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少年冒険者の生活  作者: ▲■▲
四章:復讐と裏切り
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腐肉漁り再び



「昨日はずっと野菜の皮むきしてたよ、俺……」


「あー、遠征の準備で」


「そうそう! 皮むき舐めてたわ……大量で……奥が深いんだな……」


 虚ろな目で皮むきについて語るレムスさんを見て、セタンタ君はアタランテさんに「この人大丈夫?」と聞きましたが、半笑いが返ってくるだけでした。


 今日は遠征当日。


 早朝、集合場所となった都市と郊外を隔てる市壁の外には100人ほどの人々が集っていました。


 これだけの人数の食事の下ごしらえを数日分、レムスさんはやってたわけですね。お疲れ様でした。でも、下準備する方々も苦労がよくわかりましたね。


 遠征には食料が欠かせません。


 現地で調達という手もありますが、毒を持つ魔物もおり、加えて魔物うろつく都市郊外で解体作業をじっくりやっていると時間と危険も増す事になります。


 規模が大きくなればなるほど狩らないといけない獣や魔物の数も増えるため、大規模な遠征部隊だと現地調達は最終手段、もしくは行き掛けの駄賃でついでに――という事が多いです。


 狩るとしたら野営前に狩ったのを野営地内に運び込み、暇な人達で解体して夕食に間に合えば出し、駄目そうなら翌日以降に振る舞う感じですね。


 ちなみに、レムスさんが遠征前日に数日分の野菜の皮むきをしていたのは練習……ではなく、郊外での調理を省くためです。


 事前に皮むきして切り分け、鍋に放り込めば直ぐに調理出来る状態にしておくわけですね。切った食材は特殊保存液につけ、タッパーにぎっしりと保管です。


 もちろん、生食材の食事ばかり用意してるわけではありません。


 乾麺とか乾麺とか、乾麺とかも用意して準備万端です。乾麺は便利。



「にいた~ん、にいた~ん?」


「おっ! アンニア!」


 市壁の上にやってきたアンニアちゃんが手をフリフリして、レムスさんの姿を探し求めています。早起きしてお見送りにやってきたようですね。


 レムスさんも満面の笑みを浮かべてアンニアちゃんに応えてます。


「にーたん、あんにゃ、おてがみ書いてきたよ?」


「お手紙?」


「んにっ! にーたん、応援するおてがみ! うけとって~~~!」


「おおっ! うおおおっ!?」


「あ、風で流されて行った……」


「わ~! にいたん、ごめ~ん!」


「だ、大丈夫だ! 俺が必ずアンニアの手紙をっ、ぐおおお――――!?」


 レムスさんの声が崖下に落ちたように遠ざかっていきましたが、セタンタ君達はそっと見なかったフリをして、その場をやり過ごす事にしました。



「ウチの総長レムスも阿呆な事してるけど……セタンタ君も何してんの」


「え?」


「その顔につけてる謎の仮面」


 アタランテさんがツン、とセタンタ君の頭をつつきました。


 顔全体を覆う縁日で売ってそうな仮面をつけているセタンタ君は「フッ」と得意げに笑いつつ、年上のお姉さんの質問に答えました。


「カラティンに知り合い多くて、絡みたくないから正体隠してるんだ」


「あらそう……」


「今から俺の事はセタンタ仮面と呼んでくれ」


「隠す気ある? つーか、知ってる人ならなおのこと誰かわかるでしょ」


「大丈夫だって! 俺の変装はカンペキだもん」


「アッ!! そのミスリルの槍……セタンタじゃねえ!?」


「えっ? あっ? ほっ、ホントだーーー! この親不孝者……!」


「あっ、やべっ……」


『確保ーーーっ!』


 セタンタ君がカラティンの面々に連行されていきました。


 アタランテさんとマーリンちゃんは手を振ってそれを見送りました。


 振っていると、今度は別の男の子がやってきました。


 パリス少年とガラハッド君です。


 ガラハッド君は全身を鎧で身に包んでいるため表情がよくわかりませんが、ガラハッド君と一緒にいるパリス少年はどこか自慢げ――あるいは誇らしげです。


 マーリンちゃんは少年二人にアタランテさんを紹介しつつ、パリス少年に「何か良いことあったの?」と聞きました。



「いよいよ遠征だから嬉しいんだ。何か正式に冒険者になった気分」


「あ、なるほど。これでパリスもガラハッドも一端の冒険者だね?」


「だろ? と、言いたいけど、今回は荷物運びを少しと護衛、索敵の手伝いをちょこっとだけだからなー……」


「実質、実地で見学させてもらう立場だから一端ではないな」


 ガラハッド君がそう言って頷き、パリス君も「そうなんだよ」と同意しました。


「でも、良い機会なのは確かみたいだから、色んなこと覚えて帰るぜ」


