表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

第5話 祖母の家って案外落ち着くよね

 憂鬱な朝がやってきた。特に今日は憂鬱だ。なぜなら、親戚が集まって、私の親の遺産についてだ。普通だったら私のモノになるけれど、そんなにいらない。だから親戚にあげているんだけど、まだ決まっていないものもあるし、私がいらないものを売ってもいいか一応確認もしなくてはいけない。未成年なんだし。また、親戚といっても、祖父母、叔父叔母だけだけどね。だからそんなにたくさんいない。ではなぜ憂鬱だと思う?そうそれはね、静岡に行かなくてはいけないこと。横浜からだからそこまで遠くないじゃんと思っている奴もいるかもしれないが、面倒なんだよ!しかもゲームをpcでできない。これが一番大事!


 ある程度の準備は昨日のうちに済ませたので、必要なものを入れて、コンセントを抜き、鍵を閉めて家を出た。1人分の荷物だからそこまで大荷物ではないが、帰宅部には結構きつい。化粧グッズとか持ってなくてよかったと内心めっちゃ思っています。多分クラスの中でメイクしてないの私だけだと思う。メイクって面倒そうじゃない?同意を求めたい。そして私は小田原まで行き、新幹線に乗り換えて、気づいたら最寄駅に着いていた。

「久々に来たな〜。何も変わってない」

独り言を漏らしていたようだ。恥ずかしい。とりあえず祖母に連絡しなくては。



「こんにちは〜。お久しぶりです」

「いらっしゃい。久しぶりだね。大きくなった?」

「いや身長中2以来伸びていないよ」

「そう?久々に見たから大きく見えた」

実は私もう身長止まってしまったんです。でも大丈夫。私身長170センチ弱あるから問題ない。"ドヤッ"

「そういえばあーちゃんたち来るの?」

あーちゃんというのは私の従姉妹で、一番上からもえ、あゆみ、りんだ。みんな私よりも年上だ。

「夕方には来るって言ってたよ」

「わかった」



 今何時だ?私は部屋にこもってゲームをしていたら外は真っ赤な夕暮れだった。意外と綺麗だな。風景に興味ない私でも綺麗だと思うほどだ。そろそろ風呂入るか。そう思い部屋を出た。

「風呂入るね〜」

返事はない。まあいっか。


 やっぱり湯船って落ち着く。やばい眠い。寝落ちしそう。でもだめだ。寝落ちして溺れかけたことあるんだから。気をつけなくては。

 ガチャ。いきなりドアが開いたのだ。

「キャー!!」

「ひゃっ!」

びっくりした誰だよ。殴ろうか?まあ私非力だから痛くないと思うけどね。

「風華ちゃんいたの。気づかなかった。久しぶり」

誰だ?私目が悪いから、今誰がいるのかよくわからないんだよね。

「えっと、すみません。今コンタクトつけてなくて誰だかわからないので、名前を教えてくださるとありがたいです」

「声でわからないの?仕方ないな、あーちゃんことあゆみだよ」

「え、あーちゃん?ごめ〜ん気づかなかった。許して〜」

「どーしよかな〜。久しぶりの再会に免じて許してあげなくもないけど」

「ほんと!ありがと。相変わらず優しいね」

 それから私たちは一緒にお風呂に入り、楽しい時間を過ごした。


 いや〜憂鬱な気持ちが少し晴れたな〜。もえちゃんとりんちゃんにも会えたしね。今日もそろそろ寝る時間か。普通の人間なら寝るだろう。しかし私は思考回路が斜め45度ずれている狂人だ。なので今日はオールでゲームをするしかない。しかもこの場には私1人しかいない。この好機を逃すわけにはいかないのだ。ということでネットの猛者どもをぶちのめしますか。そう言えば言ってなかったけど、私オタクだけど腐女子じゃないからね。勘違いしないでよ。同性で付き合うのは多様性の時代だしいいと思うよ、けど私は受け付けられない。結構無理なんだよね。まあそんなことは読者はどうでもいいわよね。ということでlet's play game.


 もう朝の3時だ。なのに1人で奮闘している奴がいる。そう小雪風華だ。

「かかってこいよクソ野郎ども!もっと私を楽しませろ」

大声で言ってないから周りのこと心配しなくて大丈夫だよ。この時間帯の人は弱いわ。足りない。満足できないわ。なんでもっと強い奴がいないのよ。

 こんな感想を抱くなんてやばいやつだと思ったやついるわよね。嘘つかないで名乗り出たら倍殺しにしてあげる。でも仕方ないか。私戦闘狂なんだよね。戦闘ほど快楽なものはないわ。他のゲームでも敵を見つけるたびに戦闘しているし。

 戦闘も好きだけど、ギャンブルも好きなんだよね。もちろん現金はかけないよ!ゲーム内の賭けとかはいつも決まって"all or nothing"なんだよね。やっぱりかけて結果を知るまでの間の時間が生きている実感が湧くんだよね。生と死の狭間にいる感覚がいつまでもやめられないんだよね。読者のみんなも人生を愉悦しようね。


 しばらくゲームをしていて、私に異変が生じた。そう眠気である。くっそ眠い。明日もあるし寝るか。起きるの遅かったら、あーちゃんに起こしてもらお。あーちゃんに連絡しなくては。そして私は連絡をし、眠りについたのだ。しかし、風華はやり忘れていたことがあった。そうセーブをしていない。明日また絶望するのであった。

こんにちはあるいはこんばんは。更新毎日できなくてすみません。

本編で人生を愉悦しようと言ってますが、ギャンブルしろとは言ってませんのでそこは勘違いしないでください。ただ楽しんでいきてくださいと言っているので、それでギャンブルをして負けても僕のせいにしないでください。そこはご了承お願いします。


感想と評価をいただけると、もちーベーションにも繋がるのでよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