テッド・グッ・ウェイク
謁見の間の空気が・・・・・
「皆今日も良く」
「魅せよ」
皆が声に引き寄せられる・・・・・
目が耳が全ての・・・・・
全身全霊で・・・・
黒いタイツ・・・・
マント・・・・
黒い長髪・・・・
全てが美しく・・・・
幻想的な・・・
蠱惑的な・・・・
歩くただそれだけで・・・・
この場にいる者は・・・・
忠誠を刻み込まれる・・・
石段を登り・・・・
全てを見下ろし・・・・
「さて」
「白いヴァイパー」
「いや彼ら流に」
「白いヴァロード」
「と呼ぼうか」
「白いヴァロードの傍には絶世の女性が本当にいなかったのだな」
美しき首領・・・・・
テッド・グッ・ウェイク・・・・・
は尋ねる・・・・・
素早く答える・・・・・
ああ俺たちに御慈悲を・・・・・
愛をお与えにと・・・・
故に此れほど容易に答えがと・・・・
エルフ男は選ばれたのだと・・・・
「ハッ」
テッドは頷き・・・・
「赤髪の美女」
「アーヤ」
「金の髪の美女」
「ミカン」
「どちらも記録より劣る」
「美貌」
「ジョー」
「ヴァファイアガーディー」
「これらも記録に無い」
「ヴァイス・エロズィオン」
「もしやと思ったが違う様だ」
「悪かったな」
「お楽しみ最中に」
「そうだ私の方に混ざるか」
「是非!」
「カミラ」
「良いか?」
隅に居た赤髪の美女はあらと・・・・・
「先に聞いて下さるかしら」
テッドに傍に現れ抱き付きつつ・・・・
赤髪の真紅の瞳のドレス美女は・・・・
妖艶に微笑み伝える・・・・
「すまない」
「あらいや」
カミラは驚き・・・・
妖艶に微笑む・・・・
「素直に謝るなんて」
「何時もそうだろ」
テッドは気が付き・・・・
「ああすまない」
「君達を放ってしまって」
「いえ」
「素晴らしいを」
「「「有難う御座います」」」
四人は綺麗に頭を下げる・・・・
「ありがとう」
皆テッドに心酔し・・・・・
ヴァヴァイダーは悪を行く・・・・・
お読み頂き有難う御座います。