アイオワ級戦艦第二次近代化改装案(イージス・システム搭載案)
・満載排水量:55,714m.t.
・兵装
16インチ砲×0
5インチ砲(38口径)×8
CIWS×4
トマホーク巡航ミサイル×324
スタンダード・ミサイル(SM-2)×100
ハープーン対艦ミサイル×16
シー・スパロー
・搭載機:SH-60B×4
・レーダー
AN/SPS-49&AEGIS
AN/SPS-67
・其の他
AN/SYS-1搭載
戦闘群指揮所を新設。
小型格納庫を新設。
艦尾甲板はそのまま。
750kWディーゼル発電機を3基追加。
乗員数1,444名
アイオワ級の近代化改装第二段階として計画された案の一つ。
主砲塔を全て撤去し(主砲の爆風がイージス・システムに影響する為)、ミサイルを大量搭載した案。
図が無いので具体的な配置方法は分からないけど、後部艦橋を撤去して付近の上部構造を拡大し、そこにVLSを突っ込んだのではないかと思われる。
根拠としてはイージス・システムを搭載しない別案がそういう搭載の仕方をし、トマホークが424発に増える代わりにスタンダード・ミサイルが消える事が挙げられる(片舷に61セル×3基と29セル1基らしいがはっきりは分かりません)。
これ、VLSの中身を入れ替えただけなのではないだろうか?
廃案となった理由は
・VLSを防御しづらい。
・海兵隊から主砲撤去に対する強い反発があった。
・そもそも改装費用がバカ高い(20億5000万ドル~22億5000万ドル)。
等々。
1970年~80年代の案らしいですが、空母カール・ビンソンの建造費が20億ドル、エイブラハム・リンカーンとジョージ・ワシントンが2隻で67億9530万ドルらしいので確かに高い。
そして個人的にも主砲撤去は好みではない。
この案よりは主砲を残してトマホーク×96、ハープーン×16、シー・スパロー×4に抑えた案の方が好き。