表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/20

第12話 

 今日は清々しい朝だな。昨日は水族館に行って疲れたけれど、運動部の私なら問題ないわけなのよさ。ということで顔を洗い弁当でも作るか。とりあえずあスッキリしなくてわ。

「なんじゃこりゃー!」

 びっくり鏡の中の私は寝癖で髪の毛がおかしなことになっている。早急に治さなくては。あ〜でも私寝癖全然治らないんだよね。仕方ない。今日はある程度整えて、ヘアピンで止めるか。やりたくなかったんだよな〜。そう私はいつも前髪で顔が隠れているんだ。でも今日は隠せない。やだな〜。でも仕方ないよね。いつもなら気にしないけど、少しはメイクもするか。久々のメイクに苦戦し、弁当を作ることができなかったのだ。


 あ〜あ弁当作れなかった。今日は学食か。てか、視界がめっちゃ広いんだけど。バスケしている時よりも広く見える。前髪の力は偉大だな。

「ふ〜か、おはよう」

「おはよう八重。今日は1人なの?」

「うん、麗夜は朝練だって、って、ふ〜かどうしたの!今日は目が見える。さらにメイクをしているだと。何があった?頭でも打ったの」

「失礼な。今日は寝癖がやばくてこうするしかなかったんだよ」

「あ〜なるほどね。やっぱりあんたしっかりすると可愛いね」

「嫌味にしか聞こえない。私は可愛いより美しいの方が嬉しいな」

「確かに可愛いよりも美しいという表現の方が正しいわ」

「てかいつもの私が美しくないといいたいわけ?」

「いやいつも顔隠れているじゃん」

「それはそうだけど・・・」

「今日視線の量すごいね」

「ね。でも全部八重に集まっているだけでしょ」

「いやあなたにも視線いっているよ」

「そんなわけないじゃん」

「まあいいや」

 どうしたんだろう八重。私に視線が行くわけない、、、あった!めっちゃ視線感じる。

「八重の言うとおりだわ。めっちゃ視線感じる」

「だから言っているじゃん」

 私は視線を感じながら教室に向かったのだ。


 教室がやけに騒がしいな。

「ねえ、見た?あんな美人な人この学校にいた?」

「いや、初めて見た」

 誰の話をしているのだろう?まあいいや自分の席に座ろ。

「え、噂の人って小雪さんなの⁉︎」

ん?なんだ噂って。

「八重、この人たちは何を言っているの?」

「あんた自覚ないの?ふーかはいつも前髪で顔隠れているっでしょ」

「そうだね」

「で、あなた意外と顔整っているんだよ。私だって初めて見たとき驚いたんだからね」

「そうなの。初めて知った」

 なるほどね。初めて知ったよ私の顔が整っているんだなんて。だから注目を集めているんだ。なら前髪を下ろせばいいんだ。そうして私はヘアピンを外しいつも通りにした。

「こっち方が落ち着くな」

「ふーかもう手遅れだよ」

「え、なんで?」

「あなた本当に学年1位?少し疑うわ」

「ひどいな〜」

「まあどうでもいいや。後は頑張ってね」

「何を?」

 八重は私の質問に答えずに自分の席に戻って行ってしまった。


「小雪さんちょっといいかな?」

 昼休み、私はいつも通りみんなとご飯食べているといきなり呼ばれたのだ。

「ここで要件を済ませることはできますか?」

「えっと、ちょっと出来ないから来てほしい」

「わかりました。手短でお願いします」

 それから私は人気のないところに連れて行かれました。

「あ、あの、小雪さんのことが好きです。付き合ってください」

 怖。名前も知らない人からいきなり告白されたんだけど。恐怖でしかないな。

「あの、すみません。お気持ちは嬉しいですが、あなたの気持ちには答えることはできません」

「そ、そっか。でも気持ちは嬉しいならお試しでいいから付き合わない?」

 諦めわる。無理と言われたら早く引き下がれよ。

「ごめんなさい。私あなたの名前すら知らないですし、なんも知らない人と付き合うことはできません。それでは」

 そうして私は無理矢理話を切り上げ教室に戻ったのだ。


「なんてう言われたの?」

「八重、そんなこと聞かなくてもわかるでしょ。告白されたんだよ」

「そりゃそっかー」

「なんて答えたの?」

 なんと驚き瑞稀まで興味をもちゃったよ。

「振ったよ」

「え〜なんで。彼結構イケメンだったじゃん」

「いや知らない人にいきなり告白されたら恐怖でしょ」

「確かにそうか」

 それから私たちは雑談しながらお昼休憩を過ごした。




 翌日の朝、私はたくさんの人に囲まれている。主に女子生徒だが。

「なんで後藤くんの告白断ったの?」

「もったいない、あんなイケメンなのに」

「何、もっとイケメンじゃないと釣り合わないと思っているの?」

「彼は後藤と言う名前なんですね。初めて知りました」

「え、知らなかったの?」

「え、あ、はい。知りませんでした」

「あんなにイケメンなのになんで振ったの?」

「知らない人からいきなり告白されても困りますよ」

「だとしてもイケメンだよ」

「でも社交辞令を知らない人とは付き合えませんね」

「あなたって結構変わっているね」

 もう用は終わったとばかりにみんな散っていったのだ。

更新遅くなってしまい申し訳ございません。お読みくださりありがとうございます。恋愛経験のない作者にはなかなか展開が思いつきませんでした。これからは3日に一話は出せるように頑張ります。

面白かったら評価とブックマークお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