第3話 豆腐 豆板醤 卵
タイトルは本文に関係しているからね。
断れなかった。なんで了承してしまったのか。明日仮病使って休みたい。でもだめだ。3年間無遅刻無欠席にする予定だから。真面目に授業受けてもどうせわかるから、適当に聞き流しながら、明日のことでも考えるか。
〜5限目〜
うわ、現代文だ。寝たい。寝てもいいかな。寝ていいよね。でもこれで指定校推薦取れなかったら嫌だわ。暇だし自分の将来のことでも考えるか。
商業会社がいいな。商業会社に勤めて、一人暮らしできるくらいの給料がもらえて、定時には帰りたいな。あとはそうだな、今のアパートじゃなくて、会社から徒歩圏内のマンションがいい。そして、家に帰ったら、夜ごはんを食べながら、趣味に没頭したい。もちろん趣味というのは推し活。さらに私はゲーミングPCでゲームをしたい。アニメも見たいな。超高画質で、音質の良いヘッドホン。休日は昼まで寝て、ゲーム三昧。Vtuberでもやろうかな?私Vtuber好きで結構知識あるし、配信でゲームしながら雑談したいな。
やばい想像しただけでにやけそう。ぐへへへ。誰かに見られたらやだから切り替えなくては。でもやっぱりニヤケが止まらない。うっ、見られてしまった。しかも八重に。最悪だ。なんて日だ。も〜絶対揶揄われるやん。うわめっちゃニヤニヤしてるよ八重。穴があったら入りたいよ!早く授業終わって。
〜10分休憩〜
「何想像してニヤニヤしてたの風華。もしかして明日のお昼のことで妄想してたの?」
「別にしてないし。さらに明日のことなんか考えたくないよ」
「写真あるけど見る?」
「なんで撮ってんの。スマホ出して。私が消すか、そのスマホ割るのどっちがいい?」
「消しますよ」
「よろしい」
「あー!休み時間があと2分で終わっちゃう。どう責任とってくれんの?」
「たかが休み時間くらいいいじゃん」
「八重にとってはいいかもしれないけで、私にとってはダメなの」
「そなの?」
「そなの」
「はいはい。また後でね」
そうして八重は自分の席に戻って行った。ほんと疲れた。次の授業なんだっけ?
〜6限目〜
最後に数学1だと!しかもサインコサインタンジェント。まじでいつ使うんだよこれ。教えてくれ、文部科学省。ぶんぶかがくしょうではなくもんぶかがくしょうだからね読み方。そんなことはどうでもよくて、どうすればいいの。もういいや、別のこと考えよう。今日の夜ごはん何にしようかな?昨日はオムライスか。う〜ん、あ、麻婆豆腐にしよう。ひき肉も家にあるし。だから、豆腐、豆板醤がないから買わないと。汁物は卵スープでいいかな。卵は昨日使ったから追加で買うか。ということは、帰りにスーパーで豆腐・豆板醤・卵を買えばいいんだね。忘れないようにしなくちゃ。
そんなことを考えているうちに6限目が終わっていて、ホームルームが始まっていた。しかし風華はまだ気づいていない。もう帰れることを。
「あれ、もう教室に誰もいないじゃん!」
どういうことだ。気づいたら誰もいなかった。時計を見てみると、"17時10分"とっくに家に帰れる時間になっていた。やばい急がなくては。
そして私は急いで家に帰宅したのだ。そして風華は忘れている。豆腐、豆板醤、卵を買わなくてはいけないこと。
ふう疲れた。私どんだけ集中して考えことしてたの。馬鹿だろ。とりあえず手を洗って夕食の準備をするか。何を作ろうとしたんだっけ。えーとね。あ、麻婆豆腐だわ。忘れてた忘れてた。ということで早速始めますか。材料出して・・・・、あ、買い物忘れてた。急いで行かなくては。
そして私は急いで最寄りのスーパーへ行ったのだ。そして無事買うことができ、美味しい晩御飯を食べることができました。
〜夕食後〜
よし今日はデイリー終わっていないから、パッパカ済ませて、素材集めでもしますか。今日は何の素材がゲットできるっけ?そんなことよりも大事なことを忘れているような。何だっけな?めっちゃ重要な気もするけれど思い出せないな。もういいや。今はゲームに集中しよ。
そして風華は後悔するのだ。しっかり対策を考えていればこんなことにはならなかったのに。しかし、今の風華は知らない。明日からは今日までのような日常を送れなくなることを。
更新遅くなってしまいすみません。なるべく毎日更新できるようにします。
今回は風華のアホさを表しました。
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