C:[死体屋]さんが入室しました
■入室者数:2人 閲覧者:1人
□弓屋,死体屋
●[死体屋]さんが入室しました。
死体屋:オアアアアアアアアアアアンッ! 負けた負けた負けた~!!
死体屋:やってらんないやってらんない! 結局ボロ負けじゃん!?
死体屋:ティアマトの方はさておき、ボクの可愛い死霊軍団が!!
死体屋:弓屋はいるんでしょ!? 聞いて聞いて、慰めてー!
死体屋:あーあーあー、神様の甘言なんかに釣られるんじゃなかったぁ。
死体屋:神器を手に入れるはずが、コツコツ集めた軍勢がボロクソに……。大損だよ、マッタク。
●[神]が入室しました。
神:残念wwwでもお前は生きてるからまだ戦えるからよかったねwwww
死体屋:うわ~、デタデタデタ! いつもは閲覧だけのくせに来たよ神様が。
死体屋:珍しいね。ここに出てくるの。
神:だって、ワタシのこと大嫌いな奴らは死んだからな。
神:生き残ってるのはアタシの事が大好きな奴らだけ!!
神:お前もオレのこと大好きだろ? メッフィー!
死体屋:機屋達って本当に死んだの? ちょっとあっけなさすぎない?
神:死んだよ。確かに死んだ。
神:アハスエルスに殺された。
神:肉どころか骨まで溶かされて死んだよ。
死体屋:ありゃー。
死体屋:まあ、それはさておき、神様にお願いが……。
神:言ってみたまえ。言うだけはタダだ。
死体屋:神様~! この戦いで損耗したボクの軍勢を補填してよぉ!
神:お前がエルス倒せないのが悪い。ザマァwwww
死体屋:場所が悪いよ場所が。上陸作戦で戦わせるとかズルいよ。
死体屋:あそこで戦えって言ったのは神様の指示じゃん。責任取って。
神:やだよ。お前が負けたのが悪い。
神:ああやってエルス誘き寄せなきゃ、ティアマト側はもっと早く負けてたし。
神:ボクは勝てる可能性を作ってあげたのよ?
死体屋:それは天気屋に対するサービスでしょ?
死体屋:まあそれも、希望をチラつかせただけのこと。
死体屋:どう転んでもあの子の敗北は決まっていた。
死体屋:勝てるかも、って希望をチラつかせて、最後は絶望の中で死なせた。
神:人聞きの悪いことを言うなよ。
神:ワイはむしろええことしたんやで~? 天気屋が復讐遂げたらどうなるよ。
死体屋:西方諸国がボロッボロになって、いっぱい人が死んでた~。
神:そう。でも、そうはならなかった。
神:バッカスをある程度追い詰めつつも、最後は天気屋が負けるよう調整した。
神:西方諸国が滅びないよう取り計らっていた以上、救ったといっても過言ではない。
神:そうは思わないかね?
死体屋:ひどいマッチポンプだなぁ、と思うよ。
死体屋:もしくは、観客が「金返せー」って言う茶番劇って感じ?
神:いいじゃん。お前ら人類がガッカリする姿は私の大好物です。知らなかった?
死体屋:知ってた。
死体屋:弓屋もガッカリしてるでしょ? 西方諸国が滅びなかったから。
弓屋:こうなることは最初からわかりきっていた。
弓屋:天気屋ですら、こうなる事はわかっていたはずだ。
弓屋:この世界を支配しているのは神。
弓屋:我々は神の手のひらの上で踊る道化に過ぎない。
神:よくわかってるじゃん。
神:駒に過ぎないことを理解しててえらい!
死体屋:天気屋ちゃーんも気づいてたのかなー?
