中二な病
ちょっとだけイジリーおか……いじりました。
今書いてる小説が、鬱展開不可避で辛くなったので、こちらに逃げてきました。
どうも、鋼鉄のざるです。
『鋼鉄のざる』って、猿なの?笊なの?って質問を、つい最近いただいたので、公言しておきます。
『笊』です。
『お前は、鋼鉄の笊だな。しっかりしてるけど、お前、笊だよな!(笑)』
そう私を評した元上司の言葉は、ぐうの音も出ないほど的を射ていました。
ごめんね元請け業者さん。ファックスで送った見積書の計算、送っても送っても、間違えてるっていう、とんでもない嫌がらせをしちまいまして……
数字が苦手なんだよおっ!
閑話休題。
さて、私の小説で最近ある人を二重人格設定にしましてね。
ダークサイドな人格が急に出てきた場面を書いたんですが、実はある実体験を元にしているんです。
今日は、その話をしてみようと思います。
あれは私が中学三年生の頃。
従妹は中学一年生で、同じ中学校に通っていました。
ある日、従妹が同じクラスの友達と三年生の教室にやってきました。
そして、人気のない階段の踊り場まで私を連れ出し、真剣な顔でのたまったのです。
「私達の前世は、光の戦士なんだ。近々、悪の大魔王が甦るのでまた光の戦士として戦わなくてはならない」
「……」
わかります?この時の私の気持ち。
親戚が『光の戦士』をカミングアウトしてきたら、あなた、どうします?
さて、私はどう対応したでしょーうかっ?
1 「何言ってんの?」と塩対応した。
2 「またまたー!冗談やめてよお」と全てを冗談にして、無かったことにした。
3 全力で逃げ出した。
4 「実は私にも宇宙から与えられた使命があるのだ。それは絶対的な人類の幸福を約束し給う混沌の神、カオースー様の第一の使徒としてこの地球の人類を覚醒せしめ……」とさらにヤバイことを口走り始めた。
正解は……5番!
「お、おう……。そうなんだ……」と、どうしていいかわからぬまま否定も出来ずに話を受け止める。
でしたー!!
日頃はイラつくばかりの従妹に、やたら優しい気持ちになった記憶が……。
ちなみに、私(鋼鉄のざる)も『光の戦士』かもしれない、などと言われ、「ま、マジか……」と頭を抱えた思い出。
いや、『光の戦士』の記憶が無いからさ!
その日はカミングアウトだけして、二人は一年生の教室に帰っていきました。
その後も、二人は『光の戦士』の話をするために、ちょくちょく三年生ゾーンに来ました。
で、なんか真剣に進捗状況を語る。
顔をひきつらせながら、聞く私。
その日、二人は残念なお知らせを私に告げた。
「ざる姉ちゃんは、光の戦士じゃなかった」
良かったー!
あれ?でも、ちょっと残念なような?
なんだ、この微妙な気持ちは!
二人はもっと残念なお知らせを私に告げた。
「○○君(この時私が好きだった男子)が光の戦士だった」
(ま、マジかーーー!!?)
なんで、こんなに男子がいる中、そこをチョイスした!?
しかも、こんな事を言い出した。
「○○君に、あなたは光の戦士だって話を伝えて、仲間にしてきて」
(終わるーーー!!それやったら、私の恋は確実に終了するやんけ!?)
でも、へたれな私。
「あー、うん。そういうチャンスとかタイミングとか、アレがナニした時に、たまたま○○君と二人になれたらな!」
断れず。
その後、「○○君には言った?」という二人の口撃を交わしながら、のらりくらりと誤魔化しまくり、そのまま卒業!!
やったぜええええ!!!
ただ、○○君にはフラレました。(爆)
こうして、『光の戦士』は『悪の大魔王』に会わぬまま、今に至ります。
いや、本当、何だったのかね、あれ。
未だに怖くて、従妹に確認できんわ。
だって、まだ『光の戦士』の戦いが続いてたら、怖すぎるじゃん!?
よく、ラノベやアニメに、中二病って出てくるでしょ?
実際に会ったらドン引き一択です。
もし家族や親戚、友人が『自分はどっかの戦士だった』とか言い出したら、皆さんはどうします?