「がんばれ~。そういえば、二人共エレインさんには遠征参加は反対されてたんじゃないの? 無事に許可は取り付けれたの?」


「商会の人の指示に従って、危ない事とか単独行動したり、はぐれたりしちゃ駄目ですよって条件で参加させてもらえる事になった」


「注意事項を聞かされるだけで半日近くかかったが……」


「ふぅん……? その割に、エレインさんは来てないんだね……?」


「うん? それがどうかしたか?」


「いや……うん……ちょっと引っかかっただけ」


 マーリンちゃんは眉根を寄せ、思案顔になりました。


 ただ、答えに至るには判断材料が少なく、少年達に問いかける事にしました。



「二人は今回の遠征の目的は聞いてる?」


「アスティって都市があった跡地に行くんだろ?」


「具体的に何をやるかは今日発表、と聞いているが……護衛としてつくマーリン達も目的は明かされていないのか」


「そういう遠征もあるよ。ギリギリまで隠して漏洩とか防ぎたい時とかね」


「鉱石とか取りに行く遠征とか、ね。他所に情報漏れて先回りして掘られるのを防ぐってわけ。まー、今回の目的が仮に採掘目的でも――」


「先回りして見つけるには広いとこだから、難儀するかな」


 口を挟み補足してきたアタランテさんの言葉をマーリンちゃんが継ぎました。


 ギリギリまで目的を隠すのは「横取り防止」のために珍しい事ではありません。場所すら伏せられる事すらあるほどです。


 ただ、どこで何をするかを伏せるという事は雇い入れる者達に開示する情報を絞るという事なので、誘いに乗ってくれない事もあります。


 そこは情報開示せずとも信じてもらえるような信頼関係を構築していくか、隠さなくても良いような遠征を企画する必要がありますね。


 レムスさんが手紙を手にニコニコ笑顔で帰ってきて、セタンタ君がまだ帰ってこない中、今回の遠征の遠征隊長さんが出てきて、一同に声をかけました。


「皆、朝早くからご苦労さん。今日からしばらく、ふかふかベッドとはおさらばして活動してもらうけど、その分お賃金出るので頑張って頂戴ね」


 出てきた遠征隊長さんは男性でした。


 無精髭を生やした年配の方ですが、体つきはこの場の誰よりも立派なものをお持ちでした。腕どころか手指すら太く、背丈は4メートルを超えています。


 巨人ジャイアントという種族の男性です。


 多種族国家たるバッカス王国には身長3メートルを優に超える巨人種の方々も――比較的少ないながらも――暮らしており、体躯を活かして冒険者として活動している方もいらっしゃいます。


 遠征隊長さんは年長者の落ち着きと飄々とした軽さを混ぜ合わせて出来たような口ぶりで皆さんに語りかけつつ、自分の片目を軽くほじくっていました。


 眼帯をつけており――どうも隻眼のようです。


 治癒魔術による治療が発展しているバッカス王国において、目玉は欠損していようが時間かければ完治させる事が可能なのですが男性は治してないようですね。


 遠征隊長さんの名を、エイさん。


 バッカス建国よりずっと前から戦い続けている大ベテランの冒険者さんで、現在は冒険者クラン・カラティンに所属し、のんびり活動中です。



「今回の遠征は若手の訓練兼ねての遠征でもあるんだけどさぁ……ゴメンねぇ、オジサン一人900歳超えで平均年齢上げちゃって。でもさぁ、オジサンも若い頃はバリバリ元気に戦っててねぇ、例えば500年前にキュクレ――」


「隊長! そういう長話勘弁してください……!」


「学院でその手の長話は聞き飽きてるんで」


「あ、そう? 何か寂しい……じゃあ、お仕事の話しようか」


 エイさんは側近の方々に足を軽く踏まれ、寂しそうに長話を止めました。


「今回の遠征は目的地となるアスティ市街跡まで4日かけて移動。そこで数日滞在するんだけど、出来れば2日以内で済ませたいねぇ……。それで、目的を達成したら帰りは5日ほどで余裕持って帰るって事で」


 遠征隊長エイはそこで言葉を止め、頭を掻きつつ、セタンタ君が逃げないように縛り付けている掲げている人を指差し、「こらこら、降ろしてあげなさい」と言いつつ、チラリ、と自分の手のひらを見ました。


 説明用のカンニングペーパーを見ているようですね。


「ええっとねぇ……気になってる人もいるだろうから、そろそろ遠征の目的を言っておこうかな。今回の目的は鉱石です」


「採掘遠征ですね!」


「はい、その通り。ま、予想はついてた子も多いだろうけどねぇ……鉱石は確実にあるから、頑張って取りにいって、頑張って稼ぎましょう」


「鉱石情報の出処は?」


「信頼のおける山師ちゃんから買い取りだよ。まー、心配せんでも……カラティン総員はともかく、今回来てもらった一部隊分を肥えさせる量はあるから、頑張りましょう。程々にね」


