何処にでも居そうな僕の事が大好きだと言ってくれる彼女も居る!
”何処にでも居そうな僕の事が大好きだと言ってくれる彼女も居る!“
・・・僕の彼女は、少し変わってるような気がする。
何故なら? ”僕は何処にでも居そうな男だからだ!“
そんな男の事を彼女は、”大好きだよ“ って僕と会うと必ず1回は
言ってくれるんだ。
そんな彼女が僕も大好きなのだけど?
なんか申し訳ないというか。
”結局、僕の彼女は可愛くて二人で並んで歩いていると、必ず彼女だけ
男に声をかけられるんだ。“
『”ねえねえ、彼女? 俺達と一緒に遊びに行かない?“』
『”えぇ!? 彼氏と待ち合わせしてるから無理!“』
『はぁ!? 彼氏持ちなのかよ! まあ~可愛いからそうだよな~!』
『ごめんごめん! 遅くなった!』
『別にいいよ、怒ってないし!』
『”でも? 先の男達、知り合いだったの?“』
『知らないよ、急に話しかけられただけ。』
『”絶対に一緒に着いて行かないようにね!“』
『分かってるってー だからもっと私の事を大事にしてね!』
『いつもしてるでしょ!』
『してなーいって、もぉ~』
『はいはい、今日はデートなんだから楽しくしよう、仲直りね!』
『仲直り!』
『うん、仲直り。』
顔は可愛いけど? 彼女はガードが堅いから僕はそこがスキなんだよな~。
それに普段は、”クールに見える彼女も、僕と一緒に居る時は甘えん坊の
女の子に変るんだよ。“
僕は毎日でも、彼女と一緒に居たいけど、、、?
きっと彼女はそれだと疲れるだろうから、今は週に3回彼女と会えたら
いいかなと僕は思っているんだよね。
・・・ただ気になるのは?
彼女は僕と会っていない時は、”何処で何をしているのだろうか?“
気にはなるけど、”それは彼女の時間だから自由に使ってほしいし、
僕が口を挟んではいけないような気もする。“
一人の時間も大事だし、僕も彼女と会えない時間を大事にしたい!
彼女と会った時は、”彼女の事だけを考えて、彼女優先に考えたいんだ。“
こんな僕の事を大事にしてくれる彼女が僕も好きだよ。
*
『”今日ね! お姉ちゃんも連れて来たんだけど、いいかな?“』
『えぇ!? も、勿論、いいよ!』
『もう直ぐ来るから待ってようか。』
『うん。』
:
『”ごめんごめん! 遅くなったちゃった! 姉の香苗です。“』
『”かす美の彼氏の拓真です。“』
『かす美から拓真さんの事はいろいろ聞いてますよ。』
『・・・い、いや? なんて言われてるのか分からないけど、』
『”悪い事は言ってないからね!“』
『えぇ!? そうなの、』
『うん。』
『”かす美からは拓真さんは凄く優しい男性って聞いてますよ。“』
『・・・そ、そうなんですね。』
『何処か? お店に入りましょうか?』
『そうですね。』
『ココの近くに私がよく行くカフェがあるから、そこに行こう。』
『うん!』
そこで彼女のお姉さんといろいろ話をして、僕は彼女のお姉さんとも
凄く仲良くなった。
近々、”ウチの家族に会って見ませんか“ とも言われる。
これって? ”結婚が間近なのかなと急に焦ってしまった!“
そんなに固く考えなくていいとは彼女のお姉さんに言われはしたけど?
彼女の家族と会ういう事は、”結婚も視野に入れないといけないという事
だよなとプレッシャーになった。“
そんな僕を見て彼女がすかさず、”軽い気持ちでいいんだからね、
お姉ちゃん彼にプレッシャーかけないでよ“ とそう言ってくれた。
それで僕も少しホッとしたかな。
・・・でもこれは多分だけど?
”彼女は僕との結婚を凄く意識しているのだろう。“
だから急に自分の家族に僕を会わせようとしているんだと思う!
まあ、僕も彼女との結婚は意識してない訳じゃないけど......。
いずれは彼女と結婚できたらとは思っているのだが、
そんなに急に”結婚“を意識する事になるとは思わなかった。
『”いつか、拓真と結婚できたらいいな。“』
『・・・ううん。』
『”拓真も私との結婚考えてくれた事ってある?“』
『”勿論あるよ! 考えない訳ないだろう。“』
『そっか、それならいいか。』
『えぇ!? 何が?』
『”何でもないよ。“』
『”いつになるか分からないけど、僕達! 結婚しようね!“』
『うん!』
こんなにも素直に彼女に自分の気持ちを言えた事に自分自身が
一番びっくりしていた。
でも? ”彼女にそう言えて良かったな。“
いつか僕は本当に彼女と結婚したいと思っているし、
そうなれたらぐらいに想っていたらいいかなとも思っている。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




