからとか言ってなかった?俺は高2で結婚だけれども。


「詳しく教えてもらっても良いでしょうか?」


そしてお義母さんは結婚式、というか結婚を急遽急がないといけない事態になったことを話してくれた。内容はまぁ、分かるちゃ分かる話だった。なんてったって俺とラターシャが経験していたからだ。

その内容とは、俺たちの国、カーリオ王国と隣国周辺に魔物が大量発生した。そしてこれからまた増えることを考え、連合軍を立ち上げないといけなくなったらしい。そして、交渉中にお願いされたのがラターシャともう1人、ナタリアの婚約者であり、カーリオ王国第一王女殿下のカリー様の婚約だったそうで、カリー様は隣国の王族の正妻に、ラターシャはまさかの妾にするという提案をしてきたらしい。だが、もう婚約していたからよかったのか、いったん保留になったらしい。だが、いつどこでなにが起きてもおかしくないのでだったらもう結婚しちゃおう!となったらしい。本当にそれでいいのか?


「もうスパイも入っていたのね…」

「えぇ、魔力探知で他国の者というのはすぐに分かりました。食べているものなどが違うと魔力の感じがちょっと変わるんですよ」


意外にもこれが結構分かりやすくて、俺が1番得意な魔法でいったらこれかもしれない。


「はぁ~、隣国の次期王がもう本当に荒い人でね〜いろいろと」

「なるほど…」

「もちろん、これはソラくんとラターシャの結婚だから2人が最終的に決めてほしいんだけど…」


ラターシャと俺は顔を見合わせた。そして少し微笑みながらコクリと頷き、


「私はいつでも、ソラと結婚して大丈夫です。」

「私もラターシャに何かあったらそっちのほうが嫌なので」


それを聞いた瞬間、お義母さんは花が咲いたような笑顔になった。分かりやすすぎるよ、お義母さん…


「それで、結婚式をやるとするとソラくんのお友達のナタリアくんとカリーちゃんと合同結婚式になったのよ」

「え……?」


合同…?結婚式…?


「お母様、それって…カーリオ大聖堂で結婚式をカリーちゃん達と行うのですか?」

「そういうことになっちゃうわね」

『王族と結婚式!?』


ついつい俺とラターシャ立ち上がって大声出しちゃったよ。普通はありえない話だし、カーリオ大聖堂なんて王族しか結婚式なんてやらない。もう一個有名で大きな大聖堂で結婚式やるって言われたからめっちゃ緊張したのに、王族限定の結婚式会場でやるって…聞いてないぞ!?そんなこと!


「まぁ、2人とも知り合いだったから良かったわ」


良かったわ、じゃないよお義母さん!


「え、えっと…その場合、私とナタリアが卒業したと同時にってことですよね?」

「えぇ、そうなるわね」


さらっと、肯定するお義母さん。なんでこうなった!?ラターシャも呆然としてるし…そして俺は溜息を頭の中でした。そして、


『わ、分かりました。』


ラターシャと同時にお義母さんに言った。


「今日はここに泊まっていっていいわよ。花婿修行とかなしに、国の婚約パーティー終わったら住んでもらおうかしらね〜」

『え!?』


また驚いてしまう俺とラターシャ。お義母さん、話進めすぎですよ、頭が回らない…


「あ、そうだ。まだベッドの修理が完了してないからラターシャと寝てね♪」


今絶対に♪マークつけたよな!?お義母さん、あなた一緒に寝かせるためにわざと壊したんじゃないよな…?そういうのは結婚してからだろ!?半ば義務だし…


「お母様は、一体何を企んでいるのでしょうか…」


あれ、魔力が荒ぶってるわ。あ、怒ってる。まぁ、ラターシャもそうなるよな、普通。


「まぁ、仕方ないから。俺はラターシャに何かあったらそっちの方が嫌だから」

「そ、そうですか?」

「うん、今頃ナタリア達も聞かされてるんじゃないかな?」

「ですね…」


ラターシャはちょっと嬉しそうな顔をしながら遠い目をした。


「まぁ、まずは魔法訓練と国の婚約パーティーですね」

「はぁ、そっちもあるのか…あぁ、胃が痛い…」

「私もです…」


そして俺達はお互いの顔を見合い笑いあった。

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