「その山師さんは?」


「実は先遣隊と一緒に先行中。道案内と、どこに埋まってるか正確な位置も教えてくれるわけだねぇ……先遣隊は昨日のうちに出たんで、僕らはまあ……向こうが現地ついた翌日ぐらいには到着したいねぇ?」


 そこは皆の頑張り次第。


 そう言い、エイさんはその他の注意事項もカンペ通りに話しました。


 全て伝え終わると、「ま、こんな感じかな」と言って嘆息しつつ、「あー、あと、ごめん、もう一つあるんだよねぇ」と言いました。



「実は皆に探しものをお願いしたいんだよねぇ」


「鉱石ですか?」


「じゃなくて、行方不明の飼い犬探し」


 遠征隊長さんの言葉に皆さんが首を捻り、顔を見合わせ、真意を問うたところ「文字通りの意味なんだけどねぇ」という言葉が返ってきました。


「ま、詳細は依頼者から直に語ってもらおう。どーぞ」


「へい、へい、ごめんなすって」


 遠征隊長さんの横に男性と思しき人物が出てきました。


 遠征部隊の参加者ではないようです。


 顔を隠すようにローブを目深に被り、揉み手をしながら出てきた猫背の男性は「ちょいとね、皆さんに飼い犬探しを手伝って貰いたいんでさぁ」と言いました。


「実はですね? わたくしめが人から預かってた犬っころがですね? 逃げちまいましてねぇ? いやー、困ってるんですよぅ」


「困った事だねぇ。どうも、僕達が向かう方向……都市郊外に向かって走っていったのが最後の目撃情報らしくってねぇ」


 どこに行ったかわからず、困ったなぁと思っているところでカラティンの面々が集合場所に集まってきた事もあり、頼み込んできたようです。


「まー、ワンちゃん一匹を都市郊外で見つけるとなると、ちぃと難しいから見かけたら確保するって事でよろしくねー。見つからないなら仕方がない」


「いやいや旦那! 報酬前払いとして酒を渡したでしょう!? 頼みますよぅ」


「正直、この安酒じゃあ事のついでぐらいしか約束出来ないねぇ……」


「えぇー、そんなー、参ったなぁ……」


「どんなワンちゃんなんですか~?」


 と、言いつつビシッと手をあげたのはマーリンちゃん。


 お酒はさておき、ワンちゃん可哀想な事になってるかもなので、「ついでなら」と得意の索敵・観測魔術を頼りに道中で探そうと思っているようです。


 遠征隊長さんがあまりやる気ではないのを見たローブ姿の男性は揉み手しつつ、マーリンちゃんの問いに答えました。



「小さくて鼻が短くて、不細工な犬っころですよ」


「犬種は? 犬の種類」


「さあ……? ありゃ、なんですかね? まあ、小型犬でしょうよ。耳が垂れてて、尻尾はくるんと丸まってて……ええっと、毛が短くて……ああ、顔もシワが寄ってる、とにかく不細工なヤツですよ」


「んー? ドワーフマスティフかな?」


 わかりやすい名前で言うと「パグ」ですね。


「あ、毛色は? 使い魔じゃないの?」


「使い魔だったら扱いも楽なんですがねぇ。フツーの犬ですよ。毛は、白だったかな? ただ鼻周りは黒くて、とにかく不細工なヤツなんですよ」


「不細工言い過ぎ……」


 マーリンちゃんは苦笑いしつつ、特徴をメモに残しました。


 残して、ワンちゃんの名前も聞いておこうと思ったところで、隣に立っているパリス少年がとても訝しげに首を捻ってるのに気づきました。


「パリス、どうかした?」


「いや……あの人の声、どっかで聞いた事が、あるような……?」


「んー、そう? 顔見ればわかる?」


「たぶん」


「そりゃ」


 マーリンちゃんは魔術で軽く風を吹かせました。


 その風にローブの頭巾をすくわれた男性は一瞬ポカンとした様子で――自分の素顔が衆目に晒されたのに遅れて気づき――慌てて隠そうとしました。


 しかし、それより早く少年少女が叫びました。


「あっ!! ラカムのオッサンじゃん!?」


「ククルカン群峰で円卓会の人達にしばかれてた、腐肉漁りの人じゃん!」


「ゲッ! しまった……!」


 ローブ姿の男性、腐肉漁りのエルフさんは急いで逃げようとしました。


 逃げようとしましたが、隣に立っていた巨人の遠征隊長がヒョイとつまみ上げ、エルフさんは――しばし頑張って手足を動かして走っているつもりだったようですが――やがて自分が地面とサヨナラしている事に気づきました。


