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夢~そして邂逅

戦況は自軍が優勢で敵の数々見たときよりもかなり減っている


敵の継続戦闘力の低さに加え敵軍にも全くまとまりがなく戦闘技術もまるで新兵のようだ


何よりも将軍機や隊長と言った汎用型ではない専用の機体も見当たらない


そして


「っーぁぁぁ」


「はははっ」


近くの悲鳴と笑い声を聞きそちらを見てみるとあの緑の野郎がいた


緑の野郎はまるで蠍を彷彿とさせるSSを身に纏い両腕のハサミ状のアームで敵のSSを逃がさずシールドを消滅さて挟み潰していく


そして背中から頭の方に伸びた尻尾の状のパーツからエナジーレザーが発射され敵機のエネルギーでは耐えきれずに強制解除と共に爆発しSSの破片だけが無惨にも地上に落下していく


奴はこちらを気にもせずに次々と敵機を撃墜していく


これのままでは敵が全滅するのも時間の問題だろう


襲いかかってきた敵のソードをソードで受け止め力で押し返しさらにもう一撃加え相手が体制を崩した所にミサイルを一発撃つと強制解除が発動し敵が地上に降下していく


戦場はもはや戦場では無くなっていた


ゴーグルにある敵の反応は1機のバラけた味方に次々消されていく


これはあの緑の野郎とその他3人だろう


恐らく各々が専用機持ちで戦力差はもう目に見えている


「我が軍敵本城完全制圧!


生存者は全員制圧地点に集合!」


味方機からの通信が入り敵の残存兵も蜘蛛の子を散らしたように次々と各方向に逃げていく


「逃げるなよ…まだこれからだろ」


狂喜に満ちた緑の野郎は逃げる敵の背に向かって尻尾を構えている


「……もう終わりだ」


「…っち……邪魔すんなよ」


止めに入ろうとした瞬間に別の奴が射線を遮る


こいつも緑の野郎と一緒にいた奴だ


こいつの機体は例えるなら鳥


真っ赤な機体に羽のような翼


ブースターからは煌めく赤い光がこぼれ落ち真っ赤な剣が握られている


緑の野郎はそのまま去って行き赤い野郎はチラリとこちらを見てそのまま城に向かって行った


俺はしばらく赤い野郎の背中を見つめてから集合地点に設定された城の屋上に降り立った

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