弓屋:気づいていても、目をそらしていただけだろう。
弓屋:天気屋が統覚教会への復讐心を抱いていても、彼女は騒乱者側にマティーニ攻めのための動機を与えるだけの道具に過ぎない。
弓屋:作戦の指示を出したのは神。
弓屋:作戦の絵図を描いたのは靴屋。
弓屋:神も靴屋も、いま西方諸国を滅ぼす気などない。
弓屋:特に、靴屋が西方諸国を滅ぼすはずがない。
神:へー。
神:へええええええええ。
神:お前、靴屋が誰か知ってたくせに、天気屋を止めなかったの?
神:よりにもよってお前が!!?
神:クズだなぁ。
神:無駄死にしにいく妹に何の言葉も投げかけてやらなかったクズが。
神:最低のクズだなぁお前は~~~~! あはははははははは。
死体屋:弓屋~、言い返さなくていいの~?
神:弓屋は自分の立場をよく理解してるから、僕に逆らわないよね。絶対。
神:身の程を理解しててエラい!!
神:死体屋クンの方はどうかな? 自分の立場を理解してる?
死体屋:神様に騙されて戦力ゴッソリ削られたアワレな被害者。
死体屋:ハーーーー! 神器ほしかったなぁ……。
神:お前に神器は似合わんよ。いや、もったいないよ。
神:神器は選ばれた人間だけが手にする事ができるものだ。
神:お前みたいなドブネズミが選ばれるわけがない。
神:選ばれなかったことを幸運に思うんだな~。
死体屋:神器ってなんなの。
死体屋:神器って誰が作ったのん?
神:ワシが作った。
死体屋:それは嘘だよね。
死体屋:神様でもあれほどのものが作れるとは思わない。
神:作ろうと思えば作れるわい。
神:作る必要がないから作らないだけ。
神:神器はたくさんあるからな。
神:たくさんになっちまった。
神:放っておいてもこの世界に落ちてくるほど、たくさん。
死体屋:ボクのとこにも神器が落っこちてこないかなぁ~!
神:良い子のところには落ちてくるよ。でもお前は良い子じゃないから無理。
死体屋:これから毎日イイコにしてるよ!
死体屋:神様の言うこともちゃんと聞くよ! ホントダヨ。
神:じゃあ、ティアマトの残党の誘導しっかりやれよ?
死体屋:バッカス王国が来ないようなところに誘導していい?
神:それは駄目! ほどよく都市から離れたところで大暴れさせなさい!
神:必要な資材は与えただろ? 着服は許さんよ。
死体屋:ちぇっ、全部倒されたら完全にタダ働きだよ。
神:まあ良い子にして頑張ってたら良いものやるよ。
神:ウチで保管している神器は駄目だけど、新しく生えてきたのとかなら。
死体屋:マジ!? 言質とったからね!?
神:そのうちの話だからな。
神:お前にしっかり働いてもらうために必要なら貸与してやるさ。
死体屋:新しく生えてくるならよくない? というかどこから生えてくるの?
神:教えない。
神:お前は余計な事を考えなくていい。私の指示に従え。
死体屋:ハイハイ。
死体屋:でもさぁ、アンデッド達をいま暴れさせる意味あるの?
死体屋:機屋も墓石屋も戦争屋も運送屋も死んだんでしょ?
死体屋:あの子達が死んだなら、もう作戦続行不可能じゃなーい? 靴屋だけでなんとかできるの?
死体屋:新しい騒乱者を補充してくれるの?
神:補充要員は用意しないよ。生きてる奴らだけで現場を回せ。
死体屋:うげ。暗黒企業~。
神:まあとにかく皆おつかれ。敗北おめでとう!
神:予定通りの敗北だから、お前らにとってはツマラン作戦だっただろうけど、
神:次はもうちょっと楽しんでもらえると思うよ。
神:靴屋が頑張れば、最後に面白い出し物が見れるだろうからね。
死体屋:また茶番劇?
神:オレの手のひらから抜け出せない以上、お前らは茶番劇だけしか出来んよ。
神:ただ、次はもうちょっと刺激的な茶番劇になるよ。
神:なにせ、主演はラスボスだからね。