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11話 魚魚魚

「なんとか合流できたね〜」

「うん、そうだね。合流できてよかったよ」

「魚に夢中になってしまい申し訳御座いません。私の作った弁当で許してください」

「怒ってないから大丈夫だよ。お弁当作ってくれてありがとう」

「ほぼ昨日のあもりものを詰めただけだから、あまり手間がかかってないから大丈夫だよ」

「ならいいけど。それよりもお腹空いたから食べよ」

「りょ〜かい。あ、あそこにいい場所がある。あそこで食べよ」

「わかった」

 そうして私たちはカワウソが近くで見れるところのベンチに腰をお下ろしてお昼ご飯を食べることにしたのだ。


 私ってやっぱり料理の才能あるのかな?いやあるよね。だって目の前で私の弁当食べている人の顔を見てみてよ。めっちゃ美味しそうに食べているよ

「やっぱり小雪さん料理上手だね。この前の西京焼といい滅茶苦茶美味しいよ。特にこの卵焼き!お店で出してもお金取れるくらいだよ」

「そんなに称賛されると照れるな〜。そんだけ言ってもらえれば作った甲斐があるよ」

 それから私たちは雑談をしながらお昼ご飯を食べたのだ。てか前のカワウソ可愛すぎ。


 この後は少し周った後にショーを見る予定だ。イルカショーとか何年振りだろう。めっちゃ楽しみ。今からでも興奮がおさまらない。瑞稀と逸れないように注意しなくてわ。

「そろそろショーの時間だから会場に行こ」

「あ、本当だ。遅れたら嫌だから少し急ぐ?」

「いや普通に歩いても寄り道しない限り間に合うから急がなくて大丈夫だよ」

「りょーかい」


「やばい、後もうちょっとで始まっちゃうよ」

「そうだね。でももう着くから大丈夫だよ」

 今私たちはショーに遅れかけている。なんでこうなったかというと、

「ねー見て!クリオネがいるよ。可愛い!いつか飼いたいな〜」

「確かに可愛いね。でも飼うの難しいらしいよ」

「そんなの知っているよ」

「さすが学年一位」

「褒めてもなんも出ないよ」

「何も求めてないから大丈夫だよ」

そう私がクリオネに見惚れていたからだ。本当に申し訳ないと思っている。でも不幸中の幸い、私たちは両方とも運動部だし、私はズボンなので、なんとか走ったら間に合ったのだ。

「ギリギリ間に合ったね」

「そうだね。間に合ってよかったよ」

「ごめんなさい。私がクリオネを見ていたせいで」

「気にしてないからそんなに落ち込まなくていいよ」

やっぱり瑞稀って性格いいよね。これだからこいつはモテ男なのか。しかも私みたいに特に隠し事をしているわけでもないし、仮面もつけていないな。だからこれが素なんだろう。でもこれじゃあ社会で揉み潰されちゃうよ。

それから私たちはショーを見て、見てない所を全て見、水族館を後にしたのだ。


「東條くん今日は誘ってくれてありがとう。とても有意義な休日を過ごせたわ」

「そう言ってもらえて僕も嬉しいよ」

 私たちは電車の中で今日の出来事をずっと話していたのだ。2次元の話以外でこんなに盛り上がったのは初めてかもしれない。意外とこういう日常もいいかもしれない。でもやっぱり素晴らしい時はやがて過ぎ去る。

「私今日の夜ご飯で買いたいものがあるから次の駅で降りるね」

「わかった。今日は誘いを受けてくれてありがとう」

「こちらこそ誘ってくれてありがとう。また明日」

「うん、また明日」

 私は電車を降りて有名な魚屋に向かったのだ。


  ▼▽瑞稀視点▼▽

 今日は小雪さんと水族館に行く日だ。楽しみだな〜。好きな人と出かけられるなんて幸せすぎる。緊張するから少しリラックスしよ。僕はリラックスをするために仮眠を取ったのだ。しかし、寝過ぎたため約束の時間に遅刻しかけたのだった。

 

 え、集合の場所を改札の前にしたいだと。まあ最初決めていた場所とそこまで距離変わらないからいいか。てゆうか小雪さんもうついているの。急がなくては。

 

 今日生きていてよかった。なんでって思った人いるでっしょ。でもね小雪さんを見たらみんな思うよ。だって彼女めっちゃ可愛いんだもん。パーカーにデニムのズボンって一見普通に見えるけれど、彼女が着ると本当にすごい。しっかりとした凹凸おうとつのある上半身に、長くてスラッとした足。顔はメイクなしであの可愛さ。しかも前髪でいつも隠れている目は、前髪を分けているためしっかりと見えている。天使ってやっぱりいたんだね。


 水族館にもう直ぐつくけれど、視線の量が半端ない。女性は僕に視線が行っているし、男性は小雪さんに行っている。彼女の可愛さは僕だけが知っていたかったな。少しだけ嫉妬しつつ、水族館に着いたのだ。


 水族館はとても楽しかった。途中で彼女が逸れてしまうというハプニングがあったが、とても可愛かった。魚を見ている時の彼女の横顔は僕1人で独占したいくらいだ。僕ってこんなに独占欲強かったけ。本当に可愛かった。彼女の手作り弁当は美味しすぎる。卵焼きはもうお店に出してもいいくらいだ。


 彼女と別れてから1人で帰りながら今日のことを思い出していたけれど、彼女のことを全然知れなかった。隠すのが上手だ。全くわからなかった。どうやったらしれるかな。偽りの自分でいるのは疲れると思うのに、維持しているなんてすごいの一言だ。今日は出かけてよかった。

お読みくださりありがとう御座います。更新遅くなってしまいすみません。

初恋すらまだな作者が恋愛物語を書くのは難しいですね。

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