第1話 なんだこいつ〜!
初めましてザラメです。
読んでくれるとありがたいです。
人間は面白い。そう感じたのは中2なってすぐだ。観察すればするほど楽しくなる。私には友達がいない。別にいなくても大丈夫だし。複数人でいるよりも1人でいる方が楽だ。さて今日は誰を観察しようかな♪
私は小雪風華。先月の誕生日で16歳になった高校一年生だ。ちなみに誰からも祝われていない。まあ、家族は2ヶ月前に交通事故で亡くなっちゃたしね。友達はいない。いたら祝われるはずだもん。初恋もまだ。趣味は読書,人間観察,ゲーム,アニメ,etc. 一応だが帰宅部。唯一の誇りは成績が学年一位。テストで一位以外を取ったことない。そして私は影が薄い。だから観察をしていることが一度もバレたことない。"ドヤッ!“ だから今日は一軍男子でも観察するか。
放課後
今私はなんと、なんと、なんと教室にいます。何故か今日の対象に、教室に残れという紙がトイレから帰ってきたらおいてあった。
「で、用事とはなにですか?」
「今ここではっきりと言っておくが、俺はお前のことは興味ない。確かにスタイルはいいが俺の好みじゃない。今日ずっと視線を感じていたのだけど、正直言って不快。やめてくれ。」
「・・・・・は?」
えっ、なに言ってんのこいつ。自意識過剰とかキモ。確かに外見はいいけど、中身腐っているじゃん。もしかして脳みそまで腐っていて、頭の中お花畑なのかな?まじでなに言ってんの。気持ち悪。こうやってナルシストってできるんだね。
「は、じゃねーよ」
「いや、私あなたのこと好きでもないのだけど。そもそも名前も知らないし。勘違いはやめてください。」
「ふざけるなよ。振られたからって嘘つくなよ。まじで時間の無駄だったわ。」
「いやあなたに興味ないです。中身腐っている人がなに言っているのですか。自己評価の高いナルシストなんですか。そもそも残るようにしたのはあなたですよね。キッショ。さようなら。」
そして私は彼を置き去りにして帰路についた。
いや〜腹立ったけど少しスッキリしたわ。あの顔は最高。写真撮って保存したかったな〜。というかバレてたんですけど。しかも人生初。えっ、怖い怖い怖い怖い怖い怖い。あいつどれだけ自意識過剰なの。マジでキショい。あいつと後10ヶ月も同じクラスなのはキツイな。でもどうせ寝て明日起きたら、今日のこともあいつのこと忘れてるんだろうな。今日は帰って宿題して、家事して風呂入り寝よ。
次の日
今日はやけに教室が騒がしいな。いつも騒がしいのになんでもっと騒がしいんだよ。朝から憂鬱だ。
「え、お前振ったら、カウンターされたの。」
「カウンターしたやつ見る目ないね〜。」
へ〜あいつカウンター喰らったんだ。カウンターしたやつよくわかってるね。あいつ中身腐っているからね。
「「「「きゃ〜」」」
今度は黄色い歓声が
「おはよう」
そして教室に入ったのは一軍男子の中でもトップ、そしてこの学校で一番人気の男子・東條瑞稀。成績優秀、スポーツ万能。そして誰にでも優しい。そしてついたあだ名は王子様だ。みんな彼の虜だ。男女問わず。彼のことが嫌いな人間はいないだろう。ちなみに私は無関心だ。
あ〜早く帰りたいな。
初めて書いた小説なので文章が拙いと思いますが、感想、ご指摘してくださるととてもありがたいです。
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