 わめき、暴れ、逃げようとしたものの遠征隊長は手放す様子が無く、体格差からネズミがつまみ上げられる様子を連想した冒険者さん達は笑いました。


 笑って、マーリンちゃんの言葉を思い出して不審げな目つきになりました。


 腐肉漁り。


 他の冒険者が狩った魔物の死体を漁る者。


 時に人の死体を漁り、それを生業とする冒険者くずれ。


 真面目に冒険者をやっている人達にはウケが良くない言葉です。



「ぐぐ……くそったれ……! こいつらに声かけるの止めとけば良かった」


「腐肉漁りのオジサン、何してんの?」


「さっき言っただろボケ茄子! 人から預かった犬っころ探してんだよぉ!」


「いやいや、それだけなら別に逃げる必要無いでしょ」


「あー……いや! いまの反応見てみなさいよ、こうやって見世物のようにされて、腐肉漁りってだけで訝しげに見られる可哀想な俺をよぉ」


「自覚症状はあるんだ……」


「こちとら王様に犯罪者として捕まってるわけでもないのに、な~んでこんな差別されなきゃならんのかね? 死体の有効活用してるだけだろうに」


「はいはい、あんまり下手な事を喋らん方がいいよ」


 遠征隊長さんが肩をすくめつつ、「腐肉漁りに痛い目見せられたような冒険者もいるからねぇ」と言うと猫背のエルフさんは大人しくなりました。


 どこかふてくされた様子でブラブラと宙吊りになってます。


「キミ、何の目的で僕らに声かけてきたの?」


「何度も言わせないでもらえますかねぇえぇえぇ!? えぇえええぇぇっ?!」


 エルフさんが宙吊りのまま軽く揺さぶられました。


「おげぇっぷ……き、昨日の酒が……で、でそう」


「出したら投げるよ。目的は何かなぁ?」


「だ・か・ら! 知り合いから預かった犬っころが逃げたんでさぁ! それをわざわざ探そうとしてて、わざわざ報酬として酒買ってきたんですよぉ!?」


「ホントかねぇ? その、犬を預かった知り合いの名前は?」


「ケパロスの旦那でさぁ」


「えっ……」


「ん?」


 マーリンちゃんはエルフさんに反応し、もれたと思しき声を聞きました。


 ただ、咄嗟の事だったので誰かわからず、「誰だろう?」と思っていると――声が聞こえた方向とは別の人物――遠征隊長が首をひねっているのを見ました。



「ケパロスと言うと、ウチの情報提供者の山師がケパロスなんだがね?」


「ドワーフの?」


「そうそう、ドワーフの。僕ら本隊より先行してるんだがねぇ」


「ああ、仕事で出てくるから犬を預かってくれって言われたんで……ふーん、仕事ってカラティン絡みだったんですねぇ……」


「犬が主人を追っかけて、郊外に出ていったと?」


「そういう事かもしれないですねぇ。あぁ、面倒かけさせる犬っコロ……」


 猫背のエルフさんは本当に面倒くさそうに額に手を当て、天を仰ぎました。


 特に嘘を言っている様子も無く、遠征隊長さんも「ケパロス」という人物と「犬」の繋がりは少しわかるらしく、「なるほどね」と呟きました。


 呟き、エルフさんをそっと地面に降ろしてあげました。


「まあ、ホントに犬が郊外に逃げたなら探してあげよう」


「いやマジで探してもらわないと、わたくしが困りますんでぇ」


「ケパロスから預かり賃でも約束されてんのかな?」


「へへっ、そりゃ、商売上の秘密でさぁ。まー、それと、ケパロスの旦那にはちょいとだけ貸しあるんで、マジで頼みますよぉ~? 皆さん方!」


 じゃ、そゆ事で――と猫背のエルフさんはスタコラ去っていきました。


 反応や腐肉漁りという生業が気に入らず、睨んでいる冒険者さんもいる事もあり、一度解き放たれれば去っていくのも早いものです。


 遠征隊長さんはやれやれと言いたげに頭を掻き、それを見送りました。



「まー……なんか、怪しげな依頼だったけど、ケパロスが犬を飼ってるのは事実でねぇ。さっきの腐肉漁りより、ケパロスのためにもついでに見つけてほしいねぇ」


「捕まえたら爆発したりしません?」


「しないといいねぇ」


「犬の名前は?」


「確か、ライラ……何とか、って名前だよ」


『ライラ何とか』


「要は縮めてライラって名前だよぉ」



 見つけたらよろしくねぇ、と遠征隊長さんはノンビリした様子で言いました。


 一悶着あったものの、これにてカラティンの採掘遠征部隊出発です。




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