第14話 人生って何が起こるかわからないね
今日は水曜日!つまり部活がない。今日は目一杯だらけるぞ。
朝から私は元気だ。弁当も今日は少し豪華だ。まぁ、昨日の夜ご飯全て食べちゃったから余りがないだけなんだよね。でもそんなことはどうでもよくて,とにかく豪華なの!
朝ご飯はいつも通りでいいかな。朝はそこまで食欲ないしテキトーに食べればいいかな。
よし、準備万端。戸締りOK、掃除機かけた、洗濯もした。なので少し早いが家を出ますか。
いつもより5分家を出るのが早いだけでこんなにも変わるんだな。
何が変わったかと言うとね、人が少ない。だから口笛なんか吹いてしまったわ。
でもね神様は私に優しくしてくれない。
「おはようふーか。今日はご機嫌ですね」
そう、八重に見られてしまったのだ。めっちゃにやにやしてるよ。
「おはよう伊達さん」
「なんで急に他人行儀?で、機嫌がいいね」
「別に良くなくなくないんだからね」
「なんで急にツンデレキャラなの。で、どっちなの」
私がツンデレ?そんなわけあるか。冗談はやめてくれ。
「私がツンデレってありえないでしょ。貴女やはり馬鹿ね」
「なんか貶されたんだけど。確かにふーかのツンデレは気持ち悪い」
「でしょ」
「まぁいいや。折角だし一緒に登校しよ!」
「そう言う前からしてるじゃん」
「確かに」
それからいつも通り和気藹々とした会話をしながら登校したのだ。
今日は模試です。なんも勉強してません。
しかしですね、私はなんと高校2年生の範囲まで、予習しているので、問題ありません。
つまり、授業寝てても大丈夫なんですよ。まあ、そんなことはしませんけどね。
と言うことで、みんなが必死に勉強しているのに私は優雅に読書タイムです。
模試はねめっちゃ簡単だった。これは全教科満点間違いないね。
午前の科目はあと1教科。それを乗り切ればお昼ご飯だ。
さて最後の科目は英語。
は?リスニング40分!アホなんか。私を殺す気ですか?やってやるよ。
こうして私は地獄を見るのだ。
青い空、雲一つない快晴。まるで私の心の中のように穏やかだ。
リスニングまだ始まらないんすか。筆記に50分は多いだろ。私20分で解き終わったよ。
何してればいいんですか?誰か教えてくれ!
仕方ない、問題用紙の余白に文章でも書くか。
そうだな〜、書くとしたら恋愛ものにしたいな。主人公は女の子にしよう。スタイルは私みたいに小顔で足長い。学力は平凡。顔は地味目だな。
さて構成を考えながら書きますか。
「これからリスニングテストを始めます」
まずい、リスニングが始まってしまう。
こうしてリスニングテストは始まった。
そして終わった。
テスト簡単すぎ〜。お腹空いた〜。この模試やる意味あるの?こんな簡単なテスト誰でも満点取れるよ。
まあでも午後もあるし、とりあえずご飯食べよ。
「ふーかー、一緒に食べよ〜」
「い〜よ〜」
「ねえねえ、ふーかの唐揚げ一個もらってもいい?」
「一個60円だよ」
「お金とるの⁉︎」
「当たり前じゃん。お客さん無銭飲食はダメだよ」
「いやまだ食べてない。ケチ〜」
「ハッハハ」
「もうふーかなんか知らない」
「じゃあ自分の席に戻ってください」
「やっぱり嘘です。ふーか大好き♡」
「折角あげようと思ったのに。私嘘は嫌いなんだよね。だから嘘ついた八重にはあげない」
「そんな〜」
「自分を恨みな」
「てか、嘘嫌いって言ったよね?」
「言ってないよ」
何言ってんのこの娘。記憶力大丈夫かな?お姉さん心配だわ。
「いや、言ったよね」
圧がすごい。これって脅迫だよね。お巡りさん、ここに変質者がいます。
「てか、テスト簡単だったね」
「そう?」
「え、もしかして難しかった?」
「ん、それ煽り?」
「いや、あんな簡単な問題も解けないんだと少し心配してい、ふふ」
「やっぱり煽りだね」
本当にこの娘大丈夫かな。日本語を理解できていないみたい。
「まあ、午後のテストもがんばろ」
「そうだね」
それから私たちは和やかな会話をしていた。
テスト終わったー!これで帰れる。今日は夜更かしでゲームだ。ネットの猛者どもかかって来い!
「ねえ、小雪さん少しいい?」
ん?誰だ。
「どうしました東條さん、それに八重と水瀬さんも」
みんな揃ってどうしたんだ?
「あの小雪さん、これからみんなで遊びに行かない?」
なんと遊びのお誘いでした。しかし、今日は夜更かしでゲームするって決めているんだよね。
「お誘いありがとうございます。ですが、今日はとても大事な用事があるのでいけません。折角誘ってくださったのにすみません」
こんなけ丁寧に断れば大丈夫だろ。
「そっか、わかった。なら今度みんなで遊ぼ」
「その時は是非」
よし、これで帰れる。
「ねえふーか、用事って何?」
「用事は用事ですけど」
今日一日変だけど大丈夫?
「いや、今日部活ないらしいから、一日ゲームでもするのかなと思って」
何この子勘がいい。
「まさか、そんなことでみなさんのお誘いを断りませんよ」
「いやふーかならありえる」
まずい逃げなくては。
「そろそろ帰らなくちゃいけないので、私は帰ります。さようなら」
「あ、逃げるなー!」
こうして私は逃げたのだ。
危なかった。なんとか逃げれたけど、明日尋問されるかも。早く帰らなくては。
「ただいま〜」
誰もがいないのに、癖で言っちゃうな。
「おかえり〜」
えっ!家に誰かいる?
恐る恐るリビングに向かうと、
「遅いよ風華ちゃん」
えっ、なんでここにいるの?
「なんでいるのあーちゃん⁉︎」
ホントになんで?連絡は、、、してあった。
「連絡したよ。まさか見てないの?」
私は頷くことしかできなかった。
「仕方ない、一から説明してあげる。私はここの近くの高校に教育実習で行くから、近い風華ちゃんの家に泊めてもらおう思って。当日に連絡しちゃってごめんね」
「そうなんだ。でも鍵はどうしたの?」
合鍵はあげてないからどうやって入った?
「それはね、30分くらい風華ちゃん家の前で待っていたから、大家さんが開けてくれた」
「へー、そうなんだ。じゃあ、合鍵渡すよ。どんくらい泊まればいいの?」
「2週間泊めてほしい」
「わかった」
「ありがとう」
「どういたしまして」
それから私たちは一緒にお風呂に入り、ご飯を食べてゲームをした。そして、11時には寝たのであった。
こんにちは。
作者です。恋愛要素なくて恋愛小説か疑っている人いますか?しっかりと恋愛になりますよ。